M3GAN ミーガン 2.0のレビュー・感想・評価
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「攻殻機動隊」の先見性
劇場公開がキャンセルされ、配信に直行したことから、期待値低めで鑑賞。
酷評されているが、私は嫌いじゃない。
ホラーだった前作から、SFアクションへとジャンル変更を計った本作。
観客の期待は、ミーガンが再び暴走し、大暴れする内容だったろう。だがそれを裏切ってみせた。
それは、ジョーカーの1&2を思わせる。
本作ではミーガンが仲間となって巨悪と戦う、まるでターミネーターを思わせる展開。
「そうじゃない」と観客が憤るのも分かる。
でもそれより私が注目したのは、ミーガンが「攻殻機動隊」の「人形遣い」に思えてきたこと。
実際、テーマは近い。どちらもAIと人間の違いとは?を描いた作品。
さらに「攻殻機動隊」の凄さが本作で改めて認識。それは、30年以上前にこの未来を予想していたこと。
残念なのは、ストーリーが複雑になったこと。いやいや、観客はその複雑さ、求めてないから。
もっと単純に、ミーガンのコピーが流出、暴走して、それをミーガンと主人公が止めようとする。
って単純な展開で良かったのでは?と思う。
AI開発における人間の叡知の重要性が示唆されいて、前作よりずっと面白かった。
ジェラルド・ジョンソン・原案・脚本・監督による2025年製作(122分)のアメリカ映画
原題または英題:M3GAN 2.0
米国でヒットせず日本では劇場公開されなかったとのことだが、前作よりずっと面白かった。新たに登場した超強力な殺人AI人形「アメリア」に対抗するには、前作での暴走が記憶に残るAI「ミーガン」を復活させるしかないということに、オープンAIが日々進化している中、大きなリアリティを感じてしまった。進歩著しいAIの有意義な未來は、結局人間の先見性に基づいた智惠次第というメッセージ性も感じた。
前作と異なりミーガンが、姪ケイディ(バイオレット・マッグロウ)のために、ボロボロになるまで健気に闘う姿に、驚きとある種の感動を覚えた。そしてミーガンはあくまでプログラムだから、家電製品だろうがおもちゃのロボットだろうがスーパーカーだろうが、そこへプログラムが入っちゃえばミーガンの意思で制御できる状態になるっていう設定も、AIの本質であるが今まで見たことが無く、とても新鮮に感じた。ケイティが、ITオタクで格闘技をも身につけていて悪党たちをやっつけれる程に強いという設定も、ストーリーに意外性が持たせて面白かった。
ラスト、ミーガンの体は完全に破壊されたが、バックアップをちゃんととってあるよというオチも、良く効いていて小気味良く感じた。
監督ジェラルド・ジョンストン、製作ジェイソン・ブラム 、ジェームズ・ワン アリソン・ウィリアムズ、製作総指揮ジャドソン・スコット マーク・D・カッチャー マイケル・クリアー アダム・ヘンドリックス グレッグ・ギルレス 、ジェラルド・ジョンストン、 ルーク・シャープ、キャラクター創造アケラ・クーパー ジェームズ・ワン、原案ジェラルド・ジョンストン アケラ・クーパー、脚本ジェラルド・ジョンストン、撮影トビー・オリバー、美術アダム・ウィートリー、 ブレンダン・ヘファーナン、衣装ジェリアナ・サン・ジュアン、編集
ジェフ・マケボイ、音楽クリス・ベーコン、音楽監修デボー・イェーツ ゲイブ・ヒルファー。
キャスティング
テリ・テイラー サラ・ドメイアー・リンド、ジェマアリソン・ウィリアムズ、ケイディバイオレット・マッグロウ、コールブライアン・ジョーダン・アルバレス、テスジェン・バン・エップス、ミーガンエイミー・ドナルド、アリストテレス・アタリ、ティム・シャープ、ミーガン(声)ジェナ・デイビス、イバンナ・サクノ、ジェマイン・クレメント。
いったい何を見せられてるんだか
『ミーガン2.0』――AI的映画としてのハリウッド自己複製装置
前作『M3GAN』(2022)は、現代版『チャッキー』とも言えるAIドールによるサイコスリラーとして話題を呼んだ。だが続編『ミーガン2.0』が提示するのは、もはや恐怖ではない。本作が描くのは「AIの暴走」などという倫理的主題ではなく、ハリウッド映画そのものがAI的構造を持つという現象である。すなわち、既存フォーマットを再構成し、成功モデルを自己複製していく産業システムの可視化である。
物語の骨格は『ターミネーター2』の再演だ。かつて脅威であったAIが今回は守護者となり、より危険な新型機と対決する。前作のホラー要素はほぼ排され、アクション娯楽へと完全転換している。このジャンル変化を“裏切り”と捉えるのは誤りだろう。むしろ『エイリアン2』『ターミネーター2』以来、続編制作の常套手段として確立した「拡張と転調」のビジネスモデルがここでも忠実に踏襲されている。
注目すべきは、散りばめられたオマージュ群の「経済的機能」だ。『遊星からの物体X』のポスター、義手修理のシークエンス、センサー越しの追跡劇──これらは単なる引用ではなく、観客の記憶資産を流用する参照型の脚本設計である。観客が過去作品を想起することで理解コストが下がり、即座に“わかる”物語として消費される。つまり、『ミーガン2.0』はAIをテーマにしながら、制作そのものがAI的生成=データ再構成の手法を模倣しているのだ。
この意味で本作を「ご都合主義」と批判するのは筋違いである。むしろ、リアリティよりも反復構造に徹した潔さこそ、現代ハリウッドのドライヴそのものを示している。AIの暴走よりも速いのは、ヒットフォーマットを自己複製する映画産業の速度であり、『ミーガン2.0』はその現場報告書のような作品だ。
結論として、本作は“AI映画”ではなく“AI的映画”である。そこには思想的深みも倫理的緊張もない。だが、引用・模倣・拡張というプロセスを極限まで純化したこの作品は、ハリウッドという巨大生成装置の構造美を可視化する。批評の対象はミーガンというキャラクターではなく、それを生み出す装置=映画産業そのものに他ならない。
可能性が少ないが3.0を期待
ミーガンの続編報道で大喜びしたも束の間、海外での大不評のため日本上映が中止となって落ち込んだが、日本以外全世界の国々で一位になったアバター2が日本だけ二位以下(アニメに負けてた)という特異な国なので十分ヒットの可能性はあるのではないかなと
で、突然のサブスク配信、早速鑑賞させていただきました
前作はSFホラーでしたが、続編はSFアクションになってます
前作ではミーガンは出ずっぱりでしたが、今作は声がメインで後半に出てきます
数年経ってるためか少し成長(大きくなってる)してますが直ぐに顔面破壊されてしまいますが
ミーガンダンスは一瞬だけでファンにとっては残念です
敵役のロボットがターミネーター3の女性ロボット(液体金属ではない)みたい
ジェマは成長してませんが娘のケイディは合気道を学んで強くなったり、過保護の中でもちゃんと上手く成長してました
海外での不評の原因は盛り過ぎとミーガンの実体出演の少なさかもしれませんが、SFアクションとしては中々面白かったですよ
配給的には続編の可能性は低いです
しかしミーガンがこのままじっとしてるわけがありません
3.0を期待してます
ミーガンにこういうの求めてない
第1作を絶賛したものです
せっかくミーガンのファンになったのに
ファンを完全に無視しましたね
興行収入が伸びなかったのも納得です
よく昔
「パート2は駄作」説が語られたもんですが
久しぶりにそれを体感した感じです
完全にホラーではなくなったので
ホラー苦手な方はどうぞ
ホラーファンはガッカリです
純粋に面白かった
日本では公開せず、国外では評判が悪かったため、期待をしていなかったが十分に楽しめた。
一作目と方向性が違いホラー要素低めでアクションに重視した作品。
今作を見る前に前作も視聴したが前作からスタイリッシュアクションにも重きを置いていた様にも感じられたので思いの外、違和感なく見れた。
ミーガンと共に巨悪と戦う展開で前作の敵が味方になる展開はありきたりだが好みの展開なので熱くなれる。終盤の展開も最後のシーンもそうだけど王道的な内容なのでその手の内容が好きなのであれば見るに値します。
仮に次回作があるのであれば次も方向性の違う作品になりそうでそれはそれで楽しみ。
ミーガンがカッコよかった
劇場公開予定が、アメリカでの興行収入が上がらず、日本では公開中止となってしまいました。
残念でしたが、Amazon primeで配信になり観られて良かったです。
みなさんも感想で書いてるように、1作目とはジャンルが異なっていて、ホラー感、サイコスリラー感はゼロで「戦うAIドール」(笑)アクション映画です。
私としては、ホラーとドール好きなので、前作の感じをそのまま引き継いで、気味の悪いドール路線でいって欲しかったなぁとは思いますが、これはこれで面白かったです😊
前作では、ゾッとするようなミーガンの存在が、今回はカッコいい💕って感じです(笑)
ジェマや姪のケイディと味方同士になって、戦ってくれる姿は頼りになるし、強すぎます。
パッと聞いただけでは、理解しにくい台詞もでてきますが、難しくて聞き流してても、アクションシーンを観てるだけで面白いです。
気軽に観られる作品です。
ミーガンのようなロボット欲しくなりますね😊
踊るミーガンが好きかも。
オリジナリティはないが、ポップコーンムービーとしては面白い
1より好きかも知れん
米国不評で日本では公開中止、配信スルーになるってどんだけつまんないんだろうと別の意味でワクワクしてたのに!すごく楽しいアクションコメディ映画に仕上がってるじゃないですか!ホラーみはほぼゼロwジャンル変わっとるー!
でも別に面白いんだから良くない?ダメなん?ドントブリーズ並に違うジャンルの続編だけど、面白ければもうどうでも良くない?キャラもブレてないし、相変わらずジェマにはイライラするし!
ケイディの聡明さに、ミーガンの執着。そして巻き起こるドタバタ劇にアクション。エンタメ的には大満足ですけど???
日本人がこういうの好きなだけなん?むしろホラー苦手な人が多いから気軽に勧めやすくなって、前作よりも万人にオススメ出来る!
しかもプライム定額配信で観れちゃうなんて!良いんですか!?良いんですよ、みんな気軽に見て〜!
T-2?
今夜(2025/11/02)観ました。
前作のあらすじはほぼ忘れましたが、問題なく楽しめます。
ケイディちゃんは前回、愛犬を含む家族をミーガンに殺され、その後ジェマさんに引き取られ、ギクシャクした関係を続けています。
世の中はAIが発達し、至る所に蔓延っています。AIに恨みや怒りの概念があるのなら、どうなってしまうでしょう。本作を観るとこれからの人々の暮らしに少し背筋が寒くなります🥶
『ターミネーター』では、サラ・コナーの命を狙う敵だったシュワちゃんは、続編では味方になります。本作はその関係を思い出させる展開で、思わずニヤリとしてしまいました。ただ、敵ロボ役のアリソン側のストーリーには一捻り加えられていて、すこし同情してしまいます。
木人拳の稽古を難なくこなすミーガンちゃんに、ブルース・リーが重なって見え、クライマックスのロボットバトルでは『チーム・アメリカ』のクライマックスを思い出し、思わず笑ってしまいました😂
十代向けの映画と思いきや、まさかの女性器や性病に関するジョークがぶち込まれていて、こちらでも吹き出してしまいました(笑)
オープニングから30分ちょっとの間は、退屈そのものでしたが、それから一気に挽回。気がついたら食い入る様に観入っていました。
前作の伏線回収、ミーガンやジェマの贖罪や反省などをみられ、考えさせられました🥹
少し卑語はありますが、家族で楽しめる良作ですよ!
今おこっているリアルホラー
なんで日本公開されなかったのか不思議
Amazonプライムで視聴。
公開時、米国での評価は散々だったようだけど、予想に反して面白かった。
前作はSFホラーとして良作だったわけだが、今作はアクションコメディだと思う。
30分くらいで(何が不評なんだろうどこかで面白さが失速するのかな?)と思いながら、結局最後まで面白いままだった。
映画好きなら思わずクスッとなる小ネタが満載の所も、スタッフがノリノリで作ったんだろうなぁっていうおふざけ感も悪くない。
次回作もあるなら期待して良いと思う。まぁ、次はまた良いホラーを期待したいわけだが。
そう、言うなればホラー映画では本来、3以降でやるおふざけ編を2でやってしまった感はある。
しかし良いではないですか。私達はミーガンって言う怖可愛い主人公を手にしたのだし。是非ともケイディが大人になってしまう前に、ミーガンにはまた怖い登場してもらいたい。まだいくらでも怖く出来るし、話も展開出来る。
アメリア(AMELIA)が面白い
2025年公開予定でしたが、直前にキャンセルとなった曰く付きの「M3GAN/ミーガン 2.0」を見ました。
前作のレビューで続編に期待すると書きました。
しかし、アメリカの公開では不入りだったようで日本での公開は見送られ、そのことでさらに興味が増し、配信でようやく見られました。
内容はと言うと、前作のホラー的テイストを求めるとガッカリします。
違う映画だと思って見たら、まあそれなりに楽しめます。
前作で狙い所は全部出し切ったというところでしょうか。
メインキャラクターのミーガンよりも、その技術をベースに開発されたサブキャラクターのAI搭載軍事目的ロボット アメリア(AMELIA=Autonomous Military Engagement Logistics and Infiltration Android 自律型軍事エンゲージメント・ロジスティクス・アンド・インフィルトレーション・アンドロイド)が面白い。
こちらもアシモフのロボット三原則なんて全く無視です。
どうやら「ターミネーター2」や「エイリアン2」的なところへ行き着こうとしたかったみたいですが、大成功とまでは至っておらず、中途半端な印象です。
しかし、これでシリーズ化の下拵えはできたので、続編に期待します。
(作られるかどうか知らんけど)
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