「日本「でこそ」やるべきだったかも(苦笑)」M3GAN ミーガン 2.0 猫茄子さんの映画レビュー(感想・評価)
日本「でこそ」やるべきだったかも(苦笑)
せっかくなのでアマプラで視聴、のっけから吹替だったもんで、日本上映やる気満々だったんだろなと苦笑( ^_^ ;)
あまりにジャンル転換しすぎが興行的には敗因だったのでしょうが、SFアクションとしてなら充分及第点。テンポ良い展開の中に、AIの暴走と対話・過ぎた技術を得たヒトの狂気・そして前作へのアンサー等、存外よく出来てます。
正直、エピソードやセリフ諸々、全体的にもうちょい絞った方がいい感、は否めないものの…各登場人物の暴走っぷりといい、溢れ出るツッコミどころやネタといい(「あなたが見える」は吹き出してしまったw)、個人的にはもう、愛すべき莫迦映画(勿論褒め言葉)の一つになりましたw
これはねぇ…『日本でこそ』劇場公開すべきでしたわよ( ^_^ ;)
10/31補足。
ネタ面が目立ちますが、合間にきっちり描かれるのが都合よく善反転したミーガン……ではなく、彼女自身やや持て余し気味の「自我」と、(主にジェマとの)言い合い・疑心暗鬼の応酬。彼女の言うように初代時は「学習が足りなかった」のであり、またジェマのAI設計が未熟だった側面もあったのでしょう。
紆余曲折の末彼女らが「共生」に至る様は、もちろん寓話ではありますが、ヒトとAIの1つの理想かも知れず、なんなら、ヒト同人が平和に至る道でもあるやも知れず…と。思わずにおれませなんだ。
なんとも荒削りながら『良い全部盛り』映画を創ってくれたものですわ…。
余談、個人的には、テイストは全然違えど『超級アイオーン誕生・共生譚』として、「アイの歌声を聞かせて」と妙な共通点を感じてしまうのでした。
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