「そもそも《心》とは何ぞや。」M3GAN ミーガン 2.0 デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
そもそも《心》とは何ぞや。
なんだよ!ちゃんと面白いじゃぁないか!
日本での上映を中止したヤツの眼は節穴か!
でも、まぁ、、色々オトナの事情や都合も在ったんだろうな。
常に問われるのは、“道具”の脅威ではなく、«使う者»の“心根”である。
ただ…その«道具»に意志が宿ったならば?
その道具は…«ヒト»にはなれないのだろうか?
決して【裏切る】と云う事を知らず、そんな考えさえ1ミリも過ぎらない…睡眠も食事も、汎ゆる排泄さえも不要で、感情に左右されず、バッテリーと鋼鉄の身体さえ保てば、何百年と対象を護る…たとえ火の中・水の中、どんな苦痛を前にしても退かず怯まず、死さえも恐れない…ほぼ永久不滅の絶対守護者。
ソレが只のインプットされた“プログラム”だったとしても、
我々人は、、人間は、ソレを《愛》と喚ばずにはいられない。
A.I技術、アンドロイド、ロボット工学…その行き着く先にミーガンやアメリアがいたとして、
確かに…軍事に使いたがるのは目に見えてる。
先進国なら兵士と云う人死が格段に減るだろうし、
商業化されたなら…多分…いや、間違いなく性産業が飛び付くと思う。
私の様に醜悪な見た目の男も…女性も、好きなタイプのカノジョ・カレシを、金さえ有れば造れるし、買えてしまう。
恐らく…ヒト自身でさえも、改造するなりして、ガチの仮面ライダーなり009なりが現れて…寿命ちゅう概念が薄れるか…果ては消えてしまうかも。
それに反目して、極端なナチュラル思想が宗教みたいに先鋭化するかもしれない。
人間と機械の境界が曖昧となり、最早…«人類»が居なくなるやも。
勿論、今から何百…何千年後の夢物語だろう。
それが悪なのか、否か…
「老いることも死ぬことも人間と云う儚い生き物の美しさだ。老いるからこそ、死ぬからこそ、堪らなく愛おしく尊いのだ」
この台詞が大好きな私にとっては、パッと見…二律背反な考えだが、
『アンドリューNDR114』の様に、人間の儚さと機械は共存出来まいか?
あっ、、でも、やはり無理か…
【死】してこそ、【人間】と呼べるから。
