「楽しくまぶしく甘酸っぱい王道の青春映画」あの夏、僕たちが好きだったソナへ かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
楽しくまぶしく甘酸っぱい王道の青春映画
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ジヌの回想だから、若干のバイアスがかかって深刻な思い出が除外されているのかもだけど、真剣に考えるのは将来に向けての大勝負、「大学修学能力試験」のことくらいで、後はあまり何も考えていない。仲の良いお気楽な仲間たちがいつもそばにいる、おバカな、はじけるような高校生生活が楽しくてまぶしい。
試験が終わった後の解放感は私も覚えがあって、彼らの浮き立つ気持ちが我が事のようでした。
ソヌが好きで好きでたまらないのに、どうしても伝えられないジヌ、ソヌが「受験に失敗しちゃった」と泣きながら電話してきた時点で、ソヌの気持ちが分かっただろうに、なんでもう一押ししなかったかなあ。思うようにできないのが青春でもありますが。
高校卒業して別々の大学に行っても「トモダチ」として続いていたのに、卒業後も高校時代と相変わらずのジヌと、就職して人生の新しい局面と向き合うようになったソヌでは、価値観が違ってくるのは明らか。結婚せずそれぞれ別の道を歩んでいくのが良かった。
仲間内で他のメンバーの引き立て役になりがちな太めのイエローと地味なソヌの親友が、才能豊かでだれよりも早く相思相愛の仲になって、その道で成功しつつあるのがとても良かった。
このジヌの回想は、いつの時点でのものか。
ソヌの結婚式時点らしいが、なんだか半端で、もう少し後の40~50代での回想の方が良かった気がする。
楽しくまぶしく甘酸っぱい王道の青春映画でした。
ダヒョンが美しくて見とれてしまった。
映画館の観客層がいつもと違って、若い女性の2人連れが目立ったんですが、誰目当てだったのかしら。
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