コンスタンティンのレビュー・感想・評価
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地味なキアヌが悪魔を祓う、リアリティは○。
圧倒的な肉体的強さでもなく、強力な技でもなく、
生身の人間が到達出来そうなレベルなのが新鮮。
キアヌのアクションを期待していると肩透かしに。
天使と悪魔、天国と地獄、均衡というバランス、
キリスト教の分かりやすい世界観も入り込み易い。
悪魔を祓う際に使用するジョンのアイテム類も、
想像しやすいゲームに出てきそうな名前が良い。
だがそんな事は気にならない程に物語は練られ、
起承転結、伏線も最後に回収して心地良い。
ラスト30分で一気に加速する衝撃の展開も見所。
レイチェル・ワイズ演じるアンジェラとの、
ラブシーンも無いくらいにストイックな作品。
[ドクター・ストレンジ]で凛とした演技の
エンシェント・ワン役ティルダ・スウィントン。
上記の作品で一気にファンになったのだが、
今回は三大天使の一人、ガブリエル役が格好良い。
15年以上昔の映画とは思えないCGと完成度。
ジョンの''人間''という強さと弱さのバランス、
エンドロール後のワンシーンまで必見。
なかなか
世の中はバランスで保たれていた。
キリスト教カッケーで構成された映画
とても良く作りこまれた映画
とても良く作られた映画。
ストーリーも飽きさせないし、映画も緊張感と美しさ、スピード感に満ちていて、何より人物設定が面白い。欠けのないキャラ設定が素晴らしい。漫画をここまで面白く3次元にするのは大変なんじゃないだろうか。原作も良かったのだろうな。
私はプロテスタントなので、カトリックの世界観にはどこか違和感を感じる部分もあるにはあるが、それでも、天国と地獄、神の愛、そしてサタンさえも、邪な動機によって善をなす?!という、神の御心の不思議さ、が見事に表現されていて、クライマックスはロードオブザリングのゴクリが指輪と共に消える瞬間を思わせる。
キアヌリーブズは改めて見てもかっこいいし、本人もカトリックだったと記憶しているから、理解して演じるという意味でベストなはまり役だったのではないだろうか。
エンタメアクション大作
アクション、特撮、特殊画像、セット、どれも大がかりで凝っていて、ハリウッドならではのスケール感!
ストーリーのテンポも良く、天使と悪魔のハーフブラッドで人間界を取り合っているという世界観がよく出ていた。勇気、友情、自己犠牲などキリスト教に限らない普遍的な価値観を扱っていて分かりやすい。ラストにはひねりもあり、家族で楽しめるアクション映画だと思った。
コンコンと痰を吐いて、ティーンと鼻をかむ
映画館でこれほど咳払いが多かった映画も珍しい。これは、タバコ嫌いの客と、上映中の禁煙にイライラして、ちょっとだけ肺がんを心配する愛煙家とが、映画館という空間で均衡を保った一瞬だったのだ!それにしても喉が乾いた・・・
ガブリエルとルシファー双方に敬意を払い、自分を地獄行きに決めた神に対して腹を立てているコンスタンティン。普段の生活は「どうせ残り1年の命なんだ。デイヴ・ブルーベック・カルテットの“Take Five”を聞きながらタバコをふかすのが一番さ」と言いそうな雰囲気が漂っている。一度地獄を見ている上に余命1年を宣告されたので、何が起こっても怖くないという表情も上手く演じていたキアヌ。彼を慕っているチャズ(シア・ラブーフ)もいい味出していましたし、ヘネシーという名前の神父が酒を飲めないというのも面白かった。そしてガブリエル(ティルダ・スウィントン)の男でも女でもないという雰囲気と、翼の造詣が迫力あってよかったです。スウィントンってこんな役が多い?
ストーリーは宗教的だが、神よりも天使やサタンが中心になっていて、神父ではないダークなエクソシストの物語。終盤を迎えるまでは面白い展開だったし、強力な必殺技が聖水だったというのも良かった。一番良かったのは椅子を借りて見た映像とメキシコでの謎が繋がったシーンでしょうね。一方、映画を引き締めるためにタバコがサイド・ストーリーとして常に登場してはいるが、それよりもコンスタンティンのライターが重要な伏線となっていた。そしてエンドロール後の映像によってわかる、コンスタンティンよりも重要なあの人の存在が・・・
タバコはよくない、自殺はよくない、と言う裏のテーマも感じ取れたのですが、あからさまな○ボロの看板や終盤の慌しいどんでん返しによって、この映画の真意はどこに?と疑問が残ってしまいました。序盤ではきっちりと鏡に閉じ込めたのに、アモンはどこへ消えたのかという注意を怠っていたのも不自然だった。なんといっても一番の謎は、レイチェル・ワイズに腋毛があったかどうかという謎かもしれないが・・・
〈公開時 映画館にて〉
若キアヌがカッコいい
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