「ロンギヌスの槍」コンスタンティン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ロンギヌスの槍
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神話のヒーローもののようでもありエクソシスト、エイリアン、ゴーストバスターズ、ドクターストレンジの臭いもするおかしな世界観、マーベルのSFヒーローものより科学が苦手な年寄向きと思ったら原作はDCコミック(Hellblazer/Alan Moore)だった。ロンギヌスの槍まで出てきたのだからエヴァンゲリオン・ファンにも大うけだろう。「ジョン・ウィック」のコンチネンタルホテルの掟は本作のクラブ・ミッドナイトのルールをキアヌが教えたのだろうか。サタンの復活阻止はシュワルツェネッガーの「エンド・オブ・デイズ」に似た印象だがこんなハッピーエンドのやり方は観たことがない。あれこれ既視感はあるのだが承知のパロデイなのだろう盛りだくさんのアイデアは素晴らしい。
原作者のアランは若い頃からのハッシッシ常習者らしいが劇中で執拗に喫煙に拘るのは自虐ネタなのだろう。
とても常人ではこのぶっ飛んだキャラクターやプロットは作れまい、キアヌがいいのは勿論だが初監督とは思えないフランシス・ローレンス監督の画作りの巧みさ、いやはや恐れ入りました。
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