「中年世代の「ロミオ&ジュリエット」」カーテンコールの灯 月光仮面さんの映画レビュー(感想・評価)
中年世代の「ロミオ&ジュリエット」
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チラシには「今年最高の作品」と記してあったので鑑賞しましたが、私にはあまり響きませんでした。
心に傷をおった家族が再生するお話し。家族である父、母、娘を演じているのは本当の家族ということにビックリしました。イキがあっていましたね。
家族におきた悲劇が、ドラマが進むにつれて明らかになっていきますが、途中よく解らないシーンなどかあって、その意味が後になって「なるほどねぇ、そういう意味だったの?」というパターンが多くて、観ていてしんどくなってきました。娘がトラベルメーカーになった理由も後から判明。
とあるきっかけで町の小劇団で父親が「ロミオ&ジュリエット」のロミオ役を演じることになりますが、芝居の結末に納得いかない理由なども徐々に判明してくる筋書き。こういう展開は、それなりに良いのですが、ミステリーやサスペンスドラマなら納得できますがこの作品ではどうかな?と思ってしまった。
演劇を通して家族が再生していく姿や演劇仲間との交流を経て父親が変わっていく姿は感動でしたが、上述したように伏線回収がドラマ後半になっているのが個人的にはしっくりきませんでした。
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