「ドラマセラピー」カーテンコールの灯 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドラマセラピー
とある悲しみで心がバラバラになっていた家族の父親が、ひょんなことからシェークスピア劇の『ロミオとジュリエット』に出る事となり…
演劇やドラマを用いて心の問題や精神的ストレスを解決する治療法「ドラマセラピー」が裏テーマ。そもそも脚本を担当したケリー・オサリバンが、2020年の新型コロナウィルスによるロックダウンで演技活動がストップしてしまった際に観たミュージカル『ロミオとジュリエット』の予告編に想を得たとの事で、彼女の体験がそのまま活かされている。
家族に起こった悲しみの真相と、『ロミオとジュリエット』のリンクが上手い。有名な俳優は出ておらず、製作体制も小規模なインディペンデント作品だが、掘り出し物の一本。
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