赤い柿のレビュー・感想・評価
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敗軍の将は
台湾に渡った外省人の方の物語。敗軍とはいえ領土を保持した将軍の家族がこの暮らしなんですね。台湾に渡ってからの監督の少年時代の回顧録的な作品ですが、電気や水道があることに驚いたり、台語聞き取れなかったりとリアルな外省人の体験が描かれます。それでも子供同士は友達になったり恋愛したりとほのぼのです。
国のために命をかけて戦ってきた父親も子供からすれば、どっかで勝手に戦ってればいいのにと言われるあたりは単身赴任で頑張るお父さん達に刺さりそうです。
家族を大陸に残してきた人たちの新たな生活や、大陸に残った国民党軍の兵隊の行末なども実際あったんだろうなあという感じです。台湾人の一面を理解できる作品と思います。
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没落していく国民党軍の将軍一家の物語
素晴らしい、飽きません!
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