「余白を想像して楽しむミステリー」Dear Stranger ディア・ストレンジャー HKさんの映画レビュー(感想・評価)
余白を想像して楽しむミステリー
誰が犯人なのか、背景に何があったのか、
事件の一部真相を明白な形で提示、説明させず、
匂わせるに留めて余白をつくっているところが
いかにも映画的な表現でミステリーの描写として面白い。
夫婦それぞれにとっての人形や廃墟という存在が、
外国の都会で異邦人として生きる辛さ、困難さから逃れるための
なにか象徴的な憧れの対象なのか、いろいろ想像させられるが、
そういった意味づけはさておいて、
妻の人形劇の発表会や夫の大学の廃墟に関する講演シーンは楽しくみました。
全般に暗い画面で、負の感情の場面が多く、
音楽も少な目でどんより重い映画でした。
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