劇場公開日 2025年9月12日

ベートーヴェン捏造のレビュー・感想・評価

全221件中、201~220件目を表示

5.0熱情

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

バカリさん脚本のなかなかの野心作。真実は歪められる。昔だったら、捏造し放題かな。真実は、幾つもある、しかし、事実は一つ!

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DnaH

3.0意外と真面目で意外としっかり─

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

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楽しい

斬新

ノンフィクションの原作をもとにしただけあって、かなり内容がしっかりしていて、セットや街並み、衣装などもかなりきめ細かかった印象で、予想外の真面目な展開に、笑ったり眠くなったり・・・真剣な歴史ものがゆえに古田新太や山田裕貴がドイツ人を日本語で演じる面白さがじわじわくるんですが、あくまでにじみ出てくるような面白さであり、興味が無かったり油断したりすると一気に置いていかれてしまう感じになる危険性もあるのかなー、なんて・・・
日本語だけの台詞なのに字幕が当たり前のように出たり、全部日本語なのにメモは違うんかい!とか、ふざけてるのか怠けているのかよく分からないところなんかも結構笑えるんですが、個人的には思っていたよりも笑えなかったかなぁ。音楽ものなので、内容そのものには結構興味を持ったのですけど、正直、この内容ならばやっぱノンフィクションとかがしっくりくるような気がしたので、何もこの面々でエンタメにしなくてもなぁと思ったりしました。面白いんだけど、あくまでネタとしての面白さであって、映画とか作品としてはどうなのかなと─。

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SH

1.0うーん、好みが大きく分かれる映画?!

2025年9月12日
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知的

驚く

半分は寝てました。それだけw

ベートーベンが実は耳が悪くなかった、という仮定の映画かと勘違いしたのがそもそもの間違い。

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Ninetendo

4.5おもしろ~い

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

こんなに面白いとは…。ベートーベン…てゆーからどんな映画だろ?…と。古田さんのベートーベンと秘書の山田くんとのやりとりが面白くて何度も笑ってしまった。ガミガミ怒る古田さんと、おっとり半口空いてぼーっと喋る山田くんとのコラボが漫才みたいで楽しかったです。指揮者の小澤パパさんの息子さんの小澤さんがベートーベン役ではなく敢えて近い役どころや、遠藤憲一さんと妻役の西田尚美さんや、市川紗椰さんの…えーっと郵便局CM出てるタレント兄ちゃんとの夫婦役も とても合ってましたね。とにかくキャスティングがバッチリで見応えアリでした。最初からの中学生男子と山田くんとのやりとりにも笑わされました…あの少年も上手くて。将来有望なんですけど。山田くん上手いですわー。

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Cinemaオタク女

3.0硬派

2025年9月12日
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バカリズム脚本だけど、原作がノンフィクションだからか、硬派な感じで、自分が期待してたのとはちょっと違った。
途中少しウトウトしてしまった。
古田新太のベートーヴェンは良かった。

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ふーちゃん

3.5意外とシリアス。

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

「空気よめない」とか「それヤバくね」とかやっぱりオチャラケ映画かと思って観てたら終盤にきてかなりシリアスな展開。
会話帳の大半を燃やしたのは大きな損失だったな。
ベートーヴェンの交響曲とか沢山聴けたのは良かった。
なお「田園」以外は死後につけられたタイトルだそうです。

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あらじん

3.0バカリズム脚本とベートーヴェンが好きな人におすすめ

2025年9月12日
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楽しい

知的

 生徒と先生のビミョーな空気感から始まりました。バカリズム脚本の淡々とした会話が19世紀ヨーロッパの音楽界に繰り広げられています。
 古田新太ベートーヴェンと山田裕貴シンドラーのやり取りは楽しいです。芸達者な俳優陣が各々雰囲気を醸し出しています。そしてベートーヴェンの楽曲がふんだんに流れます。聴き応えのある場面もあります。
 ベートーヴェンを推す「推し活」争いなのでしょうかね。『藪の中』とも言える作品。
 私には古田新太ベートーヴェンがキュートで推し活したくなる気持ちがわかりました。
 バカリズムらしい今時の先生と生徒の描き方でした。

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オレンジ

5.0偉人の真の姿とは?

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

原作読了組。山田裕貴さんがシンドラー? 古田新太さんがベートーヴェン? 全ての外国人を日本人俳優が演じる、それって学芸会じゃないの〜…の第一印象を破ったのがこの物語は日本のある中学校のある音楽室で「創造」されている、という設定だ。創造と書いたがかなりのノンフィクションのようだ。シンドラーがベートーヴェンを捏造していた。音楽界が猛然とひっくり返ったらしい。

その過程を映画で観るわけだが、まず古田さんのベートーヴェン。笑えるほどベートーヴェンにしか見えない。そして問題の山田さんのシンドラー。最初はもう星が身体の周りを舞っているようなピュアピュアボーイ、キラキラした瞳はもはや愛玩動物かとまで思う。この瞳だ。ストーリーが進むというのに瞳の光が消えない。だが光の意味は憧れから守護の思いへと変わる。予告映像にもあるが炎を前にしたシンドラーの顔にはぞっとする。

シンドラーの行為は異常だ。始めこそベートーヴェンは神聖でなければならない、醜さは隠さなければならない、のはずがいつしか自分が書く人物こそベートーヴェンであるとなっている。現在で言えば二次創作で書いた自分のベートーヴェンが本物なのだ、とすればいいだろうか。

それなのにシンドラーの瞳は一途だ。その瞳に映るベートーヴェンがかつてのベートーヴェンではなく他者になっているのに気が付かない。ずっと主人の側にいる愛玩動物。いや、愛玩動物ならば主人のありのままの姿を愛するだろう。それともシンドラーは捏造を重ねながらかつてのベートーヴェンを心深く忘れずにいたのか? だからこそ捏造を続けたのか? この点は分からない。

今の世では人物の捏造はあるまじきものとして一次資料が求められる。どうしても見つからなければ「逸話がある」とされる。しかしシンドラーが行なったように、一次資料に手が加えられている偉人と呼ばれる人物は探せばもっといるのではないか。

現在に伝わる偉人達の真の姿はどれだけ真なのか、と考えずにはいられない映画だ。

私がこれ程魅せられる理由の一つに画面の「暗さ」がある。自然光とロウソクが明かりだった時代。窓から自然光が差し込み、顔が逆光になる場面も多い。部屋も社交場も暗い。

それがいい。美しい。

明る過ぎる現代。憧れさえ感じる。

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豆之介

3.5偉人の伝記の裏側

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

バカリズムさんの脚本なので、
色々な仕掛けや予想外な演出が
散りばめられて、
ストレートなストーリー展開とは
ならないだろうなと
構えて観ましたが、
今回はそこまでどんでん返し的な演出は
ありませんでした。

我々が学校で教わった偉大な
天才作曲家ベートーヴェン像とは
イメージが確かに違う部分は
ありましたが、むしろ人間らしい
駄目な部分や、
天才ならではの破天荒さが
垣間見えて親近感が湧きましたね。

また、オールキャスト日本人で固めたのは
斬新で面白かったです。
ドイツ人バージョンも観てみたい気は
しましたが。

あと、欲を言えば、
数々の名曲が産み出された背景の
エピソードもあるともっと良かったかも。

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NABEZO

4.0ベートーヴェンファンが納得する優れた映画

2025年9月12日
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鑑賞方法:映画館

原作は未読である。一見、福田雄一作品のような見る者をバカにした下らないパロディ映画かと錯覚したが、非常に真面目に作られた傑作だった。自分で書いたベートーヴェンの伝記を通して、自分の理想とするベートーヴェンの聖人的な姿を音楽史に残そうとした元秘書のアントン シンドラーを主人公にした物語である。ベートーヴェンのファンには既によく知られている話で、私もほぼ全て知っていた。

ベートーヴェンは難聴が酷くなってから、他人との会話に手帳を使うようになっていて、相手に手帳を渡して用件を書いてもらって会話をしており、その結果、会話の内容が大部分文字として残ることになった。ベートーヴェンの方はほとんど口で喋っているので、残されているのはベートーヴェン以外の人物の発言である。残存しているのは全部で 139 冊で、そのうち 137 冊がドイツ国立図書館(現ベルリン国立図書館)に所蔵されている。 1818 年から 1827 年までの最晩年の 10 年分ほどが残されている。日本語訳は出版されていないが、英語版は1年分ほどを1冊にして刊行されており、現在第4巻まで出版されている。今後も刊行は続くのだろうが、1冊が日本円で1万円もするので、そう気軽に買えるものではない。

これが歴史的資料としては非常に重要な記録なのであるが、シンドラーの許し難いところは、自分の主張を真実と言い張るために、貴重な資料である会話帳の中で不都合な記述がある 250 冊以上を焼却した他、紙面の空白部分に自分で夥しい書き込みを行なっているところである。1820年9月から1822年5月までの部分が1冊も残っておらず、その多くは、おそらく聖人らしからぬ下ネタなどが含まれていたためだろうと推察されている。

会話帳は、手紙や日記と並んでベートーヴェン研究における重要な一次資料と見なされているが、筆談の記録というのは他に滅多に例がない。会話帳は筆記者の特定や文脈の把握が容易ではなく、19 世紀から 20 世紀前半にかけて何人もの研究者が匙を投げてきたが、1960 年代に新たに結成された「ドイツ国立図書館版・会話帳チーム」は堅実だった。戦前に図書館の音楽部門長が遺した未完の編纂版を基礎として解読を続けたのである。

彼らの代表が、1977 年の 3/20〜23 日に開催された「国際ベートーヴェン学会」において、「会話帳の伝承に関するいくつかの疑惑」というタイトルで発表を行ったのであるが、それは「われわれが編纂している会話帳のなかに、ベートーヴェンの死後、故意に言葉が書き足されている形跡を発見した」という驚愕すべき内容だった。書き込みが見つかったのは、137 冊中 150 ケ所以上に上っていた。シンドラーの没後 114 年後のことである。

シンドラーと同世代のアメリカ人研究者アレグザンダー セイヤーが、改竄に気付きながら取った行動にも言及されていて、非常に緻密な構成になっていて、実に見応えがあった。登場人物の全員を日本人俳優が演じているが、これが西洋人俳優が演じてドイツ語や英語で会話がなされていれば、「アマデウス」に匹敵する映画として世界中で歓迎されたはずである。また、ベートーヴェンがいくら俗人だったとしても、到底ワーグナーには及ばないので、次回作には是非ワーグナーを期待したい。

脚本の水準は驚くべき高さで、俳優陣もそれぞれ熱演だったが、惜しむらくはベートーヴェンの俗人性ばかりが強調されて、超絶的な数々の名曲を作曲した人類史上稀有な大天才だったという描写が不足していた点である。第九の指揮をしている姿だけでは物足りない。作曲中の楽譜をチラ見してその音楽がシンドラーの頭の中で鳴り響くとか、ベートーヴェンのピアノの即興演奏の凄さを見せるとか、いくらでもできそうなものである。ベートーヴェンの死去の場面がちゃんと描かれなかったのも物足りなかった。ベートーヴェンの弟子のリースの夫人を演じた市川紗椰が惚れ惚れするほど美しかったのに、ちゃんと映してくれなかったのも不満である。音楽は、ベートーヴェンの曲をアレンジしたものが劇伴で流されていたが、あまり良い出来ではなかったのも惜しかった。
(映像4+脚本5+役者4+音楽4+演出4)×4= 84 点

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アラ古希

4.0ウィーン捏造

2025年9月12日
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斬新

平たい顔族に埋め尽くされたウィーンは笑える。
いきなり現代の学校から始まり???だったが考えれば良くできた構成。山田君のシンドラーに納得させられる。
家系図や伝記にありがちな“こう有って欲しい”バイアス。僅か200年前でもああなる。やばいのは善意と愛情に裏打ちされてる場合。真実は置いといて、となりがち。
山田君と染谷君の最後の言い合いが一番ドラマっぽいところかも。

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HigeKobo

1.0失礼ですが、映画館で観るに値しない

2025年9月12日
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issu

2.5変化してく真実。

2025年9月12日
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SAKURAI

3.0期待しすぎた

2025年9月12日
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バカリズム脚本が好きで楽しみにし過ぎててガッカリ。
原作に忠実にしたからかな。
そもそもベートーヴェンにそんなに興味ないし、最終的にベートーヴェンがどんな人だったのか深い部分までわからなかった。
シンドラーという人物の愛情表現がなんだかキモくて好きになれず眠くなっちゃったし。

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ひみ

4.0史実(偉人伝)は後世によって改竄されるものなのか。

2025年9月12日
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知的

・ベートーベン(古田新太)亡き後、様々なベートーベン像の書籍が出版されたが、それらがあまりにリアル(切れやすい性格、不潔などなど)だったため、生前秘書を務めたシンドラー(山田裕貴)が、七転八倒しながら「偉大なるベートーベン像」を築き上げていくまでを描いています。コメディ風な作りであるものの、ヒューマンドラマとしてもしっかり作られており、クラシック音楽に詳しくない方でも楽しく鑑賞できます。
・ヨーロッパが舞台なのですが、登場人物は全員日本人だったと思います(たぶん)。CGを使ってヨーロッパの街並みもきれいに再現されていました。
・映画上映中、ベートーベンの曲(交響曲、協奏曲、ピアノ曲、ミサ曲など)がBGMで終始流れています。
・切れやすい性格の演技で注目された、映画「空白」主演の古田新太がベートーベンを演じていますが、最後までベートーベンには見えづらかったのが難?でした。
・史実は本来1つのはずですが、歴史は後世によって改竄されるものもあることを示した映画でした(「運命は、かくのごとく扉をたたく」というエピソードなど)。
・シンドラー(山田裕貴)の執念は凄まじいものがありました(ベートーベンの親族・知人が他界するまでじっと待つてから偉人伝を出版する、耳の聞こえないベートーベンとの筆談でやりとりした「会話メモ」を書き換えるなど)。
・ベートーベンを描いた映画としては、ほかに洋画「敬愛なるベートーベン(エドハリス主演)」がありますので、参考にDVD等で鑑賞してもよいでしょう。こちらはエドハリスがベートーベンのように見えますし、切れやすい性格も演じています。

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天空住人

4.0パパゲーノの遺業

2025年9月12日
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知的

大まかな舞台は、1820年頃のウィーンと今の日本。
登場人物が多くて頭に相関図を描き難いが、山田裕貴演じるシンドラーの独り言とナレーションによって,程々の理解はできた。
脚本家バカリズムの凄さなのかな。
ある意味、シンドラーのやったことは、ベートーヴェンへの愛情の深さだったのだろう。ラストのジャーナリストのセイヤーとの対談のシーンは緊張感たっぷりだった。真実を追求するセイヤーの鬼気迫る言葉の応酬と凄みによって怯んでしまうのかと思いきや、シンドラーは信念を貫く。
「パパゲーノ」と呼ばれてもプラスに捉えて秘書に徹するとは、シンドラーとは図太い神経の人物だったのだろうか。

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ちゃ坊主

4.5真実を伝えることの「正しさ」とは

2025年9月12日
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難しい

斬新

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吹雪まんじゅう

3.0小さいところは 笑えたりして楽しかったけど、 大きいところは 思っ...

2025年9月12日
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小さいところは
笑えたりして楽しかったけど、

大きいところは
思ってたほどじゃなかったかな

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jung

5.0ベートーヴェン推しの行方

2025年9月11日
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rin*

4.5タイトル通りの映画

2025年9月9日
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興奮

出足からハマった。
そーいう事か。事実を元に描かれているとしたら、シンドラーの気持ちは分かるが欲というか嫉妬というか、善人から悪人に変わったのね。
面白い映画(ストーリー)でした。

わざわざ先生の話しを介してではなく、昔の設定のまま終始でも良かった気はするが。

結局は真実って色んな人が関わり、視点も様々でグレーなんだろうね。
後でベートーベンが聴きたくなった。ピアノの方ね。

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ノブ様
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