「お話は面白かったのだけど」ベートーヴェン捏造 まっちゃまるさんの映画レビュー(感想・評価)
お話は面白かったのだけど
キャストも豪華、皆さんそれぞれ役の雰囲気にマッチしていてストーリーも面白いのだけど。なにか物足りない。独白に近い形で映画が進んでいくからかもしれない。バカリズム作品の面白さは、セリフの妙、会話の自然なリズムと絶妙な間と無意識のテンポが創り出す面白い空気感がポイント、とスクリーンを見ながらも考えた。独白の後ろでちょっと面白そうなやり取りがあるみたいだけど、あくまでシンドラーの説明がメインとされているので、面白さがなかなか広がらない。俳優同士の相乗効果で盛り上がる、のような感じが残念ながらない。まあ、シンドラーの思いや動機については本人ご説明するしかないのかもしれないが。ちょっと残念な感じがした。
染谷将太の怒り爆発の演技が凄かった。独白説明みたいなものがメインの進行にあって、このシーンだけ、互いに対峙する様子がしっかり描かれているので、感情の爆発が普通に引き立っていたように見えた。
普通にドラマと会話で紡いで行ったほうが面白かったのでは…と考えてしまった、ちょっと残念。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。