「ゆるくてハードな作品。」ベートーヴェン捏造 とあるレビュアー。さんの映画レビュー(感想・評価)
ゆるくてハードな作品。
推しの藤澤涼架さんが出るのと、少し気になっていた作品なので観てみました。途中、ちょっと寝ちゃったんですが(部屋の曲がり角を移動するシーンと、エンドロールです)、ストーリーはちゃんと理解できたのでご安心ください。
感想なんですが、ムロさんの独特な世界観というよりは、『ブラッシュアップライフ』みたいな雰囲気を想像していた私にとっては、まるでちょっと真面目な『びじゅチューン!』みたいな雰囲気だと思いました。真面目だけど、少しはっちゃけてる感じですね。
この作品は解説パートがあるんですが、専門用語が多すぎて、ちょっと不親切に感じました。ターゲットはクラシックが好きな人なんだろうけど、好きな俳優さん目当ての人や、涼架さん目当ての人、純粋に内容が気になった人には混乱しちゃうかも。確かにウィーンの話は有名で、小学校や中学校で習うけど、クラシック好き以外は覚えてる人って少ないと思うんですよね…。
でも、全体的にゆるい感じで、退屈じゃなかったです。俳優さんの演技がとにかく上手くて、ふざけた感じも出しつつ、真面目な感じもあって面白い作品だなと思いました。特にすごかったのは、『8番出口』でおじさん役をしていた河内大和さんです。キャラクターの威圧感や態度がハマりすぎてて、ちょっと動揺しました…。でも、涼架さんは元のキャラが抑えられてない感じでしたね(笑)。演技としては、彼なりに頑張ったほうだと思います。
ただ、なぜ評価が3.5なのかというと、CGっぽさが気になった街の建物のシーンがあったこと、そしてやっぱり解説シーンが分かりづらかったことです。そこが改善されていたら、4.5にしていましたね……。
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