「推しの偶像化」ベートーヴェン捏造 HKさんの映画レビュー(感想・評価)
推しの偶像化
限られた音楽界のお話で、
長い期間における捏造の顛末を点描的にかなり足早に辿っている。
が、当時の西欧人の容姿に、現代の日本語のくだけたしゃべり口調とか、
シュール、微妙にくすっと面白いやりとりを随時入れてくるので、まったく退屈しない。
現代から過去を語るという設定によって、
そういったノリの整合性を持たせつつ、
”推し”にのめり込むことの危うさや、
伝説の真偽の意義みたいなものを問いかけているようで深い。
山田裕貴さんは意外と?狂信的な役がぴったり。
劇中音楽はもちろんベートーヴェンの名曲に彩られていますが、
ちょっとマニアックな曲も入っているところもイイ。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。