「生徒のツッコミが鋭い」ベートーヴェン捏造 りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
生徒のツッコミが鋭い
難聴ながら数々の名曲を作った天才音楽家ベートーベン。しかし、彼のイメージは秘書のシンドラーが捏造したもので、実際のベートーベンは下品で小汚いおじさんだった。ベートーベンを熱烈に敬愛するシンドラーは、彼の死後、そのイメージを聖なる天才音楽家へと仕立てようとした。そんなシンドラーの行動は周囲に嘘つきと言われ、真のベートーベンを知っていた人たちから批判を浴びた。さらに、シンドラーの嘘に気づいたアメリカ人ジャーナリストのセイヤーが、真実を追及しようと長年の研究を行い・・・さてどうなる、という話。
嘘を知りたい人が居るのだろうか?
シンドラーの行動は、大好きな推しを応援する人たちと一緒で、悪いことは認めないという誤った行動としか思えない。
別に小汚い癇癪持ちのオッサンが素晴らしい音楽を作っても良いじゃないか、と思うだけ。
セイヤー役の染谷将太が理路整然とシンドラー役の山田裕貴に迫ったシーンは良かったが、それ以外特に良かった所を見いだせなかった。
せっかく、Mrs. GREEN APPLEのキーボード藤澤涼架が、天才ピアニストで作曲家のショパン役やってたのに、シンドラーとちらっと挨拶しただけで、全くピアノも弾かずもったいなかった。無駄遣いだろ。
現代のシーンで、音楽教師にベートーヴェンの捏造話を聞かされてた生徒のツッコミが鋭かった。あのシーンは良かった。
共感ありがとうございます!
おっしゃる通り、生徒のツッコミのテンポが良かったですよね。自分的には途中で中弛みしたシンドラーの一人語りのシーンをカットして、その代わりに先生と生徒のやり取りを挿入して説明させた方が面白かったと思います。
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。