「後半のミステリー調に変わっていくのは面白かった!!」ベートーヴェン捏造 HEBE1010さんの映画レビュー(感想・評価)
後半のミステリー調に変わっていくのは面白かった!!
きっかけ
バカリズム脚本ということで観に行く事に。
ベートーベンの知識はほとんどなし。
当方、原案となった「かげはら史帆さん」の「ベートーベン捏造」は読まずに観賞させてもらいました。
あらすじ
とある中学校の生徒が音楽室に筆箱を忘れた事でこの映画は始まる。
筆箱を取りに音楽室へ行くのだかそこには先生が…
先生はピアノを弾いている。第九だ。そしておもむろに話す。「ベートーベンを知っているか」っと。
ベートーベンには、秘書が歴代何人かおり、その中でも特に強烈、いや狂人的なキャラであるシンドラーの半生について先生は話し出す。
そして、先生の話は回想シーンになり映画のストーリーは進んでいく。
果たして、シンドラーの半生とは?どーいった思いでシンドラーは狂人となっていったのか?っといったところでストーリーが展開していく。
感想
バカリズムは日常の中にある異常、もしくは、異常な話の中に普通を混ぜ混むスタイルのコントが多く、HuluでやってたOLのドラマも観て、面白いな~と思ったので絶対観ようと思い観ました。
面白いなと思った事は回想シーンの舞台はウィーンやベルリンといったオーストリアとドイツなのに、海外の人やアニメーションを一切使わず全員日本人の役者でやっていた事。そして、それが違和感ではないこと。
また、脚本も現代日本の日常のようなテイストで物語が進んでいくので、ベートーベン、シンドラー、ホルツ(シンドラーのライバル。ベートーベンの晩年の秘書)、そしてセイヤー(シンドラーの虚言を暴こうとする人)の心境やシンドラーとの関係性が理解しやすく描かれており話が理解しやすかった。
冒頭でもお伝えしたが後半で出てくるセイヤーのパートは、これまでシンドラー目線で半生を描いていたのに、ミステリータイムに突入する。そして、闇が暴かれるのかどうなのか?そしてこの映画のストーリーの肝に繋がっていくのだが、ミステリーパートから肝部分への切換がスムーズにストーリー進行していて気持ち良かったし、おもしろかった。
さすがバカリズム!!
ただ、これって映画館で観る必要あるかな??って感じた。
オーケストラの演奏も序盤の方にベートーベンが指揮をするのだが、そこくらいなもので、後はシンドラーの半生を淡々と描いてる感じ。
疲れてたのもあって正直ちょっと寝た。
まとめ
僕的には主人公が19世紀ウィーンにタイムスリップして、そこから話が展開していくもんだと勝手にフライヤーを、観て想像してしまった事もあり、なんかハチャメチャ感が足りなく感じた。
また、感想でも言ったがオーケストラの演奏や臨場感溢れる演出などかないせいか、映画館で観る映画ではないと感じたしたし退屈になってしまった。
この作品、バカリズムや堀監督を好きな方にはキツい言い方をしてしまい申し訳ないが僕にはあわなかった。
最後にこの映画はベートーベン好きは勿論、ベートーベン論争を知ってる方、クラシック歴史に博識な方、原作のベートーベン捏造の本を読んでいる方にはこの映画が面白いと思うと感じた。
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