「【”未知の悪魔より、近くの悪魔。そしてゲイリー・ギルモアに憧れて・・。”今作は、チャプター6の物語構成を時系列を入れ替えて描くことで、予想の斜め上を行く展開に引き込まれる作品である。】」ストレンジ・ダーリン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”未知の悪魔より、近くの悪魔。そしてゲイリー・ギルモアに憧れて・・。”今作は、チャプター6の物語構成を時系列を入れ替えて描くことで、予想の斜め上を行く展開に引き込まれる作品である。】
■冒頭、チャプター6の物語と出ながら、イキナリ、チャプター3の「助けて下さい」、のテロップが出て、猛スピードで赤い服を着た女(ウイラ・フィッツジェラルド:初めて見たが、凄い演技派である。ビックリ!)が運転するスポーツカーを男(カイル・ガルナー)が追うシーンから始まる。
そして、男が車を停めライフルで発砲し、女の車が横転し女が田舎の家に逃げ込むとチャプター5「ここかい?子猫ちゃん」とテロップが出て、男がライフルを持って家の中に入って来るのである。
だーが、次はチャプター1「ミスター・スナッフル」になり、男と女はモーテルの前に停めた車の中でイチャついているのであーる。
◆感想<Caution!内容に触れているかな?>
・いやあ、今作は正にシリアルキラーEL(エレクトリック・レディ)の”思い通りに行かない血塗れ道中”であり、彼女が憧れていると思われる、チャプター6の「ゲイリー・ギルモアって?」で実在したシリアルキラーで、死刑執行の際に”Just Do it!"という名言?を残したゲイリー・ギルモアの名前まで引っ張り出している所が、何となくコミカル風味を漂わせる怪作である。
・時系列を入れ替えた構成により、観る側は最初は女が被害者かと思うのだが、そこから二転三転するストーリー展開が実に面白いのである。
・男の職業が明らかになるシーンの描き方も絶妙であり、女の本性が”変態さん、いらっしゃい!”であるベッドシーンなども何故か、可笑しみがあるのである。
■そして、女が絶体絶命の窮地を脱したかと思った、血だらけでピックアップトラックを運転するお婆さんの車を停めるも、車中で一瞬早くお婆さんに打たれ、憔悴していく様は、正にゲイリー・ギルモアに憧れた愚かしきシリアルキラーの最期に相応しいシーンでありました。と共に、初見のウイラ・フィッツジェラルドさんの、”凄いな、この姉さん!”という想いを持った末期の表情は絶品である。
シリアルキラーELの行動描写は、正に「シリアルキラーとは何か?」という問いへの答えにもなっているのである。
<今作は、チャプター6の物語構成を時系列を入れ替えて描くことで、予想の斜め上を行く展開に引き込まれる作品なのである。>
こんにちは~
リクエスト作品上映してくれるといいですね!桐島も観れるんですが三連休中は混んでるから平日行こうか悩み中です。
両隣女子高生の件は狙ってその席購入したんじゃないんですね!ポッキリそう思ってました😏ニヤリ
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