「言いたくても言えない、これが大きな隠喩」DROP ドロップ 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
言いたくても言えない、これが大きな隠喩
ライトなホラーの傑作『ハッピー・デス・デイ』の監督最新作
類似ジャンルに慣れてる人だと物足りないかもだけど「母ちゃん頑張れ!」と応援したくなるのは皆一緒だよね!?
コミカルな部分もあるけど〇〇映画とも言える・・・
忌まわしい事件を経験し、一人で息子を育てているバイオレット
妹に一晩だけ息子を預けた彼女は、マッチングアプリで知り合ったカメラマン・ヘンリーとの初デートに出かける
待ち合わせの高層レストランにつくと、スマホに異様なメッセージが送られ続けてくる
指示に従わなければ息子の命はないと脅され、自宅の防犯カメラを見るとそこには怪人物が・・・
ごくごく普通の母ちゃんがチョー久々のデートに出かけたら身に覚えのない事件に巻き込まれるという主人公を応援するしかない設定
そしてバイオレットがとにかく諦めないで、あの手この手で状況を打破しようと行動し続けるんだよね
私たちもとやかく言わずに応援しようぜ!
そんな気持ちになってくる
EDロールで分かりやすく提示されるけど、この「言いたくても言えない状況」自体がすごく隠喩になってます
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