劇場公開日 2025年9月5日

「ダウン症のアハーンではなく、潔癖症のオジーが主人公でありカワイイ映画」アハーン ケージさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 ダウン症のアハーンではなく、潔癖症のオジーが主人公でありカワイイ映画

2025年9月19日
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鑑賞方法:映画館

笑える

癒される

カワイイ

インド映画の特長である派手な直球ストレートで歌って踊って長時間と真逆の映画だ。
本作は派手さはなく控えめで、少々歌って踊るシーンもあると言えばあるぐらいの81分という最近の全映画でいっても短時間の映画だ。
俳優陣もいたって地味であり、主人公アハーンもただかわいいだけでなく、どこか頑固さや嫌みな面があったり、実質主人公のオジーも何とも絶妙な何処かにいそうな微妙な面構え、彼の妻である女性も絶世の美女でなく、いかにも現実世界の美人さんと徹底的に映画映画していない。
派手で綺麗な花束ではなく、野に咲く一輪の花のように見つけたときにホッとするような映画というのがしっくりくる。
花束より一輪の花を欲している人が観るべき愛おしい小品。

ケージ