脱走のレビュー・感想・評価
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全然脱走させてもらえない(笑)
2025年劇場鑑賞179本目。
エンドロール後映像無し。
失敗したら即死亡というキャッチコピーだったのでもうひたすら2時間弱走り続ける映画かなと思っていたのですが、なんか色々起こって全然脱走始めさせてもらえません。主人公の父親が昔運転手をしていた、上流階級のお坊ちゃんが色々親切にしてくれるのですが、顔がわからなくなりがちの韓国映画では珍しく顔がはっきり区別がついて助かりました。というか大東駿介を白くしたみたいだなぁとずっと思っていました。どっちもねちっこい演技をさせたら抜群ですね。
邦画やハリウッド、インド映画なんかは主人公が助かる確率は95%を超えますが、韓国はキャラの命をなんとも思っていないので助かるかどうか本当に分からずハラハラできました。実際どうかはご覧ください。
自国を出るのに命懸けってどうよ?と思った。
鑑賞前に、もしかしたらハッピーエンド(脱北成功)にはならないかもと思っていたから、ハラハラドキドキ感があった
M :Iなら、まさかイーサン・ハント(トムくん)死なんだろと思ってるから安心して見てられるけど、脱北映画って今回の映画に限らず、最後にやっと南に入ってヤレヤレと思ってたら撃たれてバッドエンド(脱北成功したけど死んじゃう)なんて事も十分に想定されるから、結構緊張する。
南には、「失敗する自由がある」という幼馴染みの少佐の言葉が印象に残った。
脱走するしない問題以前に 日々の命、自分の行動選択を自分で出来ると...
何度も、死んだと思った
脱北の大変さを体感出来る
南北の軍事境界線を警備する北朝鮮の部隊で、もうすぐ兵役を終える軍曹のギュナムは韓国への脱走を計画していた。そんな時、部下の兵士ドンヒョクに先を越され、脱北は失敗してしまった。その場に居たギュナムも一緒に捕えられたが、やって来た保衛部少佐ヒョンサンが、ギュナムを脱走兵ドンヒョクを捕まえた英雄として表彰し、前線から平壌へ異動させようとした。大雨の予報から、タイムリミットまで2日となるなか、ギュナムはドンヒョクを救い、2人で決死の脱出を試みたが、追手は強力で・・・さてどうなる、という話。
北朝鮮軍にとって軍人の脱北は金正恩を筆頭に軍の恥なんだろうし、決して許すことのできない大罪なのだろう。
脱北を試みただけで射殺対象みたいで、ホント命懸けの緊迫感が凄かった。
雨が降ると地雷の位置が動く、とは、言われてみればなるほど、という制限時間設定に良いポイントだと思った。
こんなに難しいのに脱北しようとする軍人が実際に居る様で、韓国からのラジオや拡声器での呼び掛け、風船などを使ったビラ撒きなどが効果が有るのだろう。
見応えあった。
タイトルなし(ネタバレ)
除隊間近の軍曹ギュナムが、綿密な脱北計画を実行しようとする中で、さまざまな問題の中で見事に成就するお話
毎夜宿舎を抜け出して、地雷の位置や脱走防止のライトの位置を逐一メモしていたギュナム
かなり前から脱北を計画していたのがよくわかる
除隊したあとはどうするのかと聞かれた場面が印象に残った
身分が低いと炭坑夫か農家であると…
私達が住んでる国は自分で選ぶ事が出来るのに、大概は。
彼の国は国が選ぶなんて…
そう言った意味でも、南に行きたいと思う事は自然な事なんじゃないのかな
ふと、南から北へ脱走する人はいるのかな?
あの手この手で追っ手から逃れ、上官には逆らえない軍人ならではの慣習も活かしつつな、脱北エンタテインメント。
村を追われたゲリラチームみたいのもカッコよかった。
ハラハラドキドキしながらも、軍人なのに弾が当たらないお約束もキッチリ。逆に兵役なのにギュナムは名手なのも然り。
厳しそうなイメージの北朝鮮の軍人なのに、やたら野戦が下手なのはご愛嬌。
脱北をテーマにしながらも重くなりすぎずいい塩梅。
上映時間もちょうどいい。
リ兄貴は...携帯に登録してるピアノ仲間の名前が、ん??ってちょっと引っかかった。
小指立ててリップとか、そういうこと?北朝鮮の軍人でアリなのか?
思ったのと違ったが結果見入った
イ・ジェフン主演で楽しみに見に行ったが、独特な演技がやはりよかった!シリアスだったりクールというよりは顔で見せる演技という印象。
脱走と聞いて、もっと脱走後連れ戻されたり先までストーリーが続くかと思いきや、なかなか脱出できないというもやもやストーリーだった。
ただ結果見入ってしまったからよかったかな。
90分だったわりにはなかなか濃ゆい内容に思えた。
なかなか撃たれない、撃たれても思った以上に動ける不死身感、足を引っ張るヤツ、性格悪すぎ悪役、ちゃんと韓国映画に必要なメンツが集まっていたので、ちゃんとハラハラして、ちゃんとイライラしたから満足です。
これまでにもどこかで見たような設定ですが。楽しめました‼️
2025年劇場鑑賞8本目は、韓流作品の「脱走」
密かに韓国への脱北を計画する北朝鮮の兵士、ギュナム(イ・ジェフン)。韓国との軍事境界線を警備中、先に脱北を試み捕えられた部下を説得し捕まえたとして英雄に祭り上げられる。
それは、ギュナムの幼なじみで兄貴と慕っていた保衛部のエリート少佐のヒョンサン(ク・ギョファン)の策略だった。
それでもギュナムは再び脱北を試みる。逃げるギュナム、追うヒョンサン。どこまでも諦めない2人。冷徹に追い詰めるヒョンサンも生きるために夢を捨てた兵士だった。
これまでにもどこかで見たようなストーリー設定ですが、スリリングな展開がたまらない韓流サスペンスアクションで、とっても楽しめました。✨
※朝一番の時間帯にも関わらず、結構たくさんの方が観てたです。予告でやってた「LOVE in THE BIG CITY」も、観たくなりましたー。😍
【"失敗が許される国、南で幸せになる!"今作品は或る北の兵士が韓国との軍事境界線(DMZ)を越えようと必死に走る姿等ハラハラシーン満載だが、自由を求める姿がムネアツな、脱走映画の新たなる逸品である。】
◼️軍事境界線の警護にあたるギュナム軍曹(イ・ジェウン)は、毎夜、地雷地帯に出掛け脱走ルートを探っていた。だが、部下のドンヒョクに先を越され彼の脱走が失敗に終わった事により計画はゼロリセットになる。
そこに、ギュナムの父が運転手をしていた彼の幼馴染でもある保衛部上級少佐ヒョンサン(ク・ギョハン)が軍事境界線警護に活を入れるために現れるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・序盤のギュナム軍曹が夜な夜な脱走ルートを探すために、地雷地帯を進むハラハラシーンからの、予想の左斜め上方を行く巧みなストーリー展開に、一気に引き込まれる。
・ヒョンサン自身も北の独裁体制の中、高い軍事的地位にありながら、自分が打ち込んでいたピアノを自由に弾けない北の現実の映し方や、常に周囲の目を気にしながら生きる姿が、ラストのギョナムとの対峙シーンに効いてくる構成の巧さも秀逸である。
・ギュナム軍曹が、一時的に保衛部上級少佐ヒョンサンの庇護がある中で、それを隠れ蓑にして脱走計画を実行に移す様や、母に会いたい想いを持ちながら、母に送るネックレスを拾おうとして、ヒョンサンの銃弾に斃れるドンヒョクの姿は哀しい。
■だが、ギュナム軍曹が執念で北の追っ手を振り切り、韓国との軍事境界線(DMZ)にヒョンサン少佐の銃弾を2発受けながら這いながら必死に腕を伸ばすギュナムの姿と、その背後に立ち銃口を向けながらも、彼自身が重い責任を取らされることが分かっているのに、止めを刺さない決断をする姿が、ムネアツなのである。
<今作品は、ラスト、韓国で帰順者として新たに生きる道を見つけたギュナム軍曹が、ヒョンサン少佐の銃弾に斃れたドンヒョクの家族である母と妹に会うシーンでの彼の母から問われた”元気なんでしょ、ドンヒョクは。”という言葉に彼が付いた優しい嘘”元気でやってますよ!”と笑顔で答えるシーンなども、沁みる作品なのである。>
イ・ジェフンとク・ギョファンの魅力爆発
自分が知ってるイ・ジェフン出演作品は
どれも嫌味なくらい良い奴な役が多くて
(褒めてるんです)
その良い奴度がたまに鼻につくくらい🤣
本作もまたとんでもなく良い奴なんだけども
苦悩と葛藤に押し潰されそうになりながらも
「失敗できる国」への希望を胸に命をかける姿が
腹立つくらいかっこいい。
推しはク・ギョファン(笑)
冷徹無比な少佐であるものの
ユーモアもあり、悲哀も感じさせるし
「かつて愛した犬野郎」の意味がわかった時の
悶絶しそうになる我(笑)
無情なようで愛を感じさせるシーンも多々。
夢を諦めたヒョンサン少佐
夢を掴もうとするギュナム軍曹
ふたりの行く末を分けるラストは
心揺さぶられること間違いない。
△0.5は脱北者であるギュナムが
あまりにも容易に成功者となってるような演出に
リアリティがなくてがっかりしたから。
そこはあえてカットでもいいのでは?とかね。
予想外に面白かった
ラン ギュナム ラン!
重い話題を扱う割に断り書きがない、一部の理解が困難などかなり厳しいか。
今年147本目(合計1,688本目/今月(2025年6月度)10本目)。
日本においては、南北の「言語の違い」はある程度知っているだけであって、それ以上知っている方はそもそもそこにアンテナを張っているとか(ハングル検定の上位級(上位級に「限り」南北どちらの回答も整合性がある限り正解。下位級では「南の表現」のみ)、あるいはその関係者、行政書士(外国人取扱い関係)といった特殊なカテゴリ)になってくるかなと思います。
※ 以下、断りがない限り「北朝鮮」「韓国」の名称を用います(必要がある場合のみ、断ってから別の表現を使用)。
ストーリーとしては、北朝鮮の韓国に近い部分から脱走(というか、「南韓」(=韓国)に逃げる)兵士とそれを組織する相手との攻防、といったところで、ロケ場所自体は韓国のはずですが、ほぼ「場所自体」は北朝鮮が想定されているものと思います。
このようにストーリーがある意味単調な部分があるし、ストーリーがわかりやすいところ、また、一部の残酷な表現についても配慮がされている(この映画は一般指定)とはいえ、小学生などが観ることはおよそ想定ができないので、やはり大人向けということになろうかと思います。
個人的には、「ある程度、「北」に関する理解、知識がないと何を言っているのか不明」という部分がやや減点対象に来るかなと思います。また、この手の映画は特にセンシティブであることから、「架空の国です」とか、「政治的意図はありません」といった部分はしつこいくらいに出てくるところ(問題提起映画、ドキュメンタリー映画等、それを扱うこと自体に意味があるものは除く)、これらが「一切存在しない」点も、ちょっとどうかな、といったところです。
採点に当たっては以下まで考慮しています。
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(減点0.2/「リさん」が指す意味・表記が南北で異なることの配慮)
韓国・北朝鮮では日本でいう姓名の「姓」が少なく珍しい姓は別として、上位有名なところで8割9割を占めます。この例は「李さん」ですが、日本では漢字の類推から「リさん」と読むことはままありますが、韓国では「イさん」です。一方で北朝鮮では「リさん」です(映画内では「リさん」扱いで統一されているので、おやっと思うことになる)。
このことは言語政策や南北の表記、発音ルールといった細かいことになってくるので、ある程度の字幕の誘導が欲しかったです(韓国でもこの程度のことは南北の違いとして教えるのだろうと思いますが、それがいざ韓国から見た場合の(北朝鮮を除く)隣国である日本では、このことは(コリアタウン等、一部の地域に接する人以外では)一般常識ではない)。
(減点0.2/「希望の声」といったラジオ放送が何を意味しているか理解が難しい)
この部分は実は架空名称ですが、韓国、北朝鮮ともにお互いに隣国に対して「この国にいらっしゃい」というような宣伝放送は流しています(特に韓国→北朝鮮に関しては、兵士の脱走を示唆するような内容が多い。場所によるが)。また、日本ではいわゆる拉致問題との関係で「しおかぜ」等のラジオ放送がされていますが、ここでは拉致問題の一環としての扱いです(なお、北朝鮮側は一般のラジオでは聴取ができなくするようにジャミングをかけているといわれます)。
このことも一般常識ではないので、ある程度対応が欲しかったです。
(減点0.2/「出生身分」の意味が非常にわかりづらい)
要は、北朝鮮における政府側の平民の監視対象の区分分けで、「国の政治体制に協力的」「否定的」「真ん中程度」の3つに大きく分かれるとされますが、脱北者の証言から50種類、あるいは100種類くらい細かくさらに分かれるといわれます。この部分は日本で見る場合、漢字文化圏であることから漢字からの類推は一応可能ですが、何を意味するか一般的に理解が難しいです。
(減点0.1/映画全般の配慮について)
最初にも書いた通り、アクション映画でありよく見るタイプの映画ではありますが、この手の映画はやはり最初に「架空の国です」とか何らか表現がいるのではなかろうか、と思えます。
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北側視点から自由の尊さと色あせる資本主義の輝きを問う佳作
北朝鮮の軍事境界線を警備する除隊間近の軍曹ギュナム(演:イ・ジェフン)が自由を求めて南への脱走を図るサバイバルアクション。
今時めずらしい97分という短尺ですが、説明的で冗長な部分はできるだけ削ぎ落し、【脱走】にフォーカスしたソリッドでテンポ感ある演出は白眉で好感が持てます。
数百人にも及ぶ一個中隊との追跡シーンは、シルベスター・スタローン『ランボー/怒りの脱出』(1985)を想起させるサバイバルアクションにしあがっておりアクション映画としても高水準。
追う側の少佐リ・ヒョンサン(演:ク・ギョファン)は幼なじみでもあり、親同士は特権階級の雇い主と運転手(使用人)の関係、そして将来を有望視されたピアニストへの夢や、意中の同性への想いも北で生き残るため全て断ち切る、ギョナムとは背反する典型的な北側の生き様を描くことで主人公・ギョナムとの濃淡が上手く描かれています。
本作は北側からの視点から資本主義国の南側をのぞく体裁で、自由を謳歌できる資本主義の尊さと素晴らしさ、そして、ほんの一部の大企業のみが富を得て栄え、その大企業に就職するためだけの失敗を許されない過熱する受験戦争や、たった一度の些末な失敗でさえも再挑戦が困難な世相に一石を投じるテーマ性も上手く昇華させていますね。
自分はどう生きるべきか
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