「国会議員は、特別な人ではない、という話」選挙と鬱 豊島区のはずれさんの映画レビュー(感想・評価)
国会議員は、特別な人ではない、という話
れいわ新選組の支持者が一定数いるとしても、有力な政党に比べれば、有権者ひとりひとりに声を掛けて、公約を理解してもらい、投票してもらう努力が必要。そういう地道な活動を行っていく状況が前半の(本来のこの映画の)メイン。彼と一緒になってお互いの健闘をたたえ合う他候補もいれば、彼と一緒になることを避ける他党の人もいたり、その相手の度量も垣間見えたり。タレントということで顔と名前が売れているとは言え、売れていることによってついているイメージが逆効果にならないとも限らないのも大変だと思いました。投票日の直前であの事件が起きたことで、選挙活動にも影響が出たり、博士本人の異変とか、ある程度事前に想定ができるドキュメンタリーではないところが、この映画の醍醐味ですね。
国会議員と言えども生身の人間。強さもあれば弱さもある、有権者と同じ人間だということなんでしょうね。
比例区候補に「特殊乗車券」というものが渡されているのを初めて知りました。確かに資金力によって選挙活動をできる範囲に差が出ても困りますけどね。
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