「見て良かった」選挙と鬱 がばちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
見て良かった
映画『選挙と鬱』鑑賞。
重そうなテーマに身構えてたら、冒頭でいきなり爆笑できて、ガードがスッとゆるむ。監督と博士の人柄なのか、それとも積み重ねてきた物の力かな、ちょっと泣けたけど、最後まで軽妙な心持ちで楽しめた。
特にラストシーンには思わずため息が出て、この監督の過去と未来の作品全部見たくなった。ここ数年見た映画で一番心震えた幕引き。
そんなラストの余韻に押されて、日頃余程じゃないとグッズやパンフを買わないのだけど、Tシャツ(ハードコアチョコレート!)とパンフ両方買ってしまいました。
選挙ドキュメンタリーとしても秀逸で、同じく選挙をテーマにした『劇場版センキョナンデス』シリーズと共に見れば、選挙がグッと面白く身近に感じられる事請け合い。
そして帰り道、参議院候補の西郷みなこさんの京都市内での街宣に、さっき映画に登場してた大石あきこさんを見つけ、思わずリアルと現実(ママ)がごっちゃになって頭がクラクラ。
この辺り個人の感じ方ではありますが、鑑賞後に日常に作用する映画にハズレはないかな、そう思いました。
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