でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男のレビュー・感想・評価
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わくわく剛ランド(不謹慎ですみません)
予告篇で「良い綾野剛」と「悪い綾野剛」が出てきて
「この人の場合どっちもありだなあ」と思いましたが
「芸達者」とか「芸域広い」といった言葉で出てこなくて「潰しがきく」というワードが頭に浮かんでしまいました。
ごめんなさい。
で、序盤の「悪い剛」もさる事ながら、「困っている剛」を観ていたら
「楽しくてたまらない」という大変不謹慎な気分に陥ってしまい自己嫌悪です。
もはや剛は俺にとって「日本のニコラス・ケイジ」
柴咲コウも亀梨和也も「困った剛」が観たくて意地悪して虐めてるんじゃないかと疑わしくなってしまいます。
そして小林薫
毎度のように地味に映画を支配してゆきます。
(北野武監督「首」でも顕著にそれを感じました)
ラスト
10年後と出て
剛と小林薫が再会
「お互い歳とりましたなあ」
しかしビジュアル殆ど変わっていない様に見えました。
それだけで充分ツボなのですが
何気でささやかに加齢芝居をしている剛に胸が一杯でした。
今回は(も?)しっかり外れ演出…
時間が許せば極力拾うようにしている三池崇史新作
ファーストカット、弁護団がメディアに囲まれながらこちらに向かってくる。タイトルからもうかがえるような、誤情報による私刑へのアンチテーゼは冒頭から見て取れる。
が、育児放棄からなるいわゆる毒親の系譜みたいなテーマが入ってきて2軸で物語を進めていこうとする。
これを三池は軽やかに料理はするが、味気ない。
柴咲コウの目線はまるっきり削ぎ落としても良かったかのしれない、いや、もっと言うと全て柴咲の目線で物語を進めたほうが面白かったかもしれないとさえ思う。
今作の流れからいけば、ある種のサイコパス的な演技は十分にできていたと感じるし、それだけに彼女目線のシーンが説明臭くなりいらない。であるならばいっそ振り切ってしまって、彼女の生い立ちをもっと丁寧に描くことによって見える親子が抱えている問題の方が、今を切り取る上で大事であるように思う。
主人公が彼女であり、あの境遇から明確な劣等感を持って成長し、富裕層になるも毒親の系譜を辿る軌跡のほうが個人的には観てみたかった。そちら側の都合に焦点を当ててみれば、思考を広げてくれる何かに触れる可能性もあったのでは?
原作は未見だが、冤罪を晴らす話だろうことは想像できる。それを観れる映画にしてしまう三池の手腕はあるにはあるが、原作という題材をどう料理するかは監督の力量であり、その点で今回は味気ないものになってしまったと感じる出来になっている。抜くときはしっかり手を抜く癖は相変わらずだなぁといつも思いながら、それでもたまに当たり引けるから追いかけるが、今回は残念。
あと、ラスト木村文乃が死んでいるという描写は必要だったんだろうか?原作(今作は事実に基づく)通りと言えばそれまでだが、作品としての必然性が感じられなかった。たとえ映画であっても無意味に人を殺してはいけないと常々思っていたが、今回の妻の死は作品の中での意味を見いだせなかった。この辺、わかる人がいれば是非教えて頂きたい。
原作があるものの映画化は原作をなぞるだけではどうしてもつまらなくなる(場合が圧倒的に多い)。それでも一応映画として成立させる三池崇史。
ホラー映画より怖い
予告から気になってた映画だったので鑑賞しました!
2003年
小学校教諭・薮下誠一は、保護者・氷室律子に 児童・氷室拓翔への体罰で告発された。 体罰とはものの言いようで、その内容は聞くに耐えない虐めだった。
これを嗅ぎつけた週刊春報の記者・鳴海三千彦が"実名報道"に踏み切る。
過激な言葉で飾られた記事は、瞬く間に世の中を震撼させ、薮下はマスコミの標的となった。
誹謗中傷、裏切り、停職、壊れていく日常。
次から次へと底なしの絶望が薮下をすり潰していく。
一方、律子を擁護する声は多く、"550人もの大弁護団"が結成され、前代未聞の民事訴訟へと発展。 誰もが律子側の勝利を切望し、確信していたのだが、法廷で薮下の口から語られたのは
「すべて事実無根の"でっちあげ"」だという完全否認だった。
これは真実に基づく、真実を疑う物語。
というのがあらすじ!
最初は氷室律子からの視点から始まり途中から薮下誠一の視点に変わります
綾野剛さんと柴咲コウの演技がすごかった…
1人で二役みたいな感じだったしそれに怖かったです…
特に柴咲コウさんが無表情で感情がない目つきでゾッとしました…
体罰をしているとか身に覚えなのないこと言ってくるしまさにモンペですよね
訴えてくるし550人弁護団って多すぎるって思ってしまいました笑
あと祖父がアメリカ出身ではないことがバレても言っていないと言ってシラを通すのがすごい…
そして子どもの一言で相手の話を聞かずにしかも思い込みでここまで人を追い詰めて攻撃するのは怖いし理解ができないですね
子どもが心配な気持ちは理解できますけどそんな感じじゃないように見えた気がします
しかも校長と教頭もとりあえず謝罪しろ、しとけばなんとかなるみたいな感じ
一方的すぎるし教育委員会も何で薮下の話に聞き耳を持たないのかも謎🤔
校長に関しては無事に定年退職したかったのが理由?
にしても理解不能でした
そして週刊誌やテレビも一方的な報道でしたね
先生が悪い前提でやってたし…
第三者の証言が得にくいからこうなったのか…
もうちょっと多角的な視点で見れなかったのか…
薮下があまりにも一方的に攻撃されててしかも理不尽すぎてみててつらかったですね
今のSNSと似たような感じでしたね
それに息子さんもいじめられたりしてないか心配でした…
裁判は勝ったみたいだけど体罰に関しては10年後になかったと認められたのは長かったですね
よかったですけど!
でも奥さんは亡くなってたみたいですよね
一緒に喜んでほしかったです😔
この映画は実を元にしてあるみたいでどこまでがほんとなのかわからないですが怖いですね
氷室律子が特に怖すぎました…
あの裁判後はあの親子がどうなったのか気になりますね
それと一方的な情報ばかりを鵜呑みにしないよう気をつけていきたいです
特に今の時代はSNSでたくさんの情報を見ることができますしどれが正しいのか見分けることができるようになりたいですね
いろいろ考えさせられました!
いい映画をありがとうございました!
柴咲コウがイメージぴったりで
ライン漫画で読んでハマって購入。綾野剛で映画化されると聞いて楽しみにしてました。どのキャストもイメージぴったりで映像化に成功してる。さすが三池監督。特に柴咲コウが虚言癖の母のイメージそのもの。息を吐くように嘘をつき、表情を変えない、お化けより不気味で怖いよ。PTSDの嘘が暴かれるところはもっと深掘りしても良かったし、もう一段どんでん返しが演出できるとより良かった。漫画を超えてないため、若干厳し目の評価です。
キャストが正解だと思う
基の事件は全く知らなかったけど学校の対応(校長・教頭・教育委員会)や週刊誌、マスコミが容易に想像つく描かれ方だったから本当に観ていて気分が悪かった。
どこまでが実話でどこがフィクションなのかわからないけど作品では描かれなかった薮下先生の奥さんや息子の辛さや大変さは相当だっただろうなと思う。
湯上谷先生のリアクションと薮下先生の腑に落ちてない感じはもう本当に司法に携わる人間と一般人のギャップを上手く出せていて良かった。
一般人からしたらこの結果は本当に喜ぶことなのか?と思うようなことも司法関係者はこれはすごくいい結果ですよみたいな感じだったりすることは本当に現実ではよくある。
光石さん、大倉さん上手すぎて本当に腹立たしかったし小林薫さんは改めて言うまでもなく上手いし小林さんじゃなかったらこの映画こんな風に仕上がらなかったんじゃないかと思う。
柴咲コウさんはいつもの演技って感じだけどまあ役的に合っていたので適役の人で良かったなというのと、綾野さんもそこまで演技の幅が広い方ではない方だと思っているけどこの役は綾野剛でこそという役でとても良かったので全体的にキャストが良かったから成功した映画という感じで題材が題材なだけにキャスト失敗しなくて本当に良かった。
実は三池監督作品と知らずに観てエンドロールで驚いた。
三池作品はそれほどたくさん観てはないのであくまで個人的な印象だと、こういう作品も撮るんだなという感想だったけど知ってみれば確かに三池作品らしい描かれ方だったなと納得。
木村文乃さんで泣いた
原作を知りませんでした。最初1分でも見逃すと内容がわからなくなるかもしれないです。ん?ここから?でした。綾野剛さんの表現の仕方が豊かで緊張感が伝わりました。そうだよ、しょうがない、いらつくよねーって言いたくなりました。はじめの方は辛くて目を伏せてしまうこともありました。親目線では大弁護団もいるしコウさん一家に味方したくなるし、週刊誌も信じるし、何が正解なのかわからなくなりました。
そんな時に木村文乃さん…。泣きました。
個人的にじゅんやくん一家の伏線回収してほしかったのと、コウさん一家の旦那さんなのか弁護士なのか途中どっちなのかわからなくなりました。(うるさい方が旦那さん笑)
フラストレーションばかりが募る映画
早い話、異常なモンスターペアレントに教師人生を壊される話で
主人公はとんでもない思いすることになりますが、なんとこれは実話だそうです。
主人公と共に、視聴者側はひたすらフラストレーションを溜め込みます。
何とかして虚言癖と被害妄想を持つモンスターな氷室親子への復讐を果たして
ほしいと願うが、ラストはあっさりと「あの親子が今どうしているかわからない」
だけで終わっていて、10年以上の人生を滅茶苦茶にされているのに
「え?それだけ?!」って思ってしまった。
あの週刊誌記者含むマスコミや校長、氷室親子3人への復讐が全く終わっておらず
実話ゆえの副作用というか、圧倒的にカタルシスが足りない。
自分はこれから、実際の事件とやらをググってみようと思いますが
なんでしょう、、映画としては消化不良。
すごく不快なドキュメンタリーだと思ってほしい。
「でっちあげ」は誰がやったのか。実際に有った冤罪事件が元になっている事を知ると、世の中にまき散らされた情報を正確に収集する事の大切さが理解できるはず。
まず悪口ではないのですが、様々な役を上手に演じるこの作品のキャストの中で、特に悪役に関しての演技力の高い「柴咲コウ」「亀梨和也」「北村一輝」の名前を見つけた時、大体の方向性は予見できたのですが、第六感が大当たりして想像通りの結果になったことに驚きました。それを隠すキャストを探したところで、演技力はともかく年齢や容貌を満足させるキャストが思い当たらないので、この配役は良かったと思います。
何パターンかある予告編の中で、綾野剛も柴咲コウも優しい面と狂気の面の両面を、これでもかといった感じで渾身の力を込めて演じているので、これもまた作品の本筋が何かをラスト間際まで隠すのに良い効果をもたらしていると思いました。混沌とした話の流れの中で、小林薫の演じる弁護士の登場で心が落ち着いたのが唯一の救いでした。やはり架空ではない原作があると、脚本もそれに引っ張られて力強い構成になるのだと実感できました。
この作品では死者は出ませんでしたが、実社会では親も子供も教師も邪悪な面をもった人間がいて、悲しくも犠牲者の出る事件が頻発しているのも事実です。終わり近くに短く挿入された、校長が退任するワンシーンで理解した方も多いと思いますが、現実でもつまらない自己都合の保身のために、多くの人を悲しませて犠牲者まで出しているという事を考えれば、ドキュメントの名を借りたホラーがある現実世界に我々が暮らしているという事に恐怖を感じます。
明日は我が身
この映画は冤罪となった事件が元になっている。
それを前提知識として視聴したため、終始主人公である薮下先生に感情移入して応援しながら視聴しました。けれど、それと知らずにこの事件を知った時、果たして子供を持つ自分はマスコミや週刊誌に踊らされなかったかと言われたら、全く自信が無い。そういう自分の中に潜む偏見だとか不平等な感情に嫌でも気付かされる作品だった。
それに、もしかしたら自分が律子側にすらなるかもしれないし、ふとしたことで薮下先生側に陥れられる可能性すら、あるかもしれない。そんな恐怖すら覚える。
また、立場が違うふたりの供述による同じシーンの再現では、同じ人物同じシーンなのに全く見え方が変わる綾野剛さん柴崎コウさんたちの演技力にも魅了される。最後の薮下先生の意見陳述は是非劇場で、傍聴席に座る気持ちで見て欲しい。
柴咲コウの”眼芸”は最早ホラー
綾野剛演じる小学校教師・藪下が、クラスの児童・氷室拓翔(三浦綺麗)に対する体罰や差別発言を理由に懲戒処分を受け、さらに拓翔の母・律子(柴咲コウ)ら保護者から損害賠償の民事訴訟を起こされる——という物語でした。
中でも圧巻だったのは、母親・律子を演じた柴咲コウの“眼芸”です。眼球が飛び出すのではないかと思うほどの強烈な眼差しで、この世のものとは思えない”怪物”のような迫力を見せつけていました。黒沢清監督の『蛇の道』でも復讐に燃える母親を演じていましたが、こうした役を演じさせたら彼女は間違いなく日本一だと、改めて確信しました。
物語の構成も非常に興味深く、序盤は是枝裕和監督の『怪物』を彷彿とさせるように、まず律子の視点から話が展開され、その後、藪下先生の視点へと切り替わり、全く異なる事実が提示されます。『怪物』では最後に子ども視点の物語へ移行していきましたが、本作ではその後藪下先生の視点を中心に展開していきます。これは“事実に基づく物語”であることを踏まえれば自然な構成ですが、序盤に“羅生門形式”を思わせる演出を取り入れたことで、「律子にも律子なりの“真実”があったのだ」と感じさせる説得力がありました。
裁判では、原告側の主張が次々と覆され、最終的には藪下先生に対する損害賠償請求は棄却されました(ただし、藪下先生を懲戒処分にした市に対する損害賠償請求は認められました)。また、時間はかかったものの、懲戒処分も取り消されることとなりました。しかし、藪下先生とその家族が被った苦難を思えば、素直に「ハッピーエンド」とは言えない流れだったように思います。
芸術作品の登場人物に対する感情としてですが、実際には問題視せざるを得ない行動であるとはいえ、律子の歪んだ虚栄心の背景には、母親による育児放棄など、悲惨な過去があることが示唆されます。それが暴走した結果が、藪下先生への攻撃だったのだとすれば、やり切れなさが残りました。
また注目すべきは、劇中でスキャンダリズムに走る週刊誌記者・鳴海(亀梨和也)の存在です。先日観た『フロントライン』でも、メディアの報道姿勢が批判的に描かれていましたが、本作も同様でした。確かにその傾向は現実にも存在するとはいえ、本来のメディアの役割を考えると、安易なメディア批判に流れることには慎重であるべきだと感じました。
総じて言えば、柴咲コウの狂気じみた演技が圧巻で、もちろん綾野剛の「悪い先生」と「良い先生」の二面性を見事に演じ分けた演技も素晴らしかったです。再現ドキュメンタリー的な構成を基調としながらも、映画としての映像美もしっかりと押さえられており、高く評価できる作品でした。
ただ一点、藪下先生の語りがやや過剰で、特にラストで律子と拓翔の幻影が現れる印象的な場面において、「この親子のその後は分かっていない」というナレーションが挿入されたのは蛇足だったかもしれません。映像としては非常に美しく終わっていただけに、あえて説明を加えず余韻を残す方が、より映画的だったのではないかと思いました。
そんな訳で、本作の評価は★4.2とします。
木村文乃
綾野剛が演じてた教師が自暴自棄になり
「離婚しようか」の返しが木村文乃演じる奥さんの
「離婚はしない私と息子は味方だから」的なセリフがとても感動した。めちゃくちゃありきたりなセリフだけど木村文乃の美貌と演技力がリアル感をもたらした。
綾野剛の演技も素晴らしかった。
家族が最初から最後まで妻も息子も良い人でそこは安心して観れた。とにかく妻が良い人すぎた。
木村文乃可愛すぎた。
それでもボクはやってない‼️
体罰やいじめ、差別発言、自殺の強要などで「殺人教師」として、児童の両親から告訴された小学校教師。そんな教師の冤罪を晴らすための闘い・・・‼️最初は児童の母親に扮した柴咲コウと、教師役・綾野剛の供述が食い違って真実が見えなくなる「羅生門」のような展開なのかなと思ったのですが、柴咲コウの母親の得体の知れなさが徐々に出てきて、綾野剛が被害者だと判明‼️ここからはフツーの冤罪を扱った裁判映画となってしまう‼️柴咲コウの息子の悪童ぶりからダミアンかなぁと思いきや、そこは母への恐怖感が根底にあったり、ラストにひと捻りあるかなと思いきや、冤罪が晴れてのメデタシメデタシ‼️柴咲コウの人格形成には子供の頃の母親からほったらかされたトラウマがあるみたいだけど、そこまで深掘りされず得体の知れなさだけが残る‼️裁判映画として、教師の家族の苦悩、事態を大きくしたくない学校側の対応、いい加減なメディアなど、偏見や思い込み、ネットの声に煽動される現代社会の恐怖を描いた作品ですね‼️三池監督にしては、チョットおとなしめな感じはするんですが、かなり面白く出来てます‼️柴咲コウの不気味なヴィランぶりは強烈でした‼️
貴方、優しすぎる!!(ハモりたい)
弁護士の湯上谷先生とハモりたいくらいでした。
藪下先生(綾野剛 )が家庭訪問のお茶菓子(大判焼き×4件)を断れずに、お腹いっぱいになっちゃって家族にからかわれてる所は見てほしい。
今あの子は…?
内容を知らずに観に行き、ホラーサスペンスかとも思っていたものだから、冤罪ものだったとは!汗
最初のあちら側の主張のシーンの綾野剛が怖すぎた。
ある程度知って観に行くべき?
亀梨と綾野剛の豪雨の中のシーンは印象的ではあったけど、その後何かあるのかと期待してしまったが、何もなし。
その後亀梨出てきてた?
あそこまで激しくやり合う意味がいまいちわからなかったな〜。
裏取りせずに書いて出すマスコミはホント嫌だ。
綾野剛の優しすぎる、裏を返せば煮え切らない態度にはイライラしたが、ああいう性格だからこそ、やってもいないことを謝罪させられたわけか。
校長達は謝罪謝罪とホントひどいな。
こんなことがあったとは知らなかったので、観てよかった。
綾野剛の老け役…50歳くらい?
全く老けて見えなかったけどね。
あの子はどんな大人になったんだろうか。
迷っているあなた!!ぜひ見てほしいです
公開前から予告など拝見してすごく楽しみにしていて、原作の小説も見させて頂きモデルとなった事件も一通り見させて頂きました。
もう始まってすぐから柴咲コウ演じる氷室律子の目が怖すぎて背筋が凍ります。「え...ずっとパキってるやん...」と思ってしまいました。
そして綾野剛さん演じる薮下誠一がもう最初怖すぎて怖すぎて。「え時間間に合わなかっただけで罰??」とビックリしました。が、実はすべて氷室一家の【でっちあげ】だった。もう人間不信になっちゃいますよね。やってもない事をやった。そして謝罪をしたら火に油を注ぐかたちになってしまった。味方なのは家族そして弁護士。終盤に近づき薮下(綾野剛)の精神がどんどん崩れていくのが見ているこっちも辛くて特に豪雨のシーンが辛かったです。
少し観るのを躊躇していました。小さい子供に体罰を与えるシーンは私的には苦しいので迷ったのですが、好奇心に負けてしまい公開初日の朝に観にいったのですが行って正解でした。鬼ごっこを見ている薮下の表情に涙が溢れてきて、鳥肌とドキドキが止まりませんでした。
見るか迷っている人へ。必ず見てほしいです。自分が知らない間にモンペになっていた。知らない間に加害者になっていた。そうならないように見て頂きたいです。
あと五回は行く予定です☺️
殺人教師と呼んだマスコミ
ルポルタージュによるとても見応えのある法廷劇でした。
この映画とても腹の立つシーンが多い。
常軌を逸したモンスター・ペアレント。事なかれ主義の学校組織と教育委員会。かなり適当な精神科医。商業主義で人権無視のマスコミ。
一方で、主人公の家族と事件を担当した弁護士の存在には救われた気持ちになりました。
それにしても週刊誌やテレビ局などのマスコミの罪は重い。ペンは正義にもなるが、凶器にもなりますね。
マスコミ関係の方にはこの映画と「フロントライン」をぜひ全員に観てほしい。
見応えはあった。見ても無いでっちあげのAiレビュ-はマジ許すまじ!
カラスがさ~異常に最近夕方増えてて。これって南トラ今年7月のアレのせいか。
トカラ列島地震、悪石島。早速回避の為か根拠無き7月5日が報じられて。
時は同じくして中東の核施設へのミサイル攻撃。
そして名古屋の教師盗撮コミュニティ・・・偶然か奇遇か この映画公開。
この社会は常に混沌としている。 そして 早くも梅雨明けしていくのであった。
あっちぃいぞ! ホントにもう (@_@;)
そんな中 涼しい映画館へ 今日も行く~
今日は「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」観に行きますたよ。
中々興味もって最後まで見れました。
この映画、 是枝監督の”怪物”(2023年 脚本は坂元裕二さん)の出だしのエピソ-ドがそのまま別作品として切り出したような内容。ちょっと流れ展開が凄く似てる。
でっちあげ作品の方は、原作:福田ますみ氏(2007年:『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』新潮社)となってます。
時系列から こちらが最初かなと感じますが。
この似すぎた点。如何なものかと 私は素直に感じました。
しかし、でっちあげは 裁判が主であり、あくまでモンスター親子との戦い。
中盤~終盤までは 全く違いますのでご安心を。
実際に有った話のようで リアリティをとても感じ得ました。
裁判に9割勝訴、ここの結果が心にひっかかり残ります。
残る1割の教師が児童をイジメた点を巡って何度も何度も控訴。10年かかって事実無根を勝ち取る所が ホントに心を打った。
-------中々いい味してた役者陣-------
・薮下誠一(主役):いつもヤンチャな役が多い 綾野剛さんが演じる。
この役処は凄く良かったと思います。中々な 真面目な先生ぶり。
両極端な性格を上手く演じ切っていたと思います。素晴らしい。
・氷室律子(原告 母親):柴咲コウさん。コワイ、コワイ 心が無い母親像を真に捉えて出してますね。怖さがイイ感じでした。
・湯上谷年雄(心ある弁護人):小林薫さん。もう待ってましたよと言わんばかりの好演。とっても正義感と安心感が漂っててズバ抜けた配役と思います。
・薮下希美(薮下の奥さん):木村文乃さん。夫を懸命に支える。もうどん底に落ちた夫が離婚を申し出るが きっぱりと断る。遣ってもいない事は認めちゃダメ。絶対に。 ここの夫を心から支えて行く真の強さ(愛)を感じましたわ。
監督:三池崇史さん
どんな味付けで作品を仕上げられるのか楽しみにして居りました。
監督らしい 風味(スパイス)が随所にしていたと思います。
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(感じた事)
・薮下が教師になるきっかけが、金属加工の町工場勤めから 先生を目指したように成ってましたが あれは?本当にそうだったのかしらと。
ちょっと無理が有る感じがしました。
・喫煙場面に違和感。モデルの教師は本当に喫煙されていたんでしょうか?
また 家の中で吸ってた?あんな風に?
実際は違うのではと感じます。
・10年後の先生続けている風格が、もう少し歳行ってる感じの方が
良いのではと感じた。ちょっと若い感じかなと思う。
・モンスタ-親子の行方はどうなったのか。何処に行っても周囲は戦々恐々と思う。
最後の最後、10年経って 事実無根がやっと認められる。
この安堵感、やっとの思い。
この深い感情は当人にしか 決して分かる事は無いだろうと そう感じます。
ご興味御座います方は
是非、劇場へどうぞ!!
白雪姫殺人事件も観なおしたくなった
主役2人の演技は圧巻!!
だからこそ、2人の子供の演技がなぁ。。
ドラマだったら許せるけど、映画だからもう少し演技できておくれや…
話は実話だからこその恐怖と
私もマスコミにしっかり踊らされるタイプだから
終始ぶん殴られる感覚を味わいながら観てましたw
しいていうなら、もっとサイコパス感ほしかったのと
柴咲コウの過去編は見たかったのと
旦那が謎に黒いの何w
綾野剛さん最高すぎる
とにかく綾野剛さんの演技最高すぎる。映画で見れてよかった。演技に引き込まれた。事実だったというのが本当に胸糞悪いけど映画自体は良かった。そして、もろ地元で笑ったwwww
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