「奥さんと息子が最後まで味方でいてくれたのが救い」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 元祖浮遊人さんの映画レビュー(感想・評価)
奥さんと息子が最後まで味方でいてくれたのが救い
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オープニング、綾野剛扮する教師が生徒に体罰を行う場面が続き教師に対して嫌悪感を抱いたが、それは生徒の母親側の見方であって実際はそれが母親のでっちあげであり裁判が進んでいくにつれて母親の経歴がうそであったり生徒のPTSDの診断が確実性がなかったり生徒に対する教師のいじめの具体的な目撃証言がなかったりなど結局はいじめを立証する証拠不十分なため教師の冤罪がほぼ認められたこととなり安堵感を覚えた。
柴咲コウ扮する母親自身も育児放棄を経験しており 理想の母親を演じたかったがためのでっちあげなのではと思われた。父親役を迫田孝也が演じていたが出演が少ししかなく活かせてないなと思った。
週刊誌の記者役が亀梨和也でチャラそうな出で立ちで悪者感十分、本人も楽しんで演じていたのではと思われた。
物語の中で救いだったのが小林薫扮する弁護士と木村文乃の教師の妻が教師を見捨てずに最後まで味方でいてくれたこと。弁護士は職務だから当たり前としても妻は離婚を切り出されても教師を信じて一緒にいてくれたのが良かった。
滑稽なのが物語の中では柴咲コウの家族(原告)に550人もの弁護団がついたこと。結局損害賠償請求が棄却され面目丸つぶれ。彼らも母親に振り回された被害者か。
それにしても校長も教頭も教育委員会もひどい。事実かどうかよりもいかにして事を丸く治めるかしか考えてないように思われる。
全体を通して綾野剛の演技がとても説得力があって良かったと思う。
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