「娯楽作品と周知の狭間で」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 ゆーしさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽作品と周知の狭間で
重いテーマの作品を見る度に思うことがあります。
「この作品を映画化して娯楽作品として昇華していいものか」
と思う自分
「いや、こういう題材だからこそ、皆に知ってもらうために映画化の意義がある」
と反論するもう1人の自分
果たして正義はどこでしょうか?
この映画は、"娯楽的な"作品ではありません。
消費されるために扱われるテーマではなく、
とてもとても真摯に受け止め、
丁寧に描かれている作品と言えるでしょう。
私は、この裁判も、小説も知りもしませんでした。
そういう意味では、知らしめられ教訓になったことを嬉しく思います。
ネタバレは書きませんが、
これだけは言いたい。
立場の上の者が守っていれば、
真っ向から証言する人がいれば、
マスメディアが真実を追求していれば、
このシナリオは、決して引き起こらなかった。
肝に銘じましょう。
明日は我が身です。
ここで、この映画を外側から見た人間として、
『腐れ外道とチョコレゐト』という曲のラストサビの歌詞を引用します。
ーーー
あることないことばっかの 甘い甘いチョコを舐める 嗚呼
真偽はどうあれ 添加物だらけ 美味い餌をあげる
銀紙の中身暴けば わかりやすく人は群れる 嗚呼
その裏こっそり 誰かが黒い雨を降らすのでしょう
綺麗ごとは嘘くさくて 下世話な蜜が真実でさ
あなたもかい? そりゃ私もそうだよ
なんか嫌だね
ーーー
是非、鑑賞後に聞いてみてください。
刺さりますよ。
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