「世の教員は初任研でこれを見ろ」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 りんちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5世の教員は初任研でこれを見ろ

2025年7月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

ドキドキ

ついでに子どもが通学してる親も見た方がいい。自分の考えだけで訴えちゃだめなんだよーって。

さて、実話がモデルということと、予告が面白すぎたので見に行った。
冒頭で保護者視点で語られる事件の全貌は恐ろしい。これぞ暴力教師だが、直後に語られる教師側の全貌をみると、なるほどこうやって事実がねじ曲げられるのかと感心する。
同じことが起こり、同じような会話の内容ではあるんだが、お互いの感じ方でニュアンスが変わるんだなーとうまく撮れている。
ちなみにこの撮影って、似たような状況で、演技を微妙に変えて撮ってるわけだよね。うまいもんだな。

裁判ものといえば「それでもぼくはやってない」がある。あの映画はほんとよくできていて、私も2回見て、5点満点をつけた。偉大なる映画と比べるのは酷ではあるが、こっちもなかなかよかった。ただし、前者はモデルこそあれ、あくまでフィクションで、今作はそれよりかは事実に寄ってるはず。違ったらすいません。
結末の違いは、まあ自分で見てくれ。

とにかく管理職の対応がくそ。こんな人の下では絶対に働きたくない。教員を全く守ってくれず、保護者の機嫌を取ることだけを考えて、とにかく謝罪しろの一点張り。なによりもまず事実確認が先だろと。第三者的な立場で中立に対応しなさいよ。
管理職試験にこの映画の視聴を義務づけるべき。
そしてやっぱり、やってないことは絶対に認めてはいけないというのが教訓になった。

あと、亀梨がキャストの三番目に名が載るわりには、あまりフィーチャーされてないので注意。

本人の供述というのは基本的に鵜呑みにしてはいけないというのがミステリーの鉄則。地の文は信じても会話文は信じてはならない。だからなのか、この教師側の供述も信じていいのかと最後まで疑いながら見ていた。これってもしかして、本当は体罰は実際にあって、でっちあげているのは教師側なのではないか。サイコパス的なオチなんじゃないかと。
結局どうなるのかは、まあそれも自分で見てくれ。

りんちゃん
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