「藪の外にいる私達は、藪の中に何を見たのか?」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0藪の外にいる私達は、藪の中に何を見たのか?

2025年7月2日
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 正義には、2種類あるそうです。科学的根拠に基づく正義と、感情に基づく正義です。どちらを行使するかは、皆様におまかせ…と、言いたいところですが、客観的な正義は、他者に刺さらず、感情まかせの正義に、ヒトの関心領域はあるものです。だから、判決文より、ゴシップ記事に強く惹かれる。もちろん、私もね。第一、それがなければ、私がこの映画を観ることはなかったはず。

 怪物、だ~れだ?。

 昔観た「怪物」を思い出しました。そう、怪物の正体とは、何なの。

 サイコなママ。
 サイコママを作り出したママ。
 事実確認より、体裁が重視される職場。
 都合のいい出来事だけ編集するゴシップ。
 ゴシップ好きな私。

 この原作、そして、この原作を映像化した製作者の意図は分かりかねます。ただこの映像を造り上げた三池監督は、凄いと思う。凄く刺さるから。
 そもそも、映画は、でっち上げです。作り物です。ただ、編集された報道と、興行映画として造られた映像、怪物はどちらに潜んでいる、あるいは、どちらを好むと、皆様は思います?。
 それにしても、サイコなママとその家族、今どこにいるんだろう…。この映画観て、裁判起こすかなぁ。
 何が起きてもヘンじゃない、そんな時代です。この映画観て、覚悟しましょう。

 なぜ、その正義を信じますか?。

 大阪王将裁判
 とある書き込みが発端となり、飲食チェーン店にフランチャイズ加盟していた法人が、破綻した事案。その後の裁判で、書き込みに誇大な表現が、盛り込まれていたと、裁判で認められたものの、双方の主張、どちらが完全な根拠ある正義なのか、藪の外にいる私には、ちょっと…。

機動戦士・チャングム
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