「なんか責任取ってない奴ら多すぎる」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 ガゾーサさんの映画レビュー(感想・評価)
なんか責任取ってない奴ら多すぎる
2025年劇場鑑賞190本目。
エンドロール後映像無し。
予告の時点で先生が生徒の前でめちゃくちゃ暴行や暴言をしていて、その後やってない、と言っているので、偽りの証言を映像化した羅生門方式なんだな、というのは分かったのですが、じゃあ見ていたはずの子供たちに聞けば簡単に真実が分かるのに、裁判にまでなったということは、クラスの子供たちが全員グルになって先生を陥れようとする話なのかなと思っていました。
実際はとんでもない適当さでどんどん無実の人間を周りが社会的に抹殺しようとしていて、そいつらが全然責任取っていないのに吐き気がしました。
そうは言っても多少映画だから先生側に有利な展開に脚色しているのかな、と実際の事件の裁判記録や当時の様子を調べたらほとんど映画の通りで、500人の無能な弁護士団とか、適当な医師、クズ校長、サイコパスペアレント、クソ文春、バカテレビ、全部実在したと思うと怖すぎました。
もう途中まで先生が明らかな悪手を打っていくのをダメだって!と心の中で思ってしんどかったですが、小林薫演じる弁護士出てきてからはホッとしました。ちなみにこの弁護士さんは実際には2人の方らしいです。1人に信じられるより2人に信じられた方が心強いと思うので、ここは2人のままにして欲しかったとは思いました。
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