「見応えはあった。見ても無いでっちあげのAiレビュ-はマジ許すまじ!」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えはあった。見ても無いでっちあげのAiレビュ-はマジ許すまじ!
カラスがさ~異常に最近夕方増えてて。これって南トラ今年7月のアレのせいか。
トカラ列島地震、悪石島。早速回避の為か根拠無き7月5日が報じられて。
時は同じくして中東の核施設へのミサイル攻撃。
そして名古屋の教師盗撮コミュニティ・・・偶然か奇遇か この映画公開。
この社会は常に混沌としている。 そして 早くも梅雨明けしていくのであった。
あっちぃいぞ! ホントにもう (@_@;)
そんな中 涼しい映画館へ 今日も行く~
今日は「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」観に行きますたよ。
中々興味もって最後まで見れました。
この映画、 是枝監督の”怪物”(2023年 脚本は坂元裕二さん)の出だしのエピソ-ドがそのまま別作品として切り出したような内容。ちょっと流れ展開が凄く似てる。
でっちあげ作品の方は、原作:福田ますみ氏(2007年:『でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』新潮社)となってます。
時系列から こちらが最初かなと感じますが。
この似すぎた点。如何なものかと 私は素直に感じました。
しかし、でっちあげは 裁判が主であり、あくまでモンスター親子との戦い。
中盤~終盤までは 全く違いますのでご安心を。
実際に有った話のようで リアリティをとても感じ得ました。
裁判に9割勝訴、ここの結果が心にひっかかり残ります。
残る1割の教師が児童をイジメた点を巡って何度も何度も控訴。10年かかって事実無根を勝ち取る所が ホントに心を打った。
-------中々いい味してた役者陣-------
・薮下誠一(主役):いつもヤンチャな役が多い 綾野剛さんが演じる。
この役処は凄く良かったと思います。中々な 真面目な先生ぶり。
両極端な性格を上手く演じ切っていたと思います。素晴らしい。
・氷室律子(原告 母親):柴咲コウさん。コワイ、コワイ 心が無い母親像を真に捉えて出してますね。怖さがイイ感じでした。
・湯上谷年雄(心ある弁護人):小林薫さん。もう待ってましたよと言わんばかりの好演。とっても正義感と安心感が漂っててズバ抜けた配役と思います。
・薮下希美(薮下の奥さん):木村文乃さん。夫を懸命に支える。もうどん底に落ちた夫が離婚を申し出るが きっぱりと断る。遣ってもいない事は認めちゃダメ。絶対に。 ここの夫を心から支えて行く真の強さ(愛)を感じましたわ。
監督:三池崇史さん
どんな味付けで作品を仕上げられるのか楽しみにして居りました。
監督らしい 風味(スパイス)が随所にしていたと思います。
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(感じた事)
・薮下が教師になるきっかけが、金属加工の町工場勤めから 先生を目指したように成ってましたが あれは?本当にそうだったのかしらと。
ちょっと無理が有る感じがしました。
・喫煙場面に違和感。モデルの教師は本当に喫煙されていたんでしょうか?
また 家の中で吸ってた?あんな風に?
実際は違うのではと感じます。
・10年後の先生続けている風格が、もう少し歳行ってる感じの方が
良いのではと感じた。ちょっと若い感じかなと思う。
・モンスタ-親子の行方はどうなったのか。何処に行っても周囲は戦々恐々と思う。
最後の最後、10年経って 事実無根がやっと認められる。
この安堵感、やっとの思い。
この深い感情は当人にしか 決して分かる事は無いだろうと そう感じます。
ご興味御座います方は
是非、劇場へどうぞ!!
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