「“でっちあげ”は、他人事ではない」でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男 kazu50さんの映画レビュー(感想・評価)
“でっちあげ”は、他人事ではない
実際に起きた事件をもとにした映画『でっちあげ』。約20年前、日本で初めて「教師による児童へのいじめ」が認定された体罰事件の真相が、こんなにも衝撃的なものだったとは。
同調圧力に屈してしまうと、真実が見えなくなる――そんな社会の怖さが描かれています。
自分の信念を貫かないと、あっという間に人生を狂わせてしまうこともある。ほんの小さな出来事が引き金になり、取り返しのつかない状況に陥る怖さを、この映画は静かに、けれど鋭く突きつけてきます。
観ていて、自分自身にも問いかけられているような感覚になりました。これは、ただの「実話の映画化」ではなく、誰にでも起こりうる現実として受け止めるべき作品です。
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