劇場公開日 2025年6月20日

突然、君がいなくなってのレビュー・感想・評価

全23件中、1~20件目を表示

どこにでもあるかも知れないお話

2025年8月20日
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鑑賞方法:映画館

 美大に通う女性・ウナ。彼女が秘かに付き合っている恋人には、長年付き合って来た遠距離交際の女性・クララが居る。「クララには別れを告げて来る」と言って彼は故郷に帰った。その言葉に嘘は無かっただろう。しかし、その道中で彼は事故で亡くなってしまう。事情を知らない周囲は、悲嘆に暮れるクララに強い同情を寄せるのだが、真実を告げられないウナの深い悲しみは何処へやればいいのだろう。と言うお話。

 日本映画だったらズルズルコッテリの愛憎劇になりそうですが、北欧(アイスランド)映画らしく冷めた色合いで静かに戸惑いと哀しみを描きます。それが却って観る者にジンワリ沁みて来るのです。何処にでもあり得る話なのかも知れないという思いが、その浸透性を一層強めます。よくこんなお話を映画にしたな、と感心。

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La Strada

3.0突然、君がいなくなって

2025年8月15日
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鑑賞方法:映画館

タバコをスパスパ、酒をガブガブ。
退廃的な若者達の中にある、狂おしいほどな繊細さ。
無言の絡みも多く、評価が別れる気がします。退屈はしませんでしたが、私には刺さりませんでした。
けど、観て損とかではありませんよ。

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映画館難民

3.5【今作は、愛する人を突然失った美大生の深い哀しみと、公認だった遠距離ガールフレンドに対する彼女の嫉妬と、二人の出会いと赦しを白夜のアイスランドの海面に煌く太陽光と共に描いた作品である。】

2025年8月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

■美大生のウナは同級生のディッディと恋仲。だが、ディッディには皆が公認する彼女クララがいた。
 ディッディはアイスランドの岩場の浜でウナに”クララと別れて来る。”と言い残し出かけるがトンネルでの大事故に巻き込まれ、帰らぬ人になってしまう。
 悲しみに暮れるウナの前にクララが現れる。一人の美大生男子を除き、皆はクララを慰める。そのシーンを複雑な表情で見ているウナ。
 だが、クララとウナは深い哀しみの中、徐々に距離を縮めていくのである。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・哀しい物語であるが、スクリーンに映し出される映像が大変に美しい。アイスランドの空気が澄んでいるのだろうか。

・特に、クララとウナがベッドでお互いに哀しみを癒す様に、共に寝ているショットの美しさは、アート作品の様に美しいのである。

・更に、クララとウナが、且つてウナとディッディが最後に会った、海岸に一緒に行き、共に海を観るシーンと、そこから映される白夜のアイスランドの海の上に浮かぶ太陽と、太陽光が海面に反射するショットは、亡きディッディの思い出と被り、美しき事極まりないのである。

<今作は、愛する人を突然失った美大生の深い哀しみと公認だったGFに対する嫉妬と、赦しを白夜のアイスランドの海面に煌く太陽光と共に描いた作品なのである。>

<2025年8月3日 刈谷日劇にて鑑賞>

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NOBU

3.0北欧=幸福の国のイメージはここにあらず!!

2025年7月27日
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泣ける

悲しい

秘密の恋を続けるカップルが突然最愛の彼を失い、誰にも打ち明けられず焦燥の時間に奔走されるというストーリー!!
ほぼストーリーに説明らしきものがない為、初めは「これどういう事?」みたいな感覚に囚われるが、時間を追うごとにしっかりと伏線は見えてくる。
秘密の恋だからこそ亡くなった”彼”を巡る二人の行き場のない感情が涙とハグで全編に渡り、これでもかと観る者に訴えかけてくる!!
ラストでベッドで二人が見詰め合う長回しのシーンは、途中レズビアンであることを聞かれることの伏線!?
今までアイスランドの映画は観た事が無かったので、北欧のイメージはフィンランド等でクローズアップされる幸福の国という先入観があったのだが、この作品はそういったイメージを根底から覆してくれます。

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ナオック

3.5恋人でもないのにあんなにハグするんだ

2025年7月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

驚く

アイスランド・レイキャビクの芸術大学に通うウナには、ディッディという最愛の人がいた。しかし彼には皆が知る恋人クララが居て遠距離恋愛をしていたので、ウナとの関係は周囲には隠していた。ウナはこれ以上隠すのは嫌だと言い、ディッディはクララに別れを告げにいくと車で家を出た。しかし、途中でトンネルの火災事故に巻き込まれ亡くなってしまった。その事を知ったウナは誰にも真実を語ることができないまま、最愛の人を失った悲しみをひとり抱えていたが、ウナの前に、何も知らないクララが現れた。ウナはどう対応するのか・・・そんな話。

初めて観るアイスランド作品だと思う。
アイスランドは北海道より2割くらい大きい島国で、人口が北海道の1/10以下の40万人弱らしい。
氷河と温泉を観に一度だけだがアイスランドへ行ったことが有ります。夏のアイスランドは白夜で日が沈まないから感覚がおかしくなりそうだけど。そして、ホウェールウォッチングが出来なかったからもう一度行きたいと思ってる国です。
クララと遠距離恋愛って、車で行ってたし、国内なんだろうから、1番離れてても700kmくらい、函館と根室、みたいな距離的なイメージかなぁと思って観てた。その気になれば車で10時間くらいかな?まぁ、遠距離だな。
そして、ディッディは死ぬタイミングが悪すぎだなぁ、と思った。ちゃんとクララと別れてからならウナももっと人前で色々感情を出せたのに、可哀想、ってちょっと思った。
アイスランドの人たちって恋人でもないのにあんなにハグするんだ、って驚いた。それと、車道歩いてて注意されたら逆ギレはやめようよ、とも。
もう一つ、クララがトイレのドアを開けたまま小をしたのにも驚いた。
ウナ役のエリーン・ハットルはベリーショートで悲しみを堪えた演技が印象的だった。

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りあの

3.5ウナの悲しみはいかばかりか

2025年7月19日
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鑑賞方法:映画館

ウナは恋人ディッデイを事故で亡くし、
ディッデイの友だちとディッデイのもうひとりの恋人
クララと追悼する、わずか1日半くらいの話だ。

ウナよりも、クララや他の友だちは中学から
ディッデイとつるんでいたため、クララより思い出が
多いことがわかる。写真をみんなで見たり。
だから、ウナは知らないディッデイがいて、
そこもウナの淋しさ・悲しみに追い討ちをかけていると感じた。

ウナとディッデイの愛情の度合いがわかるオープニング、
それから事故、徐々にわかるディッデイの死、
その事実を受け止めざるを得ないウナの心の変遷は
ウナの表情やしぐさの演技でいやというほど
悲しさが伝わる素晴らしい演技だ。

ウナのお父さんとのやりとりが微笑ましく、
ここが救いでもある。

でも、ウナとクララが同じ思いを抱いたディッデイ
を介して、徐々に関係性が変わっていくところが
見どころだと思う。それは友情なのか愛情なのかは
わからないが。

それにしてもディッデイは二股をかけているわけだから、
そこは褒められたもんじゃない。とは思う。

アイスランドの若者は男女関係なくハグしたり
頭をくっつけたりのコミュニケーションで
思いを伝えあうのだな。
日本とは全く異なる文化にも触れられてよかった。

映像の質感もすごく美しく堪能できた。

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ひでちゃぴん

1.0興味深かったシーンは空想的に空を飛ぶ場面

2025年7月13日
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ねこたま

3.5珍しい

2025年7月13日
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鑑賞方法:映画館

単純

アイスランドの映画は初めてでしたし、英語を話す国ではないことも知りませんでした。
どちらの女の子も美人というわけでもなく、お友達も垢抜けていません。

いろいろ説明してくれる役も存在せず、こちらは置いてきぼりにされた印象です。
どうなるのか?と思っていたら、いきなりエンディングでしたので、拍子抜けしました。

踊りながら、悲しみ感情が盛り上がってくるウナをみるのは切なかったです。

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Mikikar

3.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年7月11日
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りゃんひさ

4.5レイキャビクの学生らの物語。 若い男性が、交通事故で急逝してしまい...

2025年7月8日
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悲しい

知的

レイキャビクの学生らの物語。
若い男性が、交通事故で急逝してしまい。
近くの友人や恋人たちが、事情を徐々に把握し、悲しむ様子。

故人には、遠距離の恋人もいて
彼が近くの恋人を選び、遠距離に別れを告げに行く道中の事故だとは知らぬまま
一緒に悲しみのどん底に。

まだ若い者ばかり、友人または恋人の不在を受け入れるにも難儀して。
普段から近くの人々と、遠距離の幼なじみとでは、温度差もあって。

日本のドラマ好きのような観衆には、ウケが悪そうな感じもしますね。
二股解消の目前、元カノと今カノの遭遇、元の当人は進行形だと思ってる…と、書き出すと、途端に品がなくなり。
まあでも、特に欧州では、今どき異性間で1対1が全てでもないでしょうし。
劇中のセリフには "レズビアンだと聞いた" "最後の恋人は男性だった" などもありましたし。
私的には、さほど驚きません。

表情などで察する、言葉の説明をかなり抑えた、静かな作り。
葛藤を抱えながらも、距離を縮めてゆく様子。
心理描写、街並みや景色、沈みそうで沈まない太陽・・・
物語よりも、アート的に右脳を使う印象。
とっても美しい映像でした。結構好きです。

劇中のBGMも、声楽曲のような静謐なもの、友人らで偲ぶ集まりのダンストラック、それぞれセンス良く感じました。

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woodstock

3.0アート映画……なんだろーな

2025年7月3日
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大っぴらに彼氏彼女だと公言できないうちに彼氏が死んでしまった……
このシチュエーションになんかグッと来るものがあるかと涙活期待で観たのに何にもなかった💦それどころか『二人の“彼女”たち』の距離の取り方が全然理解できなかった。

レイキャビクの風景が美し過ぎるのと、いちいちカットが絵画的で綺麗だった。

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らまんば

3.0喪失の質量は、絶望の深さと比例するのかもしれない

2025年7月2日
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悲しい

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Dr.Hawk

2.0悲しむ映画

2025年7月1日
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彼氏を事故で失った彼女の悲しい話。仲間と集まってお酒を呑んで泣く、ひたすら悲しむ映画。

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ちびた

5.0何故かしらどこかしら新しい。

2025年6月29日
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21世紀も既に四半世紀を過ぎた、今の映画だなーという気がすごくしました。(本国での公開は2024年?)

もちろんスマホだのAIだのテクノロジーだの、そんな上辺の話ではなくて。
描こうとしている対象や描き方が、どこか新しい。
これはまあ感覚的な話で、残念ながら具体的な説明は何一つできないので、自分の気のせいと言われれば何も反論はできないのですが(笑)。

ただ少なくとも自分は、見たことのないものを見ることができているという新鮮な楽しさをずっと感じながら見ていました。

そもそも映画ってのは、、というかドラマとかフィクション作品全般、、もっと言っちゃうと芸術なんてものは、ある人があるシチュエーションで感じたことを、真似事でないその作品としての切り口で切り取ることによって成立してるものなんじゃないかと思います。
ただそれはその人の心で、魂で、本当に感じたことでなくてはいけないから、そんなに簡単ではないのですが。

何言ってるかわからないかもですが(汗)、要はテクノロジーや機材とかでなく(もちろんそれを使ったっていいけど)新しい領域を拓く可能性が映画にはいつでもあって、この映画が描いてるものに自分はそれを感じたということです。
そういう新しいものだけが持つ瑞々しいい力を確かに持っている映画だと思います。

これだけじゃ何のこっちゃなのでもう少し具体的なこと書いた方がいいですね(笑) 、、
とにかく映像は美しいです。
これを否定する人はいないと思います。
自分はカメラワークだのなんだの詳しいことはわかりませんが、素人目にも凝った撮り方をしてるのがわかる箇所がいくつもあり、印象的かつ効果的に使われていたと思います。
俳優たちの演技は申し分なく、脚本も嘘臭さゼロで(何気にリアルに描くの難しい題材だと思うけど)、音楽の使い方も絶妙です。
総じて映画としての完成度は高く、高品質な作品だと思います。
いわゆるアート系の、つかみどころのない作品に見えるかもしれないですが、主人公は意外と感情がストレートに表に出るし、周囲の人間関係も過不足なく自然と説明されているので、いい意味でわかりやすいです。
ただその感情や人間関係の描き方の正確さが、普通じゃない。
セリフ、表情、仕草や行動、周りの情景までもが絡み合いながら、登場人物の複雑に揺れ動く感情の、今その瞬間にしかない形を、見事に捉えていたと思います。
その正確さ、解像度の高さ故に、一つ一つが見たことのない新鮮な場面に見えるということなのかも・・・。

まあぶっちゃけ地味な映画ではあります。
目を引くようなイケメンや美人は出てきません。
自分は基本的に、映画にのメインキャラクターは見た目的にスクリーンに映される資格のある人であって欲しいと思う方なので、予告編見た時点では、主人公ヘンテコな髪型してるし、彼氏の今カノもなんかボヨーンて感じなので(笑)、正直どうかなーと思ってたとこもあったのですが、本編見てる間はそんなこと思い出しもしませんでした。
そんなことが気になるレベルの映画ではないので、もし見た目のパッとしなさに躊躇している人がいたら、そこは気にせずに見に行くことをおすすめします。

あとあれですね、映画の中のあれ、いつか現地に行ってやってみたい!っていうランキングの、かなり上位に来ますね。
見た人はすぐわかると思いますが、、あの教会の前のあれです!

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sokenbitea

2.5風景はきれいなんだけど

2025年6月29日
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悲しい

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いちごのチョコレート

3.5ハルパの光

2025年6月28日
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ぷにゃぷにゃ

2.5後半のウナは迫力だけど…演者たちの魅力が乏しくて😔

2025年6月28日
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日本なら日陰のおんな、演歌の題材にもなりそうだが、ストーリー以前に主演者たちに魅力が乏しい。ウナ見た瞬間はあの大国の大統領の娘かと思うほど顔つき悪い😅返す刀でクララもあの豊満具合からあのお国の首席の娘に見えてくる始末、ごめんなさい😔

プラス、背景をすっ飛ばし過ぎてるので気持ちは分かるがウナに感情移入出来ないし、脇の位置づけもピンとこないまま終わってしまった。ラストも何でアレなのか、監督としてキラリところを作りたかっただけにすら見えてしまいました。
ラストの音楽は何となく良かったです→歌詞が分からんけどね😆

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JAG

1.5ゴメンナサ―イ🙏

2025年6月28日
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鑑賞方法:映画館

2回か、3回
突然、意識がなくなって···

正直言います。
ちんぷんかんぷんでした。

登場人物の関係性や背景が最初からよくわからなかったせいにしましょうかね。

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カールⅢ世

3.5喪失

2025年6月22日
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映像は美しかった
ウナ役の人はこのためにベリーショートにしたのかな?
中性的な感じで良かった
クララは別れるなんて言ったら死んでしまいそうなか弱い感じでなかなか別れを切り出せないのかと思ったら違った
トイレのドアの件はアタシはアンタと違って隠し事はないわよ?アンタと違ってね!って意味なのか
えーっ?えーっ?!?!?!?ってなってしまった
タイプは違う二人だけど寄り添うことで喪失感が和らぎ
深い眠りにつけたようで…

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m m

3.0これは辛い

2025年6月22日
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様々な小物や風景が象徴する寓意の大半を感じ取れなかったのがもどかしいのだが(靴とか)、クララへの同情・憐憫、真相を打ち明けられない鬱屈、事実を知った上で受け容れてくれているのかも知れないクララへのちょっとした畏怖など、相入れなさそうな感情が渦巻くなかで、喪失感という恐らく唯一の共有点を見出して幕、といったところか。
トイレのシーンにはびっくりしたなぁ。

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ひろちゃんのカレシ