劇場公開日 2025年10月24日

「誰にも共感出来ない」やがて海になる りあのさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0 誰にも共感出来ない

2025年9月6日
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鑑賞方法:映画館

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悲しい

単純

広島県西部の島、江田島で生まれ、島から出ることなく生きてきた修司。父親が家の畑で突然死し、一緒にいたのに助けられなかったことに責任を感じていた修司は、残された母と実家で暮らしていた。しかし、父を亡くしたショックから立ち直れず、仕事も真面目にせず、文句を言い酒飲んで日々を過ごしていた。ある日、テレビを見ていた修司は、東京で映画監督として活躍していた幼なじみで親友の和也が、故郷の江田島を舞台に映画を撮ることを知った。そして、修司と和也が思いを寄せていた幸恵は、妻子ある男性と交際していた。3人のそれぞれの思いが交錯する中、島では和也の映画の撮影が始まった。さてどうなる、という話。

25年7月8日、広島凱旋最速上映、舞台挨拶の回を鑑賞した。
瀬戸内海の風景は綺麗だったし、修司役の三浦貴大、和也役の武田航平、幸恵役の咲妃みゆとも良かったとは思う。
ただし、誰にも共感できなかった。
修司は父親を亡くすまではどうだったのかわからないが、あんな時間にルーズですぐ暴力振るってたら、誰も使いたいと思わないだろう。
映画監督の和也は幸恵に惚れてたのに37歳になるまでなぜ何も行動しなかった?高校の時付き合ってたが、一旦別れたのは仕方ないとして、もっと早く何らかの行動をすべきでは?20年以上ずっと好きだったなら。
そして1番わからないのが幸恵。マドンナが妻子持ちの男と不倫したんじゃ全く共感出来ない。相手が既婚者だと知らなかったのなら仕方ないが、知っててどういう事?
海辺で3人がはしゃいでたシーンもどうかと思った。

レビューを書いたのは2025年7月8日だけど、本作は未完成らしく、エンディング曲も未収録。中途半端なレビューになりそうなので、8月29日以降、完成版を観た後にレビューを公開する事にします。

9/6再度鑑賞により追記
エンディングまでしっかり完成したので再度劇場鑑賞。
エンディング曲は本作に合ってたと思う。
前回気づかなかったが、横浜の港らしき所で、江田島はどちらの方角?なんて質問は変だよね。
広島はどちら、ならわかるが。
それと、幸恵と和也は何も無いまま、というのもなんかモヤモヤするが、それで良いのだろうか。

りあの