劇場公開日 2025年10月24日

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やがて海になるのレビュー・感想・評価

全13件を表示

3.5三浦貴大、大活躍の2025年を締めくくる主演作としては物足りない

2025年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

1985年11月10日生まれで今月40歳の節目を迎える三浦貴大。今年はクセの強い脇役の演技が高評価された「国宝」を含め映画出演作が実に5本、そのうち本作を含む2作で主演と、まさに大活躍の一年になった。

8月公開のもう一本の主演作「行きがけの空」のレビューで、「三浦貴大の演技がしみじみと良い。大きく表情を変えることなく、よく通る声のわずかな調子の変化や目の繊細な表現で、複雑な心の動きを伝えている」と書いた。本作「やがて海になる」での演技の傾向もまあまあ近いが、物語上は三浦が演じる修司が本編尺のうちかなりの時間でぐずぐず、鬱々としていることもあり、にじみ出る人間味のような良い部分があまり表現されず、物足りなさを覚えた。

沖正人監督は本作の舞台である江田島の出身。プレス向け資料に、広島を舞台にした映画には原爆や戦争やヤクザなどの強いテーマが多くあるが、それだけで語られることに偏った印象も感じ、自作では島を出た(映画監督になった和也)、島に残った(修司)、事情があって島を行き来する(スナック勤めで不倫中の幸恵)という三人の視点から江田島を描いた、という趣旨のコメントを寄せている。よく知る故郷だからこそ、よそ行きでない普段着の、日常の島の姿を見せたいという思いもわかる。ただ、せっかくご当地映画としての側面もあるのだから、江田島ならではの魅力的な場所、観客がちょっとした観光気分を味わえるようなロケーションや名物料理が登場してもよかったかなとは思う。

幸恵役の咲妃みゆに関して、Wikipediaほかで宝塚歌劇団出身であること、宝塚音楽学校在籍中に大きな問題が起きた96期生だったことなどを知った。宝塚について、元劇団員で映画やテレビで活躍する女優が多いこと以外はほとんど知らないことばかりだが、今さらのように大変な世界だな、宝塚に関わった人たちの人生もいろいろあるなと、映画に関係ないところでしみじみとしてしまった。

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高森郁哉

3.0海が「憶えている」三人の生きざま

2026年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
最後に自分がこれだと思ったことを表現してください。
そこにこそ、映画がありますから。

和也は、ある意味では幸恵に対する自らの「過去の思慕」を清算するために、初監督作品となるべき映画を、故郷の江田島で製作することを思い立った―。
そういうことだったのでしょうか。

それこそ、自分以外の記憶からは、たとえ消えてしまっていたとしても、なお「あの海が憶えている」という、和也自身の内面に伏在するその思慕を清算するために―。
(その決断に至るまでには、「海に遺骨を撒く」という母親との約束を果たすため、という別の目的をかぶせることで、自分自身を納得させることができていたのかも知れません)

おそらくは、幼少の砌(みぎり)から、身近に海を見、身近に海を感じながら育ったのであろう和也の「想い」としては。
そして、そういう和也の想いに、本作の「映画監督としての沖正人」の「映画」があったのだろうとも、評論子は受け止めました。

ときに、父親が畑で急逝し、その後も自家の畑を維持するために母親が再婚した(?)相手と毎日顔を合わせて暮らすことが、学卒後も島に残り、島での生活しか知らなかった修司には、面白くなかったのでしょうか。
なかなか定職にも就けず、せっかく就職しても「遅刻常習犯」で、職場には馴染めなかった様子の彼からには、評論子は、そんな受け止めをしていました。

また、スナックの「雇われママ」をしながら、老母の面倒を見るために島と本土とを行き来し、また妻子ある男性との交際を辞められずにいるという幸恵は、彼女自身のその生活が精神的な面でも、経済的な面でも不安定だっただろうこととも、無縁でなかったことでしょう。
(その不倫相手という会社経営者すら、自社の経営がうまくゆかず、不安定な立場)

一緒に高校は卒業していても、それぞれの人生を歩んでいた、その和也のほか、幸恵と修司という、同窓生の三人組―。

そういう彼、彼女の「生きていくことの戸惑い」(本作のトレーラー)も、「これからも続くという人生」(前同)を、海は「見ていて」、「憶えて」いたということなのだと、評論子は受け止めました。

それゆえ「海が憶えている」という本作のモチーフ―沖正人監督の「想い」には、素直な同感を、評論子は禁じ得ません。
その点で、本作も佳作として評価しておいてよいと、評論子は受け止めました。

(追記)
ちなみに、いろいろな意味で、評論子は海が「好き」です。
〇地球46憶年の歴史の間(はざま)で原始的生物から「生命」を育んだ母体であること。
〇そもそも、日本人は「海洋民族」として、造船技術、航海技術を錬磨して生活してきたこと。
〇魚介類や海藻類など、動物性たんぱく質やミネラルなど、今でも人が生きていくために必要な栄養素の重要な供給源であること。
〇その広さから「海容」という言葉もあるとおり、寛容の象徴でもあること。
〇評論子個人に眼を転じても、社会人としての「振り出し」の地こそ、評論子が住まう都道府県のちょうど真ん中という内陸の都市でしたが、その後の赴任地は、いずれも海に面した都市で、いつも海(や、海から吹き寄せる潮風)を身近に感じながら生活してきたこと。
〇そして、その「内陸の都市」に住んでいた時代にも、仕事などで辛いことがあったりすると、夜中でも片道2時間あまりもクルマを駆って、海や港に停泊する海保の巡視船などを眺めに行っていたこと。
〇更に、それ以前に。大学受験生時代の評論子は、自室の窓から海上に浮かぶ漁船の漁火(いさりび)を見ながら、毎夜の辛かった受験勉強を乗り越えてきたこと。
〇そして、大学時代も、東京港、横浜港そして横須賀港にもふらりと足を運び、海の風景と潮のにおいに癒されていたこと。

(追記)
本作の製作意図について、沖正人監督の「想い」を正確に射ているかどうかは、評論子自身にもいささか自信がありませんけれども。
本レビューは、あくまでも本作を観終わっての評論子の「想い」として映画.comレビュアーのみなさまにも受け止めていただければ、幸いです。

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talkie

3.0アラフォー3人から見える景色は

2026年1月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

監督の出身地である、広島県江田島市と対岸の呉市が主な舞台になっています。広島や江田島にほとんど縁のない者から見ると、「江田島」は海軍(海軍兵学校)のイメージであるが、この映画には旧海軍(海上自衛隊)の施設は出てこない。(もしかしたら見落としたかも)観る者に海軍以外の江田島も素敵ですよとアピールしているように感じました。
3人のアラフォー男女が主演級人物となっているが、この3人の中で最もリアリティがあるのは、武田航平さん扮する和也だと思います。郷土の期待を背負って、プレッシャーに負けそうになる姿は監督自身を投影している迫力を感じることができました。また、高校時代の3人と前述のアラフォーになった3人は別の方が演じられています。パンフによると、高校時代の3人(川口真奈さん、後藤陽向さん、市川優汰さん)リアル高校生の様で、若々しくてよかったです。

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ひろ702

4.5三浦貴大さん

2025年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

癒される

舞台は広島県江田島
島を出た人 残った人 島を行き来する人
島で青春を過ごした3人が40歳を前にして再会。
ワクワク ドキドキするようなストーリーでは無いですが3人の
心情がしみじみと描かれていてホッコリ。
修司(三浦貴大)が父親の死が自分のせいだと思い込んで悩んだり
自分のことより親友の2人の幸せを願う優しさに胸が熱くなりました。
何度も観たくなる映画です。

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Yoko

3.0大の大人が何をやっているんだろう感は凄いけど、青春ってこんなものなのかもしれません

2025年10月30日
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鑑賞方法:映画館

単純

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Dr.Hawk

3.5ああ、瀬戸内

2025年10月29日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

癒される

 日曜に見ようと思ってたらプログラムには載ってないのに前日、東京国際映画祭での上映があると知り本日、仕事が終わり電車で滑り込みでした。広島舞台のようだがと思ってたら海岸に船が行き交うのどかな風景に故郷愛媛を彷彿した。見た限り広島、伊予、徳島弁の混ざったこと場に違和感を感じ入りが良かっただけに人物像が像が東京の子が駄々をこねた長男に見えたり、3人の行動に違和感。
トークで沖監督の理想と言ってたので上映すんで監督と握手の際に、少し理想を入れすぎです、もっと瀬戸内の人間味が感じれるかと、と言ってしまったが快く握手してくださった。

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おおとり

2.0すぐにクビになる

2025年10月25日
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単純

幸せ

実家暮らしでダラダラ生きる37歳のダラダラ男と、その高校の同級生で初監督作品を江田島&呉で撮影する男、そして呉でスナックの雇われママであるその元カノの友情物語…でいいのかな?

酒のにおいプンプンで遅く起きて来て、仕事は昼からと宣う主人公。
初監督作品は地元江田島で、と意気込んでいるのかと思ったら、どこか浮かないウダウダ監督。
妻子持ちと知りながら、借金抱えたおっさんと堂々と浮気するスナックママ。

そんな設定をみせて始まって行くけれど、そりゃあ仕事も続きませんよね。
畑仕事なんかもっと出来ないだろうし、別に売ったっていいんじゃね?

3人が3人とも、抱えている思いの出どころというか、心情というか、なんでその思考になるのか全くわからないし、終盤急になんですかその絶叫大会は…。

しかもそれで地固まる?
もうちょい共感出来る背景や人間性で描けなかったのかなという感じ。

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Bacchus

3.0映画監督

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

好きじゃー

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完

4.5何度も観たくなる名作!

2025年10月24日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

癒される

広島を舞台にした3人の幼馴染の
友情ヒューマンストーリー
地元民からすると、違和感のない日常の
自然な広島弁が凄く良かったです♪
そして何故か泣けてくる物語で、
凄く良かったです!
映画に出てくるパプ三番街も
行ってみたいと思います♪

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ケンちゃん

3.0登場人物たちの「心の機微」が伝わってこない

2025年10月6日
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tomato

5.0心に静かに広がる余韻

2025年9月9日
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決して派手ではないのに、最後まで目が離せませんでした。母と子、仲間たち、それぞれの絆が少しずつ重なり合っていく描写がとても丁寧で、気づけば自分の思い出と重ねていました。静かに進む物語なのに、見終わった後は胸いっぱいになる。不思議とまた見返したくなる映画。

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ふくい

3.0誰にも共感出来ない

2025年9月6日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

単純

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りあの

0.5地方映画の大失敗作で地元にリスペクトなし

2025年10月29日
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映好男女