劇場公開日 2025年11月14日

「トランスジェンダー女性の苦悩に涙しました」ブルーボーイ事件 映画大好きジジイ68歳さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 トランスジェンダー女性の苦悩に涙しました

2025年11月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

驚く

約60年前に開催された東京オリンピックの頃、違法な性別適合手術を受けた「ブルーボーイ」と呼ばれる者たちの売春に端を発した裁判記録。

当時、戸籍上の男性が売春しても現行の売春防止法では摘発できないため、警察は生殖を不能にする手術が「優生保護法」に違反するとして手術を施した医師を逮捕し裁判にかける。

女性として喫茶店で働くトランスジェンダーのサチは、顧問弁護士から頼まれ証言台に立つ。
そこで、サチはトランスジェンダーとしての苦悩を切々と語る。
主人公のサチ役はトランスジェンダー女性である中川未悠さんが演じられていましたが、ご自身の経験もあって、裁判での証言シーンはとても感動的でした。
裁判後、サチは1度は別れた最愛の男性と結ばれてブティックを経営しているシーンが流れ不覚にも泣いてしまった。

私の好きな作家、桜木紫乃さんはカルーセル麻紀さんを題材に「裸の華」「緋の河」と言う人生記を上梓されています。
その内容と重なる感じもしてまばたきもせず鑑賞しました。

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