「ダイバーシティ夜明け前」ブルーボーイ事件 マツナミコさんの映画レビュー(感想・評価)
ダイバーシティ夜明け前
世の中にまだダイバーシティ(多様性)という価値観などなかった時代。
LGTBなどの概念もなく、男と女以外の性別はオカマと一括りにして扱っていた時代。
この時代の性的マイノリティの人々は、世の中の偏見や差別と戦う術などなかった。
多様性の萌芽すら無かった時代を生きていた。
「自分は何者なのだろうか?」
そう自身に問うてる時は、たいてい自分自身が恵まれた環境にない場合や迫害を受けている事が多い。
居場所の無さを感じて、鬱々としている。
ただ、その居場所の無さがアイデンティティを確立していくことも多々ある。あるが、それは不幸中の幸いでもあり、不幸から始まったものである。
その苦しみや苦悩は当事者でなければわからないけど。
多様性などの概念が無い時代に、性同一性障害に苦しみ苦悩する人々をリスペクトを込めて描いているのがわかる。
ふざけてもいないし、シリアスすぎてもいない。
この映画みて思ったのは
丸山明宏(美輪明宏)って、どんだけのメンタルなんだろうってこと。
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