映画 すみっコぐらし 空の王国とふたりのコのレビュー・感想・評価
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すみっコの天気のコ、天空のポセイドン・アドベンチャー?
一見可愛くゆるい世界。しかしながら時折深い不条理さや悲しさがちらつく。そのギャップがすみっコぐらしの魅力であり、10年以上人気を保っている秘訣なのだと思います。
映画も今回で第4弾。
すみっコたちが住む地上は長雨で、その上の天空の世界は干ばつで悩まされており、天空の「おうじ」が原因を探ろうと「おつき」と天空から落ちてくるところから話が始まります。
しかも天空が干ばつになることで雲は動かなくなって地上は長雨に。そして天空の国土=雲も次第に失われていくことに。
その問題を解決するには天空の水源を復活させて国土を水に満たす必要があることがわかります。
「おうじ」と「おつき」とすみっコたちで冒険に旅立ち、力を合わせてさまざまな問題を克服し、「おうじ」の成長していく、という冒険譚です。
最後、水源地で真相が明らかになり、「おうじ」と「おつき」が別れることになりますが、1作目を思い出し、思わず涙が出てしまいました。ここで1作目と同じにしたら「逆詐欺狙い」「泣かせにかかった」と批判されたかもしれません。
結局、それは何とか回避できますが、今度は水に浸かった水門のハンドルを回さなければならない。流される危険を冒して「おうじ」と「おつき」が水門を開け、すみっコたちの協力で何とか目的を達成できます。
毎回、一見可愛くゆるい中に不条理さや悲しさも散りばねなければならない、という難しい課題に取り組んでいることが伺えました。
それでも回を重ねるごとに力みが減り、今回はだいぶまるくなった感じがしました。
すみっコぐらしはロールシャッハテスト
すみっコぐらしアニメーションの特徴、セリフは最小限の書き文字で、ナレーションと音楽で情緒を誘い、観客は自分の人生経験や感情をそこに映す。
「かわいい映画」として観る人もいれば、「孤独・自己受容の寓話」と読む人もいる。
まさにロールシャッハ・テストのように、見る人の心の形が現れる鏡ではないかと今回の映画で思いました。
おうじ、応援してしまいました。おつきのコの関係性も途中で判明し二人の絆が切れないように祈りながらになりました。
ちょっと空の王国のなりたちとシステム設定がわかりづらかったのが難点。ただパンフレット特別版買えばわかるのでそう思った人は帰る前にパンフレット買いましょう。こくみんってネーミングがかわいい。
エンディングにシークレットゲストが出てくるわけですが。。。。あー、主役オーディションに落ちちゃった面々だったのかなぁと邪推。映画第四弾発表直後、私はこっちの王国が出てくるのではと邪推したものです。
超主観、えびふらいのしっぽが特にかわいい!表情に赤みが入った時の愛らしさよ。
おうじ&おつきのコの生い立ち, 絶対に離れてはいけない相棒であるこ...
ひとりじゃ、何もできなくても
未来は俺たちを 照らしてはくれない
未来はいつだって 俺たちの
この掌で 明るく照らすものさ
だから泣かないで 諸々 大丈夫だよ
竹原ピストル 「諸々、大丈夫だよ」
さみしそうにしている同級生がいたら、そばにいけました?。けっこう、勇気が要るんですよね。でも、それができていたら、私の生き方、変わっていたかもね。
この世界の、すみっコで暮らす私がいます。宝石のように、輝やかない日々です。お付きのコも、いません。それでも、せっかくこの映画観たのだから、前に進まなきゃね。ひとりじゃ、何もできなくても、小さな勇気が、なかまを見つけてくれる。なかまと一緒なら、できることだってある。それに、お付きのコが、いないことを、嘆くなら、自分が、困っているコの、お付きのコになればいい。ちっぽけな勇気でも、私達の未来は、輝くよね。
だから、泣かないで、もろもろ大丈夫だよ…
幼い王子の成長物語
今回はこれまでよりもずっとやることがシンプルでストレートな冒険物語になっている
たぶん一作目で「ターゲット層以外」にウケてしまったのに危機感を感じての
試行錯誤が4作目である今回もまだ続いているのだろうな
そういう意味ではこれまでより物足りなく感じてしまう人もいるかもしれないし
劇中の描写や仕掛けがいまいちうまくかみ合っていないように感じてしまうかもしれない
そういうちょっとひっかかる点を差し引いても
父王の不調をきっかけに自立を目指す幼い王子が
気持ちの空回りと自分の力不足を自覚し皆に頼ることを覚える
まっすぐな成長物語として描かれているのは良いところだと思う
メインメンバーだと、えびふらいのしっぽやとんかつがかなりメインに描かれていて
ちょこまかと動くたぴおかやざっそうともどもとてもかわいい
今後も続く定番のシリーズに育ってほしいなつくづく
大人にも響くメッセージ性
とんかつとえびふらいのしっぽの関係性が可愛くて愛おしくて...🥰🥰
とかげのがおーもかわいい
王道な物語が素直に響く性格の私は終盤ずっと顎まで滴るレベルで涙を流しながら鑑賞しました。
一方、レビューにもちらほら見る「石を壊したりしたら国が壊れちゃうのに」「宝石をはめる仕掛け要らなかったじゃん」等の感想。
大人的な視点で、これにより雑とかすみっコたちの浅慮に期待外れ感ある批判がありますが、
寧ろこれこそ大人へのメッセージとして最重要。
つまり、国を救うには石をはめるしかない。用意された仕掛けに則らなければ国は壊れる。
そういう「思い込み」にいかに私たちが囚われているか。
すみっコたちと同じ状況に置かれたとき、本当は両方救える方法が存在するのに、思考停止して最初からそんな「正解の方法」はないと諦めて、国を救う代わりにおつきの子を犠牲にする選択を取ってしまうような大人がいかに多いか。それで仕方なかったと感傷に浸るしかできない大人がいかに多いか。
すみっコたちは「思い込み」に囚われることなく、まずはおつきの子を救った上で、「正解の方法」以外の方法を己の頭で考えて、大人の目から見れば無理やりや偶然の幸運に映る両方救える方法を自らの手で掴み作り出しています。
はたして、本当の「賢さ」とはどちらのことをいうのでしょうね。
良かった!
すみっコぐらし大好きながきんちょをお連れしまして映画館まで観に行ってまいりました。
過去作に比べてレビュー評価がイマイチな感じがしまして不安を抱くも、素晴らしい内容だったと感じております。
とんかつの剣技は美味しそうな効果音と共に繰り出され、なんとかの呼吸のような感じでとてもステキでした。
お子様連ればかりのたいそう騒がしい上映になるかと思いきや、中高年のご夫婦やアベック、あるいはお一人で来られておられる中高年の人らもそれなりにおりまして、すみっコぐらしの人気に驚きました。まあ、私も充分に中高年なのですが…
そして、そのような中高年は皆一様に泣いておりました。まあ、私もそのうちの一人なんですけど…
それでいいんだ…感はある
みんな可愛くてあたたかい。
音楽が派手で良かった。
衣装も可愛らしくて終始ニコニコ。
ただ、おつきのコが宝石になりかけるシーン…あそこふつうに水流れるように扉開けりゃ解決できんのかい、と。
拍子抜けはした。
オリジナルキャラを消滅させる展開は過去作にあったので、悲しいけど消えちゃうのかな…と思いつつ見ていたら、「石を倒せー」などとほざくすみっコたち。
そんなことしたら王国消えちゃうよね。
今回はたまたま簡単な解決策があったからよかったけど、いつか、それだけでは乗り越えられない危機に瀕することになる。
強くなれ、すみっコ。
ほどよい緩さ
悪者のいないふんわりした世界。
頑張って空回りしちゃう「おうじ」も、おうじが大好きで頑張る「おつきのコ」も健気(けなげ)でね。
もちろんすみっコたちも、優しさと可愛さ全開。
1作目が角田貴志さん、2作目が吉田玲子さんの脚本で、「泣ける」と妙に評判になったせいなのか、3作目は無理矢理に涙腺刺激系感動路線にしようとしていたが、今作はそこまで肩肘張ってない緩(ゆる)さがよかった。
「みんな頑張ったねー」で、「一人で焦らないでみんなで助け合おうね」「本当に大切な人は意外と近くにいるよ」って、普遍的で意外と難しい真理を、さらっと子どもにわかるように示していて。
カエラちゃんの主題歌も、優しいお母さん目線による癒し満載で。
このくらいゆるくていいんだよと思いました。
君の傘
劇場版4作目となる今作では空の王国にすみっコたちが向かうお話になっていました。
特典はエビフライドンゆび人形でした。エビフライドン…?
どうしても過去作と比べるとお話がとっ散らかってるなーとは思いましたが、すみっコたちが可愛かったのでそういうモヤもバッと晴らせてくれる作品でした。
やっぱりモチモチしてるすみっコたちを眺めてるだけで頬が緩んでしまうんです、あの子達は可愛すぎます。
空の王国の王子とすみっコたちの物語になっており、今作では友情にフォーカスが当たっていたかなと思いました。
雨の降り続けているすみっコたちの街というところも繋がってくるんだなと思いましたし、てるてる坊主で過去の映画のキャラクターたちがいたのもほっこりしました。
すみっコたちと王子というよりかは王子の成長の方が強く描かれており、すみっコたちの助けは嬉しいけれどまた何もやれなかったと自己嫌悪に陥ってしまう王子を見ているのは中々辛いものがありました。
そばにてくれるおつきのコのサポートもあって徐々に立派になっていく様子を眺めれるのは良かったです。
それもあってとんかつとエビフライのしっぽがメインになるかなーと思いましたが、出番は一番多くありつつも大活躍とまではいかなかったかなーと思いました。
入場特典の姿になるまでは…。
旅の道中で出会うモンスターのゆるゆるっとしたデザインもまた愛らしく、クッキーを食べ歩いていたモンスターが激カワでした。
すみっコでしかできないデザインって改めて大切だなと思いました。
おつきのコの正体が分かってからの、大ピンチ!な展開でどうなるどうなると思っていたところに唐突に魔法で進化したエビフライドンでめっちゃ笑っちゃいました。
シリアスな雰囲気をぶった斬るように参上したエビフライドンが王子とおつきのコを助けに向かうシーンでは応援しちゃいました。
丸くしっかり収まり天候も解決、王子も無事王国を引き継ぎめでたしめでたしといったところもすみっコらしくて良かったな〜と思いました。
お祭りでどんちゃん騒ぎしているすみっコたちが可愛いですし、それを眺めている王子とおつきのコもキュートでハートフルがとっても似合っていました。
5作目が作られるとしたらどんな作風で来るのか?
なんにせよ1時間と少しでほっこりさせられる作品ってやっぱ貴重です。
あぁ〜実際のすみっコたちモチモチしたい〜!
鑑賞日 10/31
鑑賞時間 11:05〜12:20
みんなの優しさがじんわりしみます。
よ゛か゛っ゛た゛ね゛え゛~~~~!
無難な作りですが、すみっコぐらしはこれで良いのだと思いました
今作はこれが本来のすみっコぐらしと言った演出でした。
1作目から3作目までの良い点や反省をいかし、やっと本来のすみっコらしい作品になった気がします。
では面白いのかと言えば…そこまでではない普通に上手くまとめた感じ。
あくまでも、すみっコぐらしらしい、です。
いまだに言ってる人がいますが、すみっコぐらしは本来泣かせる内容にする必要の無い作品でした。
しかし1作目でやらかしてしまい、すみっコぐらしは感動と涙を誘うアニメと誤解を生み、それ以降は泣けるかどうかに注目が集まる流れになりました。
今作や3作目の評価で、すみっコぐらしは泣けると聞いて観たけどそうでもなかったとか、1作目は泣けて感動したけど今回はいまいちなどのコメントを見ると切なくなります。
もちろん、すみっコぐらしの映画に期待するものは人それぞれ違います。
確かにすみっコ達の境遇も明るいものではないですが、それを引きずる内容の作品でもないです。
その泣かせるアニメの流れを払拭しようと作られた3作目は何故か監督が楽しい作品にしたと言いながらも、現実社会の実態を投影してしまい、逆に子供は少し怖がりブルーカラーの大人は現実世界に引き戻されるモヤモヤしたストーリーに。
そして今回の4作目は、競いあわない、切ない気持ちにさせない、すみっコ達を危険な目にも怖い目にもあわない、号泣させるほど悲しい展開にもならない、みんなで助け合い協力する、ナレーションもでしゃばらない、そんなあたり触り無い無難なストーリーになりました。
そして今まで、すみっコの誰かにスポットを当てていたのがゲストキャラをメインにしてすみっコ達の扱いを平等にしました。
すみっコ5人全員を平等に扱い、メインはゲストの王子とおつきの子を中心に。
冒険物な内容ですが、映画自体の作りは冒険しない無難な作りになりました。
本来のすみっコらしい演出で安心して観られるのですが、正直面白い!といった感じではないです、もちろんつまらなくもないです。
色々と気を使いすぎたのでしょうか?良いけど物足りないです。
あと、せっかくおまつりのシーンもあるのだからワンシーン程度にせず、もっと色々なすみっコ達を登場させて踊ったり遊んだり騒いでほしかったです。
今回はすみっコ達の出番も過去作と比べて1番少なく、王子とおつきの子に時間を使いすぎています。その点は残念です。
一番すみっコらしい子供向けな感じの内容なのですが、だからと言ってもうちょっと演出は頑張ってほしかったです。
あと、ラストもどうにかならなかったのか。
あれでは宝石集めた意味が...
前作より過去作に戻った感じ
うーん、イマイチ
映画 すみっコぐらしシリーズ第4弾。
すみっコの町は雨の日が続いていた。そんなある日、空から突然空の王国のおうじが落ちてきた。おうじによると、雲の上は深刻な水不足になっているらしい。空の王国のピンチを救うため、すみっコたちはおうじとともに空へ向かい・・・さてどうなる、という話。
このシリーズも何作か観てるから慣れてはきたが、セリフ無しで字幕が流れ、状況説明のためのナレーションが入るパターンはやはり違和感がある。
ストーリーも今回は、うーん、という感想で、イマイチ感が漂った。
子供向けとはいえもう少しなんか良いことをした、とか、悪い奴をやっつけた、とか、王国に戻るための努力をしたのはわかるが、もう少しなんか出来なかったものかな、と感じた。
ナレーションの井ノ原快彦は安心して聴けて良かったと思う。
木村カエラの主題歌は良かった。
奥が深いぞSUMIKKOGURASHI(・-・)
全33件中、1~20件目を表示
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