劇場公開日 2025年6月20日

中山教頭の人生テストのレビュー・感想・評価

全29件中、21~29件目を表示

3.5学校のリアルがここにある

2025年6月22日
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ひでちゃぴん

3.5で、プロテインシェイカーはどうなった?

2025年6月21日
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笑える

難しい

「キングダム2 遙なる大地へ」で活躍してた渋川清彦が山梨の小学校でえらい苦戦してた。
次々と現れる大小様々な問題に格闘するものの、なかなかズバッと即時に解決することができない中山先生。スクリーン越しに観ている側としては、何とも焦ったい気分。教頭先生って、雑務を含む校務全てに於いて責任を負わされる管理職で、ちょっとだけ偉いのだろうけど、他者からは偉くは思われていないんだろうなあ。
結局、葉山先生のシャカシャカはどこに行ったんだろう。空気を読まない(読めない?)マイペースの葉山先生みたいなタイプが一番楽なんだろうなあ。

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ちゃ坊主

4.0高野志穂

2025年6月21日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

さくら、のイメージが強いが何かイイ感じになっていた。子役が良かった。特に教科書云々のあの子。あと、そうそう、杜夫・イグレシアスも良かった。

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あくび

3.0ルールに頼るということ

2025年6月21日
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鑑賞方法:映画館

前日に同じ11歳を扱った「ルノワール」を観たばかりなので印象を引きずってしまうのだが、本作でもこの年齢の女子が男子を置き去りにして大人になり始め、少女と女性、天使と悪魔が同居している感じをうまく捉えていた。
諦めずに夢を追い続けることが大切、みたいな思考停止に堕する事なく、世の中に不合理や不正義が蔓延しているのを認める所から始めよう、という終業式スピーチは、子供達が社会に出た時に過剰に絶望して折れてしまうのを防ぐためのメッセージで、漫画「夢なし先生の進路指導」を思い出させる。
色々ベタな演出があったり娘との関係描写もイマイチだったものの、スーパー熱血教師を描いて教育現場への過度な期待を煽るようなしょーもない作品でない事だけは確かだろう。
渋川清彦の自信なさそうな演技はなかなかよかったけど、光石研だったらどんな感じだろうと想像してしまった。

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ひろちゃんのカレシ

3.0ゆるキャラ校長

2025年6月21日
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単純

難しい

校長職を目指す頼りない小学校の教頭先生の話。

妻を亡くし中学生の娘との2人暮らしで、娘の為に今より時間を作れるようにと校長職を目指す中山教頭が、休職した先生のフォローの為に5年1組の臨時担任まで務めることになり、様々な問題に直面して行く。

何があったのか良くわからないけれど、元々の5年1組の担任が降ろされて、後任となった先生のちょっとヤバい感じをみせていく始まりから、生徒の中にも問題が…まあ結構黒幕はわかりやすいけれど、散々広げて振りまくって、ほとんどのネタが実はこうでしたで終わりなのはちょっとね。
先生が題材の話しなんだから、そこへの対応がキモだと思うのだけれど。

優しくマジメで、少しどころかかなり頼りない教頭の、変化とかトラブル対応とか向き合う姿とか、面白くはあったけれど、口下手なのはやっぱり損だよね…。

それにしても、何でもかんでも説明会とか、怖いですーとか、今時はこれが普通なんでしょうけど、アホクサ&メンドクサ。

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Bacchus

5.0人生テストは続く

2025年6月20日
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misaki

4.0金八先生シリーズのように、、、

2025年5月1日
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「中山教頭の人生テスト」は、
まさにタイトルが示す通り、
一人の教頭が直面する様々な試練を通して、
現代社会における教育現場の厳しさ、
そして一人の人間としての生き方を深く問いかける作品だ。

本作が描くのは、
理想と現実の狭間で奮闘する中山教頭の日常と、
その真摯な姿だ。

学級崩壊の危機、
モンスターペアレントからの理不尽な要求、
そして学校組織内部の人間関係といった、

教育現場が抱える生々しい諸問題は、

映画でも既視感のある内容だ、

しかし、本作はそれらを単なる社会派ドラマとして消費しない、

中山教頭は独特のスタンスで対応していく。

そして、
その「独特の展開」をみせるストーリーテリングだけではない、
映像表現の力が、物語のリアリティと深みを格段に高めている。

カメラは、
学校という閉鎖的な空間の中にある「豊かな空間」を巧みに捉える。

手前、中景、奥、さらに「奥の奥まで、丁寧に作られている灯り」は、
単に画角やアングルだけを美しく見せるだけでなく、
登場人物たちの心理的な距離感や、
学校という場所が持つ多層的な人間関係を、
視覚的に表現しているかのようだ。

光と影のコントラストが、教頭の内面の葛藤や、
彼が置かれている状況の複雑さを暗示する。

特に印象的なのは、

学校の撮影という高い難易度に真正面から挑んでいる点だ。

日本の多くの小中学校の校舎は、
学習環境を考慮して、
子どもたち自身の左側から太陽が広く差し込むように設計されており、

撮影には残念ながら様々な制約が伴う。

金八先生シリーズのように左側の窓が無いようにセットをつくると、
多くの問題は解決可能だ。

しかし、
本作はあえて「カメラを窓に向ける」
これは単なる技術的な挑戦ではないと推察される。

窓から差し込む自然光や、
移りゆく天候は、
子どもたちの心境の変化や、

物語のターニングポイントを象徴しているように感じられる。

撮影スケジュールやキャストの芝居が、
天候に左右されることを承知の上で、
この表現を選んだ製作陣の意気込みが伝わってくる。

それはまさに、「中山教頭の人生テスト」という作品の核、

つまり不確実で予測不能な人生そのものを描くために必要なリスクであり、
その挑戦が成功しているからこそ、
本作は観る者に強い印象を残すのだ。

文字数は増えてしまうが、

印象的な撮り方として、
「道の駅までの中山教頭の車のロングショット」も、

彼の孤独な決意や、
一人の人間として歩む道のりを物語るような引き絵だ。

こうした細部にまで宿る映像表現は、

中山教頭という人物への深い共感と、
「全方位で、中山教頭を応援する仕事ぶり」に裏打ちされていると感じる。

スタッフ・キャストが一丸となって、
彼の人生、彼のテストを見守り、
子どもたち、先生たちを、
支えているような温かい眼差しが、作品全体から感じられるのだ。

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蛇足軒妖瀬布