「クソ生意気な小坊共も、先公も、みんな人間。」中山教頭の人生テスト デブータさんの映画レビュー(感想・評価)
クソ生意気な小坊共も、先公も、みんな人間。
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子供である事を盾にして、傘にきて、大人をナメてるクソガキ共も、
そんなクソガキ共を溺愛して鵜呑みにするバカ親モンペも、
そんなバカらに振り回されて苦労させられて、
形骸化した聖職者面や聖人君子で在る事を強制されてる先公達も、
みんな同じ一人の人間で、バカで、愚かしくて、
常に社会と自分の善悪のギャップや境界で苦悩している。
そんな当たり前の姿を当たり前として描いてくれていて、ホッとする作品。
大人の本気の想いって案外ちゃんと覚えてる。
コドモだからって理解出来ないだろうだなんて舐めちゃいけない。
確かに…下校中の時点で忘却の彼方へトンでしまっても、投げつけられた本気の本音って、実は結構…頭や心や記憶の片隅に引っ掛かってて、大人になったふとした瞬間に蘇ったりするもんだし、知らず知らずに行動指針の一つになってたりする。
教育や躾のナニが大切なのか?
その一端が分かる名作。
クラスを仕切ろうと裏で暗躍する良い子ちゃんぶったバカ女(小5)が、一切罰せられる事も無く、冒した罪が公の面前で親にも何も知られず捲られることも無く…過ぎていくけど、
それでも!お前の薄っぺらい良い子ちゃんの仮面なんざ!コッチはちゃんと分かってんだからな!って言葉じゃなく目と眼で分からせる場面が有って、
そう云う生徒ちゅう赤の他人のガキと、先生って云う赤の他人の大人との関係性がリアルで良かった。
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