「教育現場に合っていないところが散見です、大いに残念です」中山教頭の人生テスト With_meさんの映画レビュー(感想・評価)
教育現場に合っていないところが散見です、大いに残念です
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教職43年(現在は退職済み)の私にとって、義務教育の現場経験はありませんが、観ての感想を述べます。
全体的には、良い雰囲気だったと思います。
特に、M教師として校長の「単に気に入らないという理由」だけで、学級担任を外されて、干されているのに、問題のある児童を救いたいと奮闘する「椎名先生」、これは現実に有り有りです。こんな教師に救われて「卒業」まで持ち込まれた児童生徒は沢山います。ただし、現実に学級担任をしながらで、この役目は無理だと思います。
こんな、性格の女の子、PTA会長(だと思う)の娘「富沢亜里沙」、その下僕だった「杉田真理」これも実際は、有り有りです。「富沢亜里沙」らを、上手く使い学級の児童指導を旨く、(本当の意味で旨く)行っている教諭は超多数実存します。児童生徒は旨くその気にさせられて、きっと、良い集団が出来ると確信します。
以下、現場に即していないところがあって、興ざめしたところがありました。
1.高々「8万円の横領」だけで、校長が免職になることはあり得ません。賢い校長なら、校長経費決済で十分に対応できます。
2.今時、校庭で朝礼、全校集会をする学校は有りません。体育館があります。
3.もし、校長が不祥事で免職になった場合(他に現職で病死、重病休職、事故で不在になった場合など)、教育委員会事務局の相当職種の人が即着任して、教頭がそのまま、校長代行になることはあり得ません。
その他、散見いたしました。
もっと、リアリティーがあれば、評価は4.5くらい出せたと思います。
最期に、知っている高校のウェイトリフティング部の様子が出てきて、ワロタ。
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