バレリーナ The World of John Wickのレビュー・感想・評価
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想像以上にジョン・ウィック
キアヌ・リーブスの出演シーンも顔見せ程度なんだろうなと思っていたら、ちゃんとストーリーに食い込んでガッツリアクションもしていた。
そろそろ60歳か。頑張ってんなぁ。
ま、ジャッキー様の年齢を考えれば、まだまだイケるでしょ。(笑)
主演のアナ・デ・アルマスさんは過去作を幾つか観てはいるんだが、全く記憶に残っていない。抜群に美人だが、映画の華としてあるだけの女優というイメージだった。
本作撮影時は35歳くらいか。ずいぶんお若く見えるしそれだけでも流石ハリウッド女優ですが、アクション映画主演でしかもジョン・ウィックの後を引き継ぐというのは半端ないプレッシャーとトレーニングの日々だったろう。
あのハル・ベリーをゴリゴリのアクション女優にしたチャド・スタエルスキのアクションチームに指導を受けるというだけで、その覚悟は半端なものではなかったろう。
結果キアヌ・リーブスに引けを取らないアクションを披露して、「ジョン・ウィック」の世界の女殺し屋を見事に演じて見せた。素晴らしい女優さんだ。
イマイチ名前が売れていないせいか、本国での興行収入もイマイチだったようだが、それでもこのキャスティングで正解だったのだと思う。
キャスティングといえばこのシリーズはアクション好きをニヤリとさせる、流石チャド監督、分かってんなと思わせるキャスティングが最早お約束になっているが、今回自分がおおっ!と驚いたのは勿論ノーマン・リーダスでは無い。謂わば1面のボスとして登場した韓国人俳優チョン・ドゥホン氏だ。この方は俳優兼アクション監督で、ボクシング映画のアクション監督をするにあたりプロボクサーのライセンスを取得して、試合にまで出場してしまったというどうかしているレベルのアクション馬鹿だ。
本作でも最初の1発の蹴りで達人である事が伝わるキレとカッコ良さだった。もっと見たかったなぁ。
少しでも気になった方は是非「シティ・オブ・バイオレンス−相棒−」を観てください。お気に入りの1本です。
嬉しさのあまり話が少し逸れました。
本作はシリーズ5本目だというのに、まだこんなアクションの見せ方が有るのかと驚かせたり、毎度の事ながらクライマックスの舞台が見事だったり、ザクザク殺し合ってるのに何故か和やかなBGMが流れてちょっと笑えたり
と、マンネリ化しない創意工夫も尋常じゃありません。
キアヌ主演で次作も有るようだし、それならきっと本作のイヴも絡んで来るでしょう。ドニー主演のスピンオフも予定されてるというし、まだまだこの " 石を投げれば殺し屋に当たる世界 " で楽しむ事が出来そうです。
チャド監督頑張って!
俺の為に。
こういう人に向いてる映画↓
後半はうとうとしてしまいました…
事前想定以上の女性アクション!
ジョンウィックのスピンオフということで、実はあまり期待していなかった(アマプラのコンチネンタルでがっかり)のですが、今回はまずまず良かったです!主人公女性アクションがなかなかすごい。それもジョンウィックと同じスピード感で絶え間が無い。演技が大変だったろうなと感心しました。ストーリーはちょっと軽いですが、ジョンウィックシリーズのお馴染み面々の出演は嬉しい!ジョンウィック本人も割と出演場面が多かった。シリーズの背中タトゥーのバレリーナはどうゆう経緯で?と気になってましたが、こうゆうストーリーもあるねと納得。主人公はポスターよりも美人だったので、激しいアクションだけでなく、長く見ても飽きなかったのも評価高い点です。映像はシリーズ通りにキレイでした。
このシリーズは期待を裏切らない。
初めは淡々と物語が進んで、途中から「えっ、そうくるの?」という感じで、最後まであっと言う間に駆け抜けました!
途中、日本刀が出てきたり、このシリーズは日本を大切にしてくれて嬉しい限りです。
まぁ、どんだけ殺すのというばかりやりまくりで、ジョナサンよりもひ弱という役どころだからか演じる方はめっちゃ大変だろうなと見ていて思いました。
このシリーズの世界観と演出、映像の美しさはやっぱりスクリーンで観ないとダメですよね。
万人受けはしないと思いますが、このシリーズの世界観はハマる人にはめっちゃハマります。
余談ですが、アナ・デ・アルマス演じるイヴの左斜め上を見る表情がトイズチャンネルのよ~こさんにめっちゃ似ていました。
シリーズの良さと新しい一面の両方を感じられる
うん、ジョンウィックだね
アクションを楽しめる上質のスピンオフ
スピンオフ作品を面白くするのはなかなか大変だと思う。オリジナルを超えることは難しいし、世界観をあまりいじることもできない。でも、オリジナル作品のファンを喜ばす演出も必要となる。
そういう意味で本作はなかなかいいバランスの映画になっていたと思う。ジョン・ウィックの世界観を使いながら、うまいこと新たな復讐劇を作り上げた感じ。やはり主演のアナ・デ・アルマスが素晴らしい。「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」の見習いエージェント役だったのが、「グレイマン」での活躍から本作のイヴへ(製作時期はグレイマンの方が後だと思うが役のイメージとしてそんな過程をイメージしてしまう)。素晴らしい成長ぶり。スタントの人がほとんど演じていたとはいえ、とてもカッコいいアクションだった。
本作の面白さはあの教団の村だと思う。おとなしそうな住民たちが次々と襲いかかってくるあの設定がいい。どんだけ殺すんだ!殺し方が結構エグくて少し笑ってしまった(いい意味で)。火炎放射器を使うシーンも思ったよりも長くて楽しめた。アクション最高だな。
ただ、話としてはちょっと微妙。深みみたいなものを求めているわけではないからあまり問題ではないが、やや物足りなさを感じた。ジョン・ウィックとの絡みがちゃんとしていたのはよかった。これは次作で再び2人が絡むことを期待してしまう。
格闘術「ガンフー」を駆使する力強いアクションは健在で、女性を主人公に据えたことで戦い方はより多彩に。
映画『バレリーナ:The World of John Wick』作品レビュー
キアヌ・リーブス主演の大ヒットアクション「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフ作品。シリーズ第3作「ジョン・ウィック パラベラム」とクロスオーバーしながら、新たな暗殺者の復讐劇を描く。主演は「007 ノー・タイム・トゥ・ダイ」「ブレードランナー 2049」のアナ・デ・アルマス。
●ストーリー
イブ・マカロ(アナ・デ・アルマス)は、ルスカ・ロマに属する暗殺者ハビエル(デヴィッド・カスタニェーダ)と、ヨーロッパ某国に拠点を置く暗殺者たちのカルト教団に属する女性との間に生まれた娘でした。
だが、イヴがまだ幼い頃、ハビエルは教団の手から娘を守るため、命がけでイヴを連れ出すのです。その行動がもとで妻は命を落とし、ハビエル自身も教団の追撃を受ける中で娘だけを逃し、自らは命を落としてしまいます。身寄りを失ったイヴを引き取ったのは、ニューヨーク・コンチネンタルの支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)でした。彼の計らいで、イヴはルスカ・ロマのディレクター(アンジェリカ・ヒューストン)のもとで育てられ、バレリーナとして、そして暗殺者としての技を磨きながら、やがて冷静かつ強靭な戦士へと成長していくのでした。
12年後、伝説の殺し屋ジョン・ウィックを生み出した組織「ルスカ・ロマ」で殺しのテクニックを磨き、暗殺者として認められたイヴは、ある殺しの仕事の中で、亡き父親に関する手がかりをつかみます。父親を殺した暗殺教団の手首にあった傷が、倒した敵にもあったのです。それが長く封じ込めていた記憶を呼び起こし、彼女の心に深く沈んでいた復讐の炎に再び火を灯すのでした。
まず彼女は、コンチネンタルホテルへ出向き、支配人のウィンストンとその忠実なコンシェルジュのシャロン(ランス・レディック)を頼り、父親の復讐に立ち上がろうとします。しかし、暗殺教団とルスカ・ロマは、はるか以前から相互不干渉の休戦協定を結んでいたのです。
復讐心に燃えるイヴは立ち止まることなく、教団の拠点に単身で乗り込んでいきますが、裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)が現れるのです。
●解説
その伝説の元殺し屋の復讐劇は、愛犬が殺されたことから始まりました。キアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィッグ」は、回を重ねるごとに、奇妙な世界設定が追加されることになります。完結編となる一昨年の4作目は、3時間に垂だとする長尺も相侯って、壮大なサーガの風格すら漂っていました。
本作は、父を殺され、暗殺者養成施設(3作目で出てくる)に身を寄せた女性を主人公とする外伝となります。本作を鑑賞する前に、3作目を見ておく方が、ジョン・ウィッグの置かれた立場とイヴとの関係性において余計な疑問を抱かなくて済むことでしょう。
「ジョン・ウィック」の世界観とアクションの様式を受け継いだ作品だけに、全編が長大な格闘、銃撃シーンで占められています。「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」でこのジャンルへの適性は証明済みのアルマスが、スケート靴や火炎放射器を駆使した複雑で激しい振り付けのアクションをこなし、復讐に燃える主人公の気性の荒さを体現しました。
クライマックスに登場するキアヌ・リーブスのさすがの存在感、オーストリアのハルシュタットなどロケーションの素晴らしさも際立ち、「ジョン・ウィック」の冠に恥じない出来ばえとなりました。
アクロバティックな身体アクション、先端的でありつつ時代錯誤的な舞台装置。ウィッグ映画の魅力は、先般ひとまず有終の美を飾ったトム・クルーズのミッション・インポッジブル(MI)シリーズに通じます。信念ゆえに自らの組織に反抗するヒーロー像も同じです。ただ国際平和という至上命令を完遂せんとするトム的正義が向日性に拠るとしたら、一匹の愛犬のためなら捨て身の報復を厭わないキアヌ的正義は背日性に深く根を下ろしているといえそうです。
トムなしでMIは成立不可能でしょう。ならキアヌなしのジョン・ウィツクの世界はどうでしょうか?人気シリーズのスピンオフへの挑戦に、立ち向かうのはアナ・デ・アルマス。亡き父の敵討ちという彼女の動機づけは分かりやす過ぎますが、忍術の里のごとき刺客者村の住人全員に襲撃されるという展開。新米の殺し屋なのにいくら何でも強すぎるとか突っ込みどころはいくつもあるし、感情的な深みは皆無です。
アクションも、氷が敷き詰められたダンスホールでの格闘、スケートシューズによる即席ヌンチャク芸など、荒唐無稽すれすれの体技で健闘しています。
前半、火と水のイメージを駆使した映像詩人タルコフスキーがさり気なく言及されていた。最後の壮絶な「放射」対決の伏線と考えるのは、穿ち過ぎでしょうか。
●感想
シリーズが発展させてきた銃 (ガン)を使った格闘術「ガンフー」を駆使する力強いアクションは健在で、女性を主人公に据えたことで戦い方はより多彩に。ジョンと同じ組織で暗殺術をたたき込まれたイヴは、銃はもちろん、皿やスケート靴など身の回りの物全てを武器にして敵を迎え撃つのです。
華麗と言うよりは体重や重力をしっかりと感じさせる動き方と、自身も少ながらぬダメージを負いつつ敵を一人ずつ倒していく執念。せりふに頼らずともイヴの肉体から復讐という行為の業の深さと、それを選んだ覚悟が立ち上ります。アクションでの語り方を熟知した描写がさすがの見応えでした。
レストランでのシーンなど、イブがさまざまなアイテムを駆使してチートもありのアクションで見せていく展開に興奮しました。
ほぼスタントに頼っていないというアルマスのキレのある動きを見ているとスピンオフ以外での活躍にも期待してしまいます。続編もアリのような展開でしたね。予想以上にリーブスの登場シーンがあったのもうれしかったです。
但し、本作でジョンの役割はイブの暴走を止める役割だったはず。場合によっては殺害も予定されていました。それなのに、いつの間にか彼女に加勢してしまうのは、いくら同じ組織の同僚ではあるとはいえ、いささか説明不足に思えました。
公開日 : 2025年8月22日
上映時間:125分
時は来た!それだけだ。
クソ面白い
荒波の中、もがきながらも己の進路を選べ
「後半面白い」
隙だらけで危なっかしいけどそこがいい!
このシリーズのルールを認識してから観るべし‼️❓
アクションも舞台装置も千変万化
キアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック」シリーズの5作目にして、スピンオフ作品でした。と言いつつも、個人的にはシリーズ初見。従ってジョン・ウィックにお目に掛かるのも初めてでしたが、何せ純度100%のアクション映画なので、特段前作を観ていないから分からないというお話ではありませんでした。
そんなジョン・ウィック初心者の私ですが、とにかく驚いたのは登場人物の殆どが殺し屋集団の一員であり、文字通りノンストップでアクションシーンが続きました。よく”緩急”を付けるということがありますが、本作の場合”緩”の部分はなく、”急急”がずっと続く流れでしたが、アクションのバラエティがふんだんで、全く飽きが来ないのが凄いところでした。
シリーズ全体の主役であるジョン・ウィックですが、本作の主役はイヴ・マカロ(アナ・デ・アルマス)。子供時代にやはり殺し屋の父親を殺されて敵討ちをする女性でしたが、殺し屋としての特訓だけでなく、バレリーナとしての特訓もさせられるところがミソ。バレイも一流、殺し屋も一流という設定が本作の特長であり、最大の魅力でした。
そして真打ジョン・ウィックも一番の山場で登場。組織の掟を破ったイヴ・マカロを成敗するために派遣されたものの、そこはキチンと”仕事”をするジョン・ウィック。というか、凡百の殺し屋との格の違いを見せつけて実にカッコいいお姿でした。
とにかくアクション=殺人の連続でそれがバラエティに富んでいるほかにも、田舎の古城みたいな建物、都会の高級ホテル、そして山奥の町全体など、屋内屋外を問わず舞台装置もバラエティに富んでいる上に重厚感があり、本当に観ていて飽きませんでした。
そんな訳で、本作の評価は★4.2とします。
「ブレードランナー2049」
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