バレリーナ The World of John Wickのレビュー・感想・評価
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続編を期待せざるを得ない魅力たっぷりな作品
8月も下旬となり、公開作品も「夏休みムード」がようやく弱まりつつあります。と言うことで、今週はまずレイティング「R15+」の本作をチョイス。今回は(『ジョン・ウィックシリーズ』の)スピンオフ作品ということで「復習」はしなくてもいいかとも考えましたが、結局は前日までにシリーズ4作を観直して挑むことに(ま、嫌いじゃないんで)。ちなみに本作は(映画.comの解説にもある通り)シリーズ3作目にあたる『John Wick: Chapter 3 - Parabellum』とのクロスオーバー。一部シーンは既出の場面を目線を変えて見せたりもするため、細部を忘れているのであれば事前に観直しておくとより楽しめると思います。逆にシリーズ未見だと、メインキャラクターの存在や「(この世界独特の)ルール」などが解っている前提で説明なく進みます。そのため、アナ・デ・アルマスの魅力で十分に画はもちますが、さすがにストーリーはチンプンカンプンだと思いますのでご留意を。
幼くして父を目の前で殺され、打ちひしがれた様子のイヴ(ビクトリア・コンテ/幼少期)。ニューヨ ーク・コンチネンタルホテルの支配人・ウィンストンによる保護の後、「ルスカ・ロマ」のディレクター・アンジェリカに預けられたイヴ(アナ・デ・アルマス)は、殺しのテクニックを磨きながら成長して「暗殺者」となります。初めの「仕事」こそ躊躇や戸惑いもあってスマートさに欠けますが、それから2か月もすると相手の攻撃による負傷に溜息し、憤まんやるかたない態度で無慈悲に殺しまくる変貌に「天性」を感じさせます。スタイルとしてはジョン・ウィックと比べるとガン・アクションはやや少なめ。「Ballerina」のイメージ通り、優雅でありながらも機敏な動きで手持ち武器(本来の用途でない使い方を含む)を手当たり次第に繰り出す様は、期待通り素晴らしくて大変に見応えがあります。勿論、フルコンタクトのアクションもしっかりと重みを感じて痛々しく、シリーズお馴染みの長回しアクションシーンも、あまりにスムーズ過ぎて観ているこちらが呼吸を忘れそうになるくらいの連続アクション。まさに圧巻です。
なお、話の展開やそもそもの対立構造についてもある意味で「本シリーズクオリティ」が保たれており、或いはファンでなければ納得いかないかもしれませんが、そこはこの世界観における「ルール」として受け入れさえすれば楽しめるはず(?)。敵の人数は増えても武器自体は過剰にインフレさせずに収め、アクションそのものに注力させるための必要な「お約束展開」と解釈すれば素直に楽しめると思います。そして何より、アナのアクションに続編を期待せざるを得ない魅力たっぷりな作品に仕上がっています。大変楽しめました。
なぜゆえに 殺し屋の教育に バレエなのか??
SWAN LAKE
正直、まだ続くの?また?とマンネリ感は拭えない気持ちだったけど、上映初日に劇場へ、しかもプレミアムシート(笑)
これが予想以上に面白かった♪
アナが殺し屋を演じると知って、ニコニコしてキュートで華奢な彼女には、いや合わないって思ってたけど、これがバッチリとハマってた(笑)
イメージ変わった(笑)
けっこう残酷な殺し方するんだけどね(笑)
マシンガンのように息もつかせぬように放たれるバッキバキのアクションの連続です。
日本刀に手榴弾に火炎放射器と、いろんな武器が出てきます。
映える美しい雪山などロケーションが素晴らしくて、妖しいライティングもスタイリッシュ。
また、キャスティングが嬉しかったノーマン・リーダースがカッコ良くて、不良っぽくて渋くて声しゃがれてて、好きなタイプの俳優です。
これで、このシリーズも新陳代謝できましたね。
続きを観たい。
キアヌは今の髪型より短い方がカッコ良い(笑)
無計画で無謀過ぎ
父を目の前で殺された幼いイヴは、伝説の殺し屋ジョン・ウィックを生み出した組織ルスカ・ロマでバレエのレッスンの他、格闘技、銃などの殺しのテクニックを磨き、暗殺者として認められていった。ある殺しの仕事で倒した男に、父を殺した男の手首にあったクロス傷が、その男にもあった。コンチネンタルホテルの支配人・ウィンストンを頼り、父親の復讐に立ち上がったイヴだったが、教団とルスカ・ロマは、以前から相互不干渉の休戦協定を結んでいた。復讐心に燃えるイヴは、教団の拠点にたどり着いたが、裏社会の掟を破った彼女の前に、伝説の殺し屋が現れ・・・さてどうなる、という話。
父を殺され、タイガーマスクの虎の穴の様な組織でレスリングじゃなくバレエと殺し?を仕込まれたイヴが父親の復讐をしようとするんだけど、まず、バレエは何の関係があるんだろう?
足先から血を出してまで特訓したのは何だったんだ?
そして、いくら父親の復讐をするといっても、あまりに無計画、無謀過ぎた行動にちょっと白けた。
何度も殺されそうになったし、最後もジョン・ウイッグに助けられてたし。あんな殺し屋居るか?と観ててガッカリだった。
確かに、アナ・デ・アルマスは可愛くてアクションも良かったけど、ストーリーが・・・。
キアヌ・リーブスはチョイとしか出演してなかったが、やはりカッコよかった。
アナ・デ・アルマスのファンで彼女を観たいなら良いけど、そうじゃなかったらオススメしない。
ジョン・ウィックが「何しに来たのオジサン」になってる(笑)
「ジョン・ウィック」のスピンオフです。私はそれに気がつかず、映画予告で火炎放射器VS消火ホースのシーンをジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)とイブ・マカロ(アナ・デ・アルマス)がやりあっているかと思い、二人が全編通して戦い合うのかとワクワクして観に行ったのですが、スピンオフのせいか、ジョン・ウィックが出てくるのは序盤と終盤だけ。しかもオーラが無く、活気も無く、終盤の登場は「なんか、現場に行けと言われて来たんですけど」くらいな登場感で、「ちゃんとわかって来てる?」としか映りませんでした(笑)。そう思えたのは、もうここまででお腹一杯なほどイブが戦いまくって、イブの世界を作り上げてしまった後だったからかもしれません。
可愛い女の子(もう「子」と言っては失礼?)が機関銃やナイフを持って無双するのが好きなら、問題無く&ゲーム感覚で楽しめるでしょう。無双できる特訓シーンを見せ、無双させるための理由を作り、無双を続けられる都合良い武器入手のシナリオ立てで、アナ・デ・アルマスさん(と、そのスタントさん)は最後まで良く動き、頑張りました。一方で手榴弾で人体が飛び散るシーンが散見(残酷死はアジア系役者多)されます。スプラッター映画とまでは言いませんが、苦手な方は注意が必要です。
ハードル上げすぎた。
ジョン・ウィックのスピンオフと言う事で期待して鑑賞。
ジョン・ウィックシリーズが良すぎたからなのか、ちょっと思ってたほどでは無かった。
ジョンは1作目から最強の殺し屋として登場していたので、強いのは解る。
でもイヴは殺し屋になりたてなのに、世界中に怖れられてる組織を一人で(ジョンがちょっと手助けしてたけど)壊滅出来る訳無いよね。
それほどの組織なのに、人数は多かったけど実力者は一人も居ないし。
ルスカ・ロマなら簡単に潰せそうじゃん。
あと、姉ちゃん必要だった?
サラッと暴露してアッサリ退場しちゃったけど。
初めて使うスケート靴、あんなに上手く使いこなせる?
何年も使い続けたかのように何の迷いもなく使いこなしてた。
でも発想は面白いね。
ジョン・ウィックのスピンオフでは無く、単品の作品としてならそこそこ面白いと思いました。
火炎放射合戦面白かった。
お皿合戦面白かった。
シャロン観られて良かった。
続編有りそうなかんじで終わったけど、無くても良いかな。
ジョン・ウィックの続編が観たいです。
背中に刻まれた羽を広げて舞え!
幼い頃、手首に刻まれるX傷跡のある組織の男に父を殺された過去を持つイヴ・マカロの話。
組織「ルスカ・ロマ」にて殺しの基本を学び暗殺者の道を選び12年後、とある仕事で殺した相手の手首にX傷、伝を辿り調べればルスカ・ロマと休戦協定中の組織(教団)、…関わるなというディレクターの言葉を無視し父の復讐へと組織の拠点へと向かうことになるが…。
「ジョン・ウィック」スピンオフ作品、とりあえず子役から12年後へのキャスティング完璧でしょ!主演の美女は誰だっけ?って調べればノー・タイム・トゥー・ダイの彼女か!
この彼女の美貌とアクション、相手に食らいつく諦めない目、イヴを止めに来たジョンウィックとの殺り合い、格上相手と分かってても諦めない姿にゾクゾクした!
ほぼ流れ放しのBGM、シーンシーンで変わる音楽がまた効果的に効いてて観てる私を熱くさせてくれる。
とりあえず中盤辺りでクソ面白すぎて続編観てぇ~、途中でいいから終わってくれないかなぁ~何て思ったら、ラスト「標的」にされちゃって…ありますね続編!超期待!!
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8/26 ~2度目の鑑賞~
主演の彼女の美貌と熱い戦いにやっぱ面白い!2回目観て解ったのは…終盤ラストの高台から援護するジョン・ウィック、初鑑賞の時はなんだかんだ言っても援護に回ってあげていい奴くらいに思ってたけれど…あくまでも時間オーバー(0時00分)した際にあの高台からイヴを射殺する為にいたのね!火炎放射器持った男を殺る前に時計を確認して23時56分だから男を殺した、イヴと約束したルール内だけで動いてたのね彼は。
配信はすぐされるかもだけどBlu-ray買う!
スピンオフとして「ローグ・ワン」レベル
オルゴールほしい
公開初日初回モーニングショーで観てきたよ。しっかりジョンウィックシリーズの雰囲気そのままでかっこいいアクションシーンが観れたので満足。面白かった!
父親が殺されて復讐する…っていう、とっても簡単なストーリーなので頭は使わない。イヴ(アナ・デ・アルマス)の殺し屋修行を見て、初仕事請け負ったら自分と同じような境遇の父娘に出会って、そこから父親殺した奴を殺しに行く。その間イヴは何人も何人も銃やら刃物やら色々で殺すんだけど、投げられたり飛ばされたりもするので骨か強い子だな〜って思いました。
ジョンウィック(キアヌ・リーブス)は後半ちょこっと出てくるけど、なんかもう仙人ぐらいな貫禄でちょっと助けてくれたりもする優しい男でした。好き。
ラストの方で火炎放射器みたいなのと消火ホースみたいなのの戦いが始まって、なんかちょっと面白かったです!人が燃える描写好きだから楽しかったな〜
ノーマン・リーダス生きてて良かった!お友達もバレリーナになってて良かった!って平和に終わるかと思ってたら今度は自分に賞金賭けられて終わってました。まあまあまあまあ…まだまだシリーズ続きますよね!楽しみに待っとこ。
森羅万象…積むのには時間が掛かる。然し、瓦解する時は一瞬。
父を殺された女性の復讐譚。
殺ったら殺り返されるが暗殺道…修羅の道!
てか、
今作のヴィラン?
【教団】と渾名されるアサシン村さぁ、、
アレって…【西洋版の忍び里🥷】みたいでしたね。
って云うより、まんまアサシンクリードか!😁
それこそキ〇〇ト教が一国の長よりも権力があり、政に迄ああだこうだと口出しして、独断で法すら改悪出来てたウン百年前の中世に、邪魔者や異端者を人知れず暗殺する為に出来た…的な🤔
ホント好きだよねぇぇ〜🤣🤣
ハイ!大好きです!
頸だけ落としても、ヒドラの様に新たなアタマが生えてきて、不毛な殺し合いは収まらない。
主人公の事情や復讐なんて、村の子供たちには知ったこっちゃないワケで…
パパンやママンを殺された怒りと憎しみを滾らせて、
10年もしない内に彼女の前に現れる…復讐の輪舞曲🤞
てか、スタッフにワンピのサンジを好きな人が絶対いるやろ!
ディアブルジャンプ!
殺しまくりですね。
単体としてなら楽しめる
大好きなJohn Wickシリーズのスピンオフという事で初日に観てきた。
予習して観に行きたい方は3を必ずと押したいところではあるが正直うろ覚えでOK
ドラマも観なくてOK
この作品、スピンオフとして観ずに単体作品として観ればアクション好きは大好きな作品になるだろう。
私もそう。
安定のド派手なアクションに心が躍る。アドレナリンドバドバでる。
JW4で褒め称えた武器演出含むカメラワークが今回も活かされており、とても見応え満載だった。
実際にデジタル処理でなく使われた演出が多く感じた。
今回は女性がメインなので女性ならではの演出が活かされていてよかった。今まで観てきた女性メインのアクション映画の中ではダントツ1位で素晴らしいアクションだったと思う。
アナ・デ・アルマスも007ボンドガールの時はアクションと言えないぐらい酷かったのに、今回は魅せるアクションが素早く、美しく、力強く、沢山勉強したんだなと思った。
音響もクリアに聞こえるところやぼかすところの強弱がしっかりされていてよかった。通常で観たので分からないけど、Dolbyならもっと響きそう。
またシリーズ初登場のノーマン・リーダス。さすがTWDシリーズの人気者を演じただけある。キレのあるアクションと裏腹に魅せる表情が切なくて好みだった。まさに殺し屋という設定が似合っていた。
JW3で出てきた『ルスカ・ロマ』は説明は特に無く考察するしかなかった組織。そんな組織の一部を知ることができるので、色んな意味も込めてまたJW3が観たくなるというのもある。
⚠️🚨ここからネタバレ込み🚨⚠️
なぜ私が単体で観たら面白いと言い続けるのか。これには理由がある。
JWが好きな人たちにとっては「????????」となるだろう。
そして広告に写って予告にも出てきている本シリーズの長、
John Wickよ…お前は誰だ…
ファンなら絶対この気持ちわかる。
もう一度言う、お前は誰だ…
この作品のせいで時系列無茶苦茶、矛盾しまくりの世界を生み出してしまったのだ。
マルチバースのアースいくつなんだよと思う展開にツッコミ満載だった。
そして絶対出てくるよなって思うところでしっかり登場。面白味、ZERO〜
追放されたんじゃなかったんかよ!というか追われてる身のはずだろ!お人好しか!と突っ込みたいが、そのせいで時系列一気に壊れる。
エンドロールでプロデューサーの名をみて納得。でしゃばりすぎなんだよ!!!
そしてジョンウィック三大要素とも言えるクラブシーン。ここを舞台に演出したいがために無理矢理捩じ込んだと思われる脚本にため息が出る。シリーズものだから絶対に入れたいは分かるが、なあなあ過ぎて無駄演出になっておりとても残念だった。
そして、やっと本家の初仕事と思われるシーンはカットされて終わったシーンのみ勿体なさすぎる。バレリーナ要素のアクションも欲しかったなあ…
敵の設定は、今までに無く、ものすごく面白いと思った。だが設定の割にキル数を増やすための道具にすぎず、この世界の皆が無法地帯すぎて恐れて協定を結んできた敵なのに、結局今までのJWシリーズと変わりなく、うじゃうじゃ出てくるだけ。シリーズの中で一番雑魚だったと思う。勿体なさすぎる。設定が守られていたレストランが一番ピークだったと思う。
あと敵ボスとウィンストンの顔似すぎ!!
その為“ただアクションを楽しみたい”なら面白い作品。JW4に匹敵するアクションだったと思う。
JWファンは覚悟を決めて観ることをオススメします。
これはイヴの物語であると同時にジョンの物語でもある。だってイヴはかつてのジョンだから。
先行レビューにジョン・ウイックシリーズを一つも観ていなくても楽しめる、というのがあったがとっても残念な話である。おそらくそれだと10分の1も楽しめていない。これから本作を観る方はまず既存の4作品にぜひ目を通すことをお勧めする。すべて配信で観ることができるはず。
「コンセクエンス」のレビューに書いた。4作目でシリーズが一応の決着をみているため、今後は若き日のジョン・ウイックを描くスピンオフ作品がつくられるのではないかと。それはある程度、的中していて、本作のイヴはジョンの若き日の分身である。
二人とも暗殺教団の出身であり、教団内のいざこざで孤児となった。そして二人ともルスカ・ロマで育てられ戦闘者としての教育を受けた。異なるのはジョンはベルリンのルスカ・ロマにいたのに対し、イヴはニューヨークだったこと。それはニューヨークのルスカ・ロマの首領たる「ディレクター」の表の顔が劇場経営者であるから。イヴは戦闘者と同時にバレリーナとしても育てられるのである。
二人はシリーズ3作目「パラベラム」で一度、すれ違っている。懸賞をかけられ世界中の暗殺者に追われたジョンが逃げ込むのがニューヨークのタラコフスキ劇場でここでジョンはタトゥーの入ったバレリーナたちをチラリとみる。この中の一人がイヴだったという設定。良くできているよね。
ちなみにジョンの背中にはラテン語のタトゥーが入っているがイヴの背中にも文字と天使像が。文字は「tene bris」だけ読み取ったけどこれは暗闇と言う意味になる。タトゥーはルスカ・ロマの一員である印であるらしい。
ジョンもイヴも、復讐のために、システムを逸脱して、そのために懸賞をかけられることとなる。つまりイヴはジョンの再生産というか同じ道を歩いていることになる。だからジョンがイヴに対して共感を持つのは当然なのである。
ところで数行前にシステムって書いたけど、これはジョン・ウイック世界の面目躍如たるところで、裏社会の構成要素である「首席連合」「コンチネンタルホテル」「ルスカ・ロス」等が共存共栄のために作り上げた約束事の体系ということになる。
ここがジョン・ウイックシリーズの最も楽しいところで、壮大な虚構システムがきちんと組み上がって語られることを享受できる。
だから「バレリーナ」だけなんて言わないで、他の作品も観ていただいてこの世界観を一緒に楽しみましょうよ。
イヴの背中の文章「Lux In Tenebris」の意味を知りたければ、「ヨハネによる福音書」第1章5節をググってみてね
2025.8.22 字幕 MOVIX京都
2025年のアメリカ映画(125分、G)
『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ作品
父の復讐に燃えるバレリーナを描いたアクション映画
監督はレン・ワイズマン
脚本はシェイ・ハッテン&エメラルド・フィネル
原題は『From the World of John Wick: Ballerina』で、「ジョン・ウィックの世界から:バレリーナの章」という意味
物語は、ヨーロッパのとある場所にて、組織から逃げるハビエル(デヴィッド・カスタニェーダ)とその娘イヴ(Victoria Comte、成人期:アナ・デ・アルマス)が描かれて始まる
複数人が海から屋敷に侵入し、そこで銃撃戦が始まってしまう
イヴは隠し部屋に隠れるものの、父の危機に際して声を出してしまい、組織の主宰(ガブリエル・バーン)に見つかってしまった
その後、父は屋敷に仕掛けた爆弾を起動し、何とか娘を逃すことに成功した
警察に保護されることになったイヴだったが、そこにコンチネンタルホテル・ニューヨークの支配人ウィンストン(イアン・マクシェーン)がやってきた
彼はイヴをコンチネンタルに招き、そこでルスカ・ロマのデイレクター(アンジェリカ・ヒューストン)に遭わせた
イヴはルスカ・ロマと共に生きることを決め、そこから暗殺者としての修行は始まっていく
それから12年後、修練を積み重ねたイヴは最終段階まで駒を進めていく
指導者のノギ(シャロン・ダンカン=ブルースター) に鍛えられたイヴは、最終試験として、元ルスカ・ロマのペトラ(Rila FUkushima)と相対することになった
その試験をクリアしたイヴは、ようやく初めての任務を言い渡されるのである
映画は、ジョン・ウィックの生きている世界線の物語になっていて、そこで父を殺されたイヴが暗殺者となって復讐を果たそうとする様子が描かれていく
父を殺したのはオーストリアの山奥にある村を牛耳っている「教団」で、その主宰が黒幕となっていた
イヴはその地で生まれ、本来ならば教団の暗殺者となるはずだったが、運命とは皮肉なもので、不干渉相手のルスカ・ロマの暗殺者になっていた
彼女が暗殺者になるのは彼女自身の選択であるものの、主宰はそれは運命だと言い、イヴの敵は自分自身だと言い放つ
彼女はそれを否定し、劇中で偶然絡むことになった少女エラ(Ava Joyce McCathy)をその道から救うことになったのである
基本的にサクサクと殺していくアクションものなので、それをどれだけ堪能できるかという作品になっていた
イヴ自身が軽量の女性のために、男に投げ飛ばされまくるのだが、異常なタフさで何度も復活を果たしていく
殺し方も色々と凝っていて、本作の見どころと言えば火炎放射器対決だろうか
主宰の右腕であるデックス(David Robert Maaser)との対決があるのだが、ぶっちゃけ「スタントマン大変だなあ」と思って見ていた
誰も怪我しなかったのかな、と不安になってしまうほどで、火炎放射器でトドメを刺すシーンもエグいし、手榴弾で木っ端微塵にしてしまうシーンも結構ある
なので、このテイストを楽しめる人にとっては十分な仕上がりになっていると感じた
スピンオフとしても可もなく不可もなくといったところで、ジョン・ウィック(キアヌ・リーヴス)もガッツリ登場するし見せ場も十分にある
彼がイヴに肩入れする理由はわからないが、主宰との直接対決をさせることを重視していたので、そのための援護をしているのだろう
最終的に主宰をどうするかというのがイヴの最終決定となっていて、それは教団の的になる覚悟を持つかどうかというところにかかっていた
そして彼女は選択をして、ダニエル(ノーマン・リーダーズ)に追加された賞金よりも高額なものが賭けられることになったのである
いずれにせよ、劇場で楽しむ作品となっていて、ゲームのように人が殺されまくる映画となっている
R15+は残酷シーンのレーティングなので、間違ってもイヴのエッチなシーンを期待してはいけない
微塵にもそう言ったシーンは皆無なので、ある意味振り切っているようにも思える
ちなみにハビエルの背中に刻まれていたのは「Vincit Qui Se Vincit(自分自身を制する者が真の勝者である)」という言葉で、イヴの背中に刻まれたものは「Lux In Tenebris(暗闇の中の光)」だった
これは新約聖書の「ヨハネによる福音書」第1章5節に由来するものだが、そこに字幕がないのは不親切だなあ、と思った
全374件中、341~360件目を表示
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