劇場公開日 2025年8月22日

「想像以上にジョン・ウィック」バレリーナ The World of John Wick MAKOさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0想像以上にジョン・ウィック

2025年8月26日
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キアヌ・リーブスの出演シーンも顔見せ程度なんだろうなと思っていたら、ちゃんとストーリーに食い込んでガッツリアクションもしていた。
そろそろ60歳か。頑張ってんなぁ。
ま、ジャッキー様の年齢を考えれば、まだまだイケるでしょ。(笑)

主演のアナ・デ・アルマスさんは過去作を幾つか観てはいるんだが、全く記憶に残っていない。抜群に美人だが、映画の華としてあるだけの女優というイメージだった。
本作撮影時は35歳くらいか。ずいぶんお若く見えるしそれだけでも流石ハリウッド女優ですが、アクション映画主演でしかもジョン・ウィックの後を引き継ぐというのは半端ないプレッシャーとトレーニングの日々だったろう。
あのハル・ベリーをゴリゴリのアクション女優にしたチャド・スタエルスキのアクションチームに指導を受けるというだけで、その覚悟は半端なものではなかったろう。

結果キアヌ・リーブスに引けを取らないアクションを披露して、「ジョン・ウィック」の世界の女殺し屋を見事に演じて見せた。素晴らしい女優さんだ。
イマイチ名前が売れていないせいか、本国での興行収入もイマイチだったようだが、それでもこのキャスティングで正解だったのだと思う。

キャスティングといえばこのシリーズはアクション好きをニヤリとさせる、流石チャド監督、分かってんなと思わせるキャスティングが最早お約束になっているが、今回自分がおおっ!と驚いたのは勿論ノーマン・リーダスでは無い。謂わば1面のボスとして登場した韓国人俳優チョン・ドゥホン氏だ。この方は俳優兼アクション監督で、ボクシング映画のアクション監督をするにあたりプロボクサーのライセンスを取得して、試合にまで出場してしまったというどうかしているレベルのアクション馬鹿だ。
本作でも最初の1発の蹴りで達人である事が伝わるキレとカッコ良さだった。もっと見たかったなぁ。
少しでも気になった方は是非「シティ・オブ・バイオレンス−相棒−」を観てください。お気に入りの1本です。

嬉しさのあまり話が少し逸れました。
本作はシリーズ5本目だというのに、まだこんなアクションの見せ方が有るのかと驚かせたり、毎度の事ながらクライマックスの舞台が見事だったり、ザクザク殺し合ってるのに何故か和やかなBGMが流れてちょっと笑えたり
と、マンネリ化しない創意工夫も尋常じゃありません。
キアヌ主演で次作も有るようだし、それならきっと本作のイヴも絡んで来るでしょう。ドニー主演のスピンオフも予定されてるというし、まだまだこの " 石を投げれば殺し屋に当たる世界 " で楽しむ事が出来そうです。

チャド監督頑張って!
俺の為に。

MAKO
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