「火炎放射器が大活躍するアクション映画に駄作なし!」バレリーナ The World of John Wick くまねこさんさんの映画レビュー(感想・評価)
火炎放射器が大活躍するアクション映画に駄作なし!
「バレリーナ:The World of John Wick」アナ・デ・アルマス主演、ジョン・ウィックシリーズのスピンオフ作品をTOHO錦糸町で鑑賞。
シンプルなストーリー、ド派手な銃アクション、ソードアクション、痛そうな殺し合い…リアリティーよりもエンタメに振り切った世界観に満足。
深みなど不要、分かりやすさも大切。
(あらすじ)
孤児を集めて暗殺者とバレリーナを養成するロシア系犯罪組織:ルスカ・ロマ。
幼い頃に父親を殺された少女イブ(アナ・デ・アルマス)は、ルスカ・ロマで殺しのテクニックを磨き、父親の復讐に立ち上がる。しかし裏社会の掟を破った彼女の前に、あの伝説の殺し屋が現れる…。
アクション系作品が続くアナ・デ・アルマスが主演というのが良い。仮に超美人のオルガ・キュリレンコが主演になるとB級C級臭がするから主役選びは重要。
生き別れとなった妹との、予想もしなかった再会と別離はイブの孤独感をさらに深めるシーン。
ルスカ・ロマという組織の描写からジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)の出自、素性が少しだけ判明したのは収穫。
特に素晴らしかったのは、武器を発見した際、イブがCool!って漏らすシーン。こんな火炎放射器の使い方初めて見た。火炎放射器が大活躍するアクション映画に駄作なし!(本作で特に素晴らしい箇所の一つ)
次の暗殺ターゲットとなる賞金が上がっていく殺人ビジネスは第3作「ジョン・ウィック パラベラム」での展開をベースにしたもの。イブを殺せば賞金が激増する展開は直ぐに読めてしまったが作品の方向性は適切だと思う。
ラスト、バレエ劇場から足早に逃げてくイブの姿は、かつてのジョン・ウィックの姿に重なる。スピンオフ作品もやがてはシリーズ化する可能性もあるかもしれない。
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