カウントダウンのレビュー・感想・評価
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自発光&自発熱する物は危険でしょう
廃棄物収集所で発生した火災と、そこでみつかった放射性物質に対処する消防隊と専門家と政府の話。
1996年の事故の様子で登場人物の相関を軽くみせた後、2007に廃棄物収集所で火災が起きて巻き起こっていく。
ファンと義弟の拗れた関係とか感情優先な態度とか、ありがちだけれどなんだかね…と思っていたら放射性物質がーとか致死量の放射線がーとか言っているのに根性論みたいな感じも見え隠れ…そんなアホな。
しかも完全にムダ死に選ぶヤツがいる展開って、いくらなんでもリアリティに欠けるよね。
責任者の保身とか判断の遅さ、そしてそんな事情は知ったことか!な正論を述べるファンの苛立ちと葛藤とか、鬼気迫る現場の様子は良かったけれど…根性論が先に立っているからか、都度都度の放射線量の状況とか危機感がわかりにくかったり、泣かせどころ演出がまどろっこしくてテンポを乱すし、これだけの尺を使っておいて、しかもフィクションなのに終盤字幕でストーリー補完って…。
面白かったけれど、もうちょいスッキリ上手く作ってくれたらと勿体なさを感じた。
上映館が少ないのは
観客約25人
間に合うのか⁉︎間一髪!手に汗握るパニック映画!…かなと思うよね。ポスターと題名見たら。
それが、それほどでもないのよねえ。余計なシーン、不要なエピソードが多くて、間延びしているのだ。
だいたい、カウントダウンといえば、爆発とか殺されるとかでしょ?ところが、本作では「雨が降り出すまで」なのよ。なんだかまぬけだなあ。
大衆向けの娯楽作なのに上映館が少ないのもむべなるかな。
アンディ・ラウ全く衰えず!
香港映画のレジェンド、アンディ・ラウの新作ということで恐る恐る観に行きました。
かえって若返ってない?というくらいの迫力に狂喜仰天。
カレン・モクも変わらぬ美しさに加えて深みをました演技が見事でした。
香港、中国の古今の有名俳優オールスターキャストで描かれるパニック映画です。タイトルは原題の方が雰囲気がでています。
中華映画のお家芸、仲間の強い絆を描いています。
パニック映画って手に汗握る緊迫感が売りで、背景はまぁ辻褄があっていればどうでも…というところがあるのですが
この作品は事件の発端そのものが香港の置かれている国際的状況のリスクを炙り出すもので見ごたえがありました。
作中で触れられるブラジルの事件同様に、香港だけでなくどこの国でも起こり得るリスクに改めて気付かされました。
特撮やら、話の流れやらでまぁツッコミどころは色々あるのですが
珍しい香港製パニック映画ということで、息をもつかせぬ迫力に魅了された2時間半でした。
なんだかロングランヒットの予感がします。
何処の国も機密文書は黒塗り
定型のディザスター映画
絵に描いたような定石通りのストーリーで安心して観ていられる。逆にいえば想定の斜め上をいくような意外性はない。この手の映画は大画面、大音量ありきなんで劇場鑑賞をオススメします。
そもそもセシウム137ってガンマ線の放射線被曝の危険はあるが水に触れるだけで爆発(しかもあれじゃ核爆発)はしないんじゃないかとか、鳥がバタバタ落ちるような線量の環境下で活動できるのかとか、あれほどの大規模作戦をあの短時間でできるのか、などという設定レベルでの疑問というか突っ込みどころは多々あるが、そのへんの映画IQを下げて観ればまあ楽しめる。「アルマゲドン」を「感動」して「泣ける」レベルまでIQ下げといてください。
杜撰な管理で発生する災害。それが外的要因で雪玉式に拡大して行く。対策アドバイザーの主人公と義弟の現場消防士との確執、主人公と娘の関係、倒れて行く消防士たち、決死の封じ込め作戦の失敗、最後の起死回生の大作戦のトラブル、事故の背景の汚職、などなど定型のシチュエーションが漏れなく詰め込まれています。ただもうひとひねり欲しかったな。(先月観た韓国作品「プロジェクト・サイレンス」はそういったところが良くできていた)
あと、出来の悪い邦画みたくやたら泣かせようとするクサい演出はいかがなものか。
現実の事故は作品中にも出てきた「ゴイアニア被曝事故」で調べてみてください。
残された時間は90分
スケール大きい惨事
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