劇場公開日 2025年9月26日

「期待度○鑑賞後の満足度◎ 限られた容疑者の中から犯人を見つける所謂クローズド・サークル・ミステリーの変型。小説と違って読み返せないので目(映像)と耳(台詞)を総動員させて犯人捜ししましょう。。」ブラックバッグ モーさんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 期待度○鑑賞後の満足度◎ 限られた容疑者の中から犯人を見つける所謂クローズド・サークル・ミステリーの変型。小説と違って読み返せないので目(映像)と耳(台詞)を総動員させて犯人捜ししましょう。。

2025年10月10日
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鑑賞方法:映画館

①基本的に犯人捜しの話なので、どういう組織とか、持ち出された「モノ」はどういうモノかとか、はどうでもいいことはないけれども余り拘る必要はない。
こういうタイプのミステリー(限られた容疑者と、容疑者を一堂に集めての質問、それぞれへの聞き取りを通して犯人を突き止める)には、私の好きなアガサ・クリスティでは『ひらいたトランプ(Cards on the table)』や『5匹の子豚(Five little pigs)』等があるけれども、本作では探偵役のジョージの奥さんも容疑者というのがひねった設定。

②顔ぶれを見れば何となくラスボスが誰がわかるけれども、恥ずかしながら最後まで犯人は分からず。小説と同じでもう一度観直したらどこにふくせが有るのか分かるんでしょうね。
ただ、マイケル・ファンスビンターとケイト・ブランシェットの大物2人に比べて他のキャストがどうしても小物に見えるので誰が犯人でもいいわ感が拭えず(負け惜しみでは無いんですけど…)

③ケイト・ブランシェットもさすがに老けてきたかとやや厚化粧気味だが(顔は弄っていないと思うが)、さすがに颯爽とした立ち居振舞いは観ていて気持ちいい。

モーさん