劇場公開日 2025年6月13日

「コメディがちょっとくどいかも」ヒットマン リサージェンス おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0コメディがちょっとくどいかも

2025年6月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

予告は目にしなかったのですが、とりあえず前作がおもしろかったので、本作もちょっとだけ期待して公開二日目に鑑賞してきました。

ストーリーは、かつて国家情報院のエージェントで今は漫画家となったジュンが、エージェント時代をネタにした漫画のヒットで脚光を浴びるが、その後のシリーズは酷評され、追い詰められたジュンは悪党側の視点で描くことを思いつき、完成した漫画をネットに公開すると、直後にその手口にならった犯罪が実際に起き、ジュンは事件への関与を疑われていくというもの。

元要員である漫画家という設定を生かして、本作も全編にわたって楽しく描かれています。自分の描いた漫画によって窮地を招くという点は前作同様ですが、今回はそれ最大限に生かして逆に敵を出し抜こうとするアイデアがおもしろいです。

また、あいかわらず国家情報院がポンコツすぎて、他国のことながら心配になるレベルでおもしろいです。少なくとも無能の次長だか局長だかは即刻解任したほうがよいです。ただ、鬼教官・ドッキュも現エース・チョルも、女性がらみとはいえ前作より格段におマヌケに描かれており、やりすぎ感がくどくて逆に笑えないのが残念です。

一方で、前作では夢想で無双の妻・ミナが、今回は過去が暴かれ、リアルに暴れたのはGOOD!普段の美しさに対して、怒った時の口の悪さと容赦ない暴力で見せる振り幅の大きさが笑いを誘います。娘のガヨンちゃんもかわいく成長しています。もちろんアクションの見せ場もあり、ほどよく入れながらクライマックスに向けて盛り上げる展開も悪くないです。

コメディもアクションも、全体的にベタにベタを重ねたような印象が拭えませんが、そういうものだとわかってみていれば楽しめるのではないかと思います。とはいえ、自分のツボにハマらなかったのは残念です。どちらかというと前作のほうが好みですね。

主演はクォン・サンウで、本作でもジュンをコミカルに演じています。脇を固めるのは、チョン・ジュノ、ファンウ・スルヘ、イ・イギョン、キム・ソンオ、イ・ジウォン、チェ・ジウら。

おじゃる
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