映画「F1(R) エフワン」のレビュー・感想・評価
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燃え"続ける"者たち
最初から最後まで、燃え盛る火柱が貫いてゆく感覚に襲われる大傑作。
奇しくも、ワンス・アポン〜、セブン、ファイト・クラブでブラピに対する予防が万全となっていた僕は、端の端まで吸い尽くす勢いで映画館へ向かいました。
でも、そんなのはお構い無しのフルスロットル・ストーリーが、容赦なく僕を斬りつけました。
ほんとにすごかった。「フォードVSフェラーリ」でも感じた、美しい人間讃歌が、僕の涙腺を崩壊させました。
もう走ってはいけないと診断されていたソニーは、それでもレースの中で死んでも構わない、と言い切りました。これはもう神様なんだなと。
藤井聡太四段や大谷翔平など、各界の神様に近いものを感じました。
ブラピの人間臭さが非常にいい。ピットインからピットアウトまで、息つかせぬカオスな状況が続きます。
ルーティンのひとつのトランプカード。
さいごにブラピが微笑みながら見ていたカードはなんなのでしょうか。
ラッキーナインだ、と言っていたので9なのか
ジョシュアを看破し、ケイトと一夜を過ごしたきっかけとなったKなのか
もしかしたらそれはなんでもいいのかも。
レースに勝って、ふとカードをみたとき、思い入れもなにもないカードだったと気づいて、思わず微笑んだ、なんてオチもまたいいと思うんです。大切なのはカードがあるかないか、
仲間の助けがあるかないか、
全てを上回るスピードがあるかないか
空を飛べるか飛べないのか?
ほんとうに観てよかったです。人生の折々に、なんども見返したい一作になりました!
昔のF1ファンに
今のF1は観ていないです。しかし、セナやシューマッハ、中嶋悟の時代に手に汗握ってTVを観ていた世代は結構楽しいかと。
何故ならF1特有のルールを上手く利用してチームのもう一人のドライバーに勝たせる。自分はベテランで勝てそうにないけど、若手有望の彼ならマシンは今ひとつでも、ルールの特異性を利用して(イエローフラッグやレッドフラッグ時は再スタートが変則)上の順位を狙えるなんていうのは昔から知っているファンにはニヤニヤさせられる案件かと。
楽しめた3時間弱でした。
王道上等!
王道は感動しますね
最初はソニーが一人で走っていて
だんだん人が増えて
最後はジョシュアが皆と走ってそこにソニーが……泣ける!(笑)
レースの最後
ソニーがゾーンに入った時
私はBGMなし心音のみで無音でも良かったんじゃないかと思いました
英語ではF1と約さずに
フォーミュラ1と言うんですね
ソニー死ななくてよかった(笑)
少年ジャンプかよ!っとツッコミを入れながら
思っていたよりもずっと面白かった。
エンターテイメントに徹して製作されていることが、潔くて素晴らしいです。
ブラッド・ピットが型破りでズル賢いドライバーを演じていて、割りとステレオタイプの物語なのだけれど、レースシーンに迫力があって、そんな細かいことは頭の隅に行ってしまいます。(追い出せはしないけれど)
ハリウッドの四大法則。
友情、愛、困難、勝利。
少年ジャンプかよ!っとツッコミを入れながら楽しみましょう。
(゜o゜)\(-_-)
ブラピの渋い魅力が爆発❗️
やはりブラピはカッコいいの一言に尽きます。単にヒーロー的カッコよさだけではでなく、今回は年配者の頑固さや素直になり切れない不器用さも加味されています。
まあ気になるところはいくつかあります。
レースの戦術的駆け引きやチームの連携を、素人の私は面白く見たのですが、実際のF1とは随分違うとのご意見も散見されます。
また、女性ダイレクターはブラピオーラに負けて隷従しちゃった(頭を肩に乗せて、もたれるシーンはちょっと)とか、タイヤのプロはメンツを潰されっぱなし、最後は若者が勝つシナリオにすべきで、全部いいとこ持って行くのはやり過ぎやろとか。
でもいいんです。これでいいんです。
一匹狼が負け犬組織を変えていく、久々に80〜90年代のハリウッドの王道テイスト。四の五の言わずにスカッとした爽快感を皆が映画館で味わえる。何部作の何作目とかではなく、単純明快一話完結。
スターのスターたる映画なのです。
期待以上
というかそもそもF1?ふーんって感じだったけど「トップガン マーヴェリックチームが集い...」の文句に誘われて。
瞬きする間もないくらい面白かった!
サーキットの上を滑るように走ってるドライバー目線がすごく良かったな。F1初心者だからこそ良かったのかも。
ストーリーも簡単で、少し恋愛あり事故ったけど復活し、最後は去っていく、、、読めるストーリーだけど全然飽きなかった。
今年観た中で1番かも?
来年の鈴鹿GP行こうかなーと思って調べた😁
ロマンの塊、ツッコミ満載。ブラピもコーナー突っ込み過ぎ❗️
好きなレーサーを虚実合わせて言うと、アイルトン・セナとケン・アカバです。
所謂F1オタクでした。でもサーキットでレース見た事無いです。
あっ鈴鹿サーキットは行きました。遊園地とゴーカート乗りに。
でも生レース見てませんごめんなさい。
だから、くどいレビューです。
題名通りまんまF1の話で、それこそ撮影前から情報は知っていて、撮影中も実際のレース期間の後とかを使って行ってたので、楽しみにしてました。
現代F1では本来レースで滲み出す筈のドライバーの個性や人間性が見えにくくなり、Netflixなどの配信でキャラ売りで補完してます。
そのおかげで、かつて無いほどアメリカ人気は上がってるそうです。(おかげでこの映画の企画も実現した。アメリカには独自のレースが確立してて人気があり、F1なんて知らん状態が長かった。アメリカ人ドライバーも少ないし)元々貴族性の高いヨーロッパ中心の閉鎖世界から脱皮を計ってるとも言えます。
その流れの中での本作だと思います。
ロマンティックでファンタジーなF1でした。
印象的には90年代どころか70年代ぐらいのお話を現代F1でやってるので、ムズムズしました。
ブラピは好きですが、やはり60歳でF1はちょっと無理があったかな〜現代F1舞台では。
なんせ今や17歳が乗ったりしますから。
今の世知辛いF1では奇跡は起こりません。
30年離れてたドライバーにF1のライセンスは下りません。
でもブラピだから下りるかも知れません。
ロマンがあります。
びっくりしたのは、ブラピの若い頃のF1での事故映像でした。まんま実際のマーティン・ドネリーの事故でした。ただセナとトップ争い中ではありません。確か1990年の予選中の事故でした。黄色ロータス最後の年で、トップ争いできる代物ではありませんでした。
車体真っ二つでシートごと放り出された姿は、そのまんまドネリーで、足があらぬ方向に向いているのもそのままです。良く許可が出たなぁと思ったら、エンドクレジットでドネリーに謝辞が送られてました。ホワッとしました。許可したドネリーの懐の深さとモータースポーツ愛に。
流石、トップガンマーベリックのスタッフだけに、ドライバー目線の映像は良かったです。
ただそのまま迫力があるとはいえ、その後マシン正面のカットに変わるのはリアル感を削ぐ結果になって無いかと思いました(コレ誰目線?と思ってしまう問題)せめてミラー越し視線からマシン正面に繋いでくれたらなぁとか思いました。それがシームレスに繋がってたらもっとテンション上がったのに〜とか思いました。
コレまた時間が合わなくて、IMAXではなくSCREEN Xで鑑賞したのですが、レースになるとぽわーんと広がる視界が一回目はまあ良しとして、繰り返すごとに気になりました。
相性なのか貧乏性なので、上下のカットされた部分が損した気分になります。
大体、視線を中央に固定して初めて効果を発揮するので、へそ曲がりの私には向いてません。
IMAXの様にスクリーンの隅々まで解像度が高い方が、細かいディテールを楽しみたい者向きです。もっとちゃんと時間合わせて観ますごめんなさい。
細部で云うと本物を参考にしたであろう四つのタイヤの温度管理システムモニターとか、今のF1を感じさせるモノが見れたので、ちょっとテンション上がりました。
風洞(スケールモデルで空力を測るやつ)は割と小さめで、実際のヤツはもっととんでもないらしいし、
シュミレーターはちょっとリアルよりエンタメよりかなって思いましたが。
さて肝心のストーリーですが、前述通りロマンが溢れて、ツッコミ満載です。
ここまでくると、現代F1を批判してるんじゃないかと邪推しました。
現代F1だけでは無く他のスポーツにも言える事ですが、細かいルールに縛られて競技性を失ったり、それこそメディア対応を含めて、スマートでスクエアな人物が求められる風潮なので、ブラピ扮するソニー・ヘイズの破天荒キャラは皆無です。
颯爽とサーキットにでっかい荷物掲げてピットロードを歩いて現れて擦ったもんだの挙句、優勝して表彰台に立つけど、トロフィーには触らずプレス対応もせずにさっさと着替えて去るなんて、ロマンの塊です。
60年代から70年代にかけて活躍した最強の未勝利ドライバー、クリス・エイモンばりのカリスマドライバーで、挫折を味わい心に傷もありながら、破天荒な様でストイックにレースを愛し続けて、飛ぶ様に走る男で超イケメン。
そりゃモテるでしょう〜ロマンが服着て歩くどころか、激走するんですから。
まあ、実際初めてチャンピオンになった時の勝利寸前にゾーン入り、飛んでる様に感じ鈴鹿のラストラップに神を見たと語ったアイルトン・セナもロマンの塊でしたが。
とにかく今のF1は、細かいルールが増えすぎでダイナミックに欠けてて、おまけに品行方正なドライバーを求めすぎてて不満なところに今作ですので、きっとプロデューサーに名を連ねる現役ドライバーのルイス・ハミルトンの意向もあったのかも知れません。
最後トップ争いをする中にハミルトンが入ってるのは忖度かな〜レッドブル絡まないし。
元々百鬼夜行の世界で、胡散臭い輩も多いし政治的駆引きもF1の一部なので、そう言う所も少し感じさせるエピソードがあるのもハミルトンの意見だったら面白いなあ
去年2024年が舞台なので、ハミルトンはメルセデスでフェラーリで無いし、今年走ってないドライバーがチラチラ映るのも仕方ない。
今レースでヘイズの走りをすると直ぐに審査が入って10秒ペナとかを受けます。まあ一応審査シーンはありましたが、空気を読んでユル目でした。
ラストのレース展開で、争いの中ブラピのアクシデントでレッドフラッグが振られてレース中断、残り3周だったか仕切直して再スタートはまだアリですが、ブラピがトラぶってピットに戻るタイミングとレッドフラッグ掲示のタイミングがよく分からなくて、無茶苦茶後続車が離れてない限り、戻る間に普通なら大きく順位を落とす筈です。順位を落とさず再スタートにつける事はあり得ないです。
まあ劇中初めて見た❗️奇跡だ❗️って言ってましたから奇跡なのでしょう。
私も奇跡だ❗️ロマンだ❗️と思いました。
もうツッコミ満載、ロマン満載です。
じゃあダメなのかって言うとアリです。
こんなF1だったら日本でもまた人気でるだろうなあ〜
実際ブラピとはいかないが、結構イケメンいますよ〜
でもロマンは足りません。
愚痴ですが最近のルールがダメです。
ここで言う事では無いけど、なんだよトラックリミットって!ワイドに走って何が悪い!速けりゃ良いんだよ!(ごめんなさい愚痴です)
息切れするほどツッコミまくって楽しめました。おかげで今や古典F1マンガの、赤いペガサスを読み返すつもりです。
ブラピってなんでこんなかっこいいん?
これぞハリウッド映画!という感じ!
ところどころにその要素を感じて
ニヤッとしてしまった。
ブラピももう60代のはずやのに、
あのちょっといたずらっぽく笑うあの
感じにやられてしまう。
かっこよすぎやろー!
あっという間の2時間半やった。
F1好きも、まったく知らない人にも
どちらでもいけるように努力された作品らしい。
F1レースのリアリティが詰まっててすごい。
Netflixの栄光のグランプリを観てきたから
実際の選手や監督等がいっぱい出てくるのも楽しい。角田もチラチラ出てた!
プロデューサーとブラピで全チームに説得にまわったらしい。熱意がすごい!
カメラワークも映画界にも革新的な技術らしい。
いやすごいわ、技術の進歩。
最弱チームとなって、
フェルスタッペンやハミルトンと戦った気分!!
映像も音もむちゃくちゃかっこよくて、
そりゃ高評価なるのも納得!!
あとハンス・ジマーの曲かっこよすぎやし、
世界観にめちゃ合う!やっぱ好きやわ!
改めてF1はチームスポーツであり、
戦略戦であり、極限にまで引き出された
マシンと人間の体力と知の総合戦であることを
体感させられた。
F1だけでなく、モータースポーツ界全体を
盛り上げようとしてる気がした♫
これぞスクリーンで観るべき作品!満足!
ハリウッド王道エンタメを突っ走れ!
監督もプロデューサーも脚本も撮影も音楽も、メインスタッフは『トップガン マーヴェリック』チーム。
主演はトム・クルーズではないが、双璧を成すスーパースター、ブラッド・ピット。
と来れば、作品も自ずと想像出来る。
多様性求められる昨今のハリウッドに於いて、逆にこういう作品こそ新鮮になった。
ハリウッド王道も王道のエンタメ。
空から地上に舞台を変えて。F1の世界を突っ走る!
『トップガン マーヴェリック』好きなら嫌う要素は無い。話も設定もほとんどなぞっている。
レジェンドのカムバック。そのやり方は型破り。
ルーキーとの衝突。そのルーキーも生意気だが、腕はある。
チームや理解者との関係、存在。
挑戦、挫折、葛藤、再起、絆…。
弱小チームの奮闘。そして己も、再び栄光を掴め。
劇中の台詞でもあったが、90年代に戻ったかのよう。
しかし決してそれは、時代遅れなどではない。
昨今ハリウッドのエンタメは、VFX多用のヒーロー映画がほとんど。決して嫌いじゃないが、生身のアクションとスターの魅力溢れる作品が少なくなった。
多少ナルシシズムを感じても、日本映画とは次元違いのカッコ良さ、面白さ。あの頃のハリウッドは今だって、私たちの憧れ。
やはり私たちは、こういうハリウッド・エンタメが見たかったのだ。
その中心に立つスターは、ブラッド・ピット。
『トップガン マーヴェリック』『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』のトムのカッコ良さは尋常じゃねぇが、本作のブラピのカッコ良さも尋常じゃねぇ。
衰えぬ若々しさ、色気、チョイワル感、年齢を増した渋さ、Tシャツが悲鳴を上げている肉体美…。極め付けはラストシーンのキラースマイル。ろ、60ですと…?!
ブラピも元々二枚目路線ではなく個性派路線を好むが、作品によって何を求められているか“分かっている”。
ブラピファンの皆様、お待たせしました。皆が見たかったとにかくカッコいいブラピです。
ルーキーのジョシュア役のダムソン・イドリスはほぼ初めましてだが、ブラピと堂々渡り合うW主演。
若さ故の自意識過剰で、地位や名声に固執。ブラピ演じるソニーを老人呼ばわりし、顔を合わせる度にクラッシュ。
よし、そんな時は恒例のビーチで半裸でバレーだ! …はしなかったけど、次第に育まれていく師弟/バディの絆は分かっていても熱い。
ケリー・コンドンは『イニシェリン島の精霊』の時とは見違えるほどいい女っぷり。
ハヴィエル・バルデムも巧助演。尚、二人の中年男の青春劇でもある。
レースシーンのド迫力は言うまでもない。
ブラピたちキャストは数ヶ月のトレーニングを経て実際に操縦。『トップガン マーヴェリック』でも使用されたカメラをさらに小型化して座席に。『トップガン マーヴェリック』同様、“本物”の走り。
カーレース映画の醍醐味である音響や編集は是非とも劇場大スクリーンで体感を。スピード感溢れる映像やハンス・ジマーによる音楽が興奮をさらに加速させる。
『オンリー・ザ・ブレイブ』からの熱きドラマ、『トップガン マーヴェリック』で培った臨場感。ジョセフ・コシンスキーはこの道を走り極めていって欲しい。
マシンやレースには詳しくないが、聞いた事のあるマシンやサーキット名も。日本の鈴鹿サーキットも登場したね。
現役F1ドライバーも出演。
これらレースファンには堪らんだろう。
興奮迸る最高の走りを見てるだけでも充分なのだが、不謹慎な言い方になるかもしれないが、カーレース映画にはもう一つの山場がある。
大事故や大怪我。
実話を基にした『ラッシュ/プライドと友情』や『フェラーリ』でもゾッとするような大事故や大怪我があった。
カーレースはただカッコいいや興奮だけではない。常に死や危険と並走。それを忘れていけない。
では何故、そんなリスクを犯してまで走るのか…?
いちいち言うまでもないもないが、
ライバルを超えろ。自分を超えろ。ただただ走りたい。
芸に生き、芸を極め、芸に死ぬ『国宝』。
走りの世界に生き、走りを極め、それで死んでも本望。
何か一つの事に全てを捧げ懸ける生きざまは、どうしてこうも熱くさせられるのか。
固い絆を結んで。
チーム一丸となって。
全ての舞台が整い、己との勝負にも挑む最終レース。
結果は期待通り?意外にも?ソニーが一位ゴール。
悪くはないのだが、ジョシュアが優勝し、お膳立てたレジェンドからルーキーへハンドルを渡す…という方が個人的には見たかった。
かつて掴めなかった栄光にリベンジを果たした…と見れば、これはこれで感慨深い。
才あるルーキーにはこれから何度もチャンスはある。これで終わりじゃない。
興奮も見応えも満足度も振動を伴って伝わってくる。
歴代のレース(『グラン・プリ』『栄光の5000キロ』『栄光のル・マン』『ラッシュ/プライドと友情』『フォードvsフェラーリ』『グランツーリスモ』etc)といい勝負。
今またここに、名レースが完走した。
これを見て、トムは早く“デイズ・オブ・サンダーII”に乗りたくてウズウズしてるだろうね。
そうかな
うーん、面白い?どこが。
主なストーリーはトップガンマーベリックをF1に摺り移したような感じだけど、トップガン…のように気持ちは乗れず。
血気盛んなルーキーと変わり者ベテランのぶつかり合いののち、分かり合い友情を結ぶありがちなもの。
トップガン…は主人公が独断でテスト飛行(?)を成功させた辺りからグッと心を捕まれ、ラストまで波に乗っていったけど、本作ではそうはならず。
チームに参入した直後の主人公の自己中な暴走から、急にチームプレイに徹しだしたのも違和感。
とにかくブラピをカッコよく見せようと必死なところも興醒めだった。
レースの面白さが良いです。
ソニー(ブラッド・ピット)は、結局違反スレスレのところで勝負をきかせる男でした。
でも、それは勝ち行くため、友人ルーベン(ハビエル・バルデム)のため。
友情熱き物語と思います。
ソニーの相棒にあたるピアス(ダムソン・イドリス)は、はじめは作られたルーキー、マネージャーの言いなりでバエウケを狙ったりしてますが、事故以降「走る」ことに目覚め、ソニーに信頼をおき成長していきます。
ただ、優秀なエンジニアのケイト(ケリー・コンドン)は、ソニーに「私はクルーとは関係を持たない」と言ったすぐに…‥。個人的には、そのくだりいる?と思いました。映画としては必要なのでしょうが、別にそれがなくても信頼関係は演出できたと思うし、必ずしも男女の関係が必要かと言えば、そうでもないでしょう?と思っちゃうのは、いかがでしょうか。
そのシーンが物語の展開の邪魔になることはありません。
二人の関係があることがチームの足を引っ張ることもありません。
ソニーの(ルーベン以外の)良き理解者というスタンスでの関係描写だとしても、そうしないと関係性に納得されないのでしょうか。
個人的なコダワリだとは思いますが、男女愛がなければ物語は成立しないのでしょうか、などと感じました。ソニーとケイトの信頼関係は「私は関係を持たない」と拒否していても築けるように思えたし、仕事上で男女愛が優位に立つように見えて、ありきたりなモノを見せられたと、レースシーンがかっこいいだけに、レースシーンで盛り上がれるだけに、疑問を感じました。
果たして(自分は)そこを見たかったのでしょうか。
よくあるエンタメ映画……のアップグレード版
『地上版トップガン マーヴェリック』と鳴り物入りで公開された本作。公開から一週間経ってしまったが期待して鑑賞。
普通に面白い映画でした。ただ迫力以外の面では『普通』の域を超えない。映画館ゆえの迫力を含めて☆4。家で観るなら☆3.5が良いとこだろう。
まず、キャラは良い。いわゆるご都合主義が過ぎる主人公も、ブラピの貫禄で納得しちゃう。パートナーである若き天才の子供っぽさも、独りよがりではなく彼なりにチームのプロポーションに責任感を持っていたり、というところが好感が持てる。チームのオーナー、代表者などそれぞれキャラが立っていた。
ところで、チーフメカニックの女性。この方の意気は応援したいし背景には共感する。が、必要以上にセックスアピールをした挙句主人公と関係を持つ理由はわからない。というか必要ない。これはハリウッド的必要性と思うしかない。
メカニックの中にいる女の子も、これ見よがしにミス(?)し主人公にフォローされる。個人的には可愛らしくて好きなのだが、映画としてどんな必要性のあるシーンなのか? こうして責められる現場で女性も頑張ってるよ? そこで上り詰めたのがチーフメカニック?
非常にくだらない。F1の世界の厳しさを削ぐシーンだったように思う。(じゃあこれがどんな性別、人種なら良かったのか、と言われると難しいが、主人公の女好きがノイズになっているのかもしれない)
映像の迫力は素晴らしい。没入感も前評判通り。が、車好き、F1好きとしては物足りないかも。
肝心のレースシーンで、大迫力のBGMがかかるのだ。曲は良い。盛り上がる。でもエンジンの音、スキール音、ブレーキの軋みを体感させて欲しいという立場なら、それは不要だ。せっかく本物にカメラを載せているなら、本物そのままの音を聴きたかった。車に興味のない層へのサービスに感じたし、一緒に観た人に感想を聴くと効果的ではあったようだった。
脚本も単純で、かつてF1で夢をあきらめた男が再び戦い、これからの若者やチームメイトに希望を持たせる内容だった。かなり言葉が足りないとは思うが、これ以上修飾することに意味を感じない。この映画は迫力(+ブラピ)を楽しむものだ。
まとめると、撮影、迫力は素晴らしく、キャラデザも良いがメインのストーリーがありきたり。敢えて『トップガン マーヴェリック』と比較するなら、前編にあたる映画がない分薄くなってしまったこと、そして戦闘機の立体的な戦闘に比べてF1のレースは平面的で画面の変化に乏しかったとこが大きいかもしれない。
とはいえ私もF1には疎く、漠然と(周回遅れってどうなるんだろう)(ピットってどういうところまで対応できるんだろう)思っていたことが大きな戦略性をもって見れたことは非常に興味深かった。
続編の話もあるらしいが、もしあれば観てみたいと思う。
コックピットにいるみたい!!でも長かった!!
先週までずーっと鬼滅シアター見てたせいで、長丁場のエフワンは後でゆっくり見よう、と1日3本のうちの3番目に見たせいか、
すみません長さに勝てず途中うつらうつらと。。(涙)
途中、若手のドライバー(ジョシュアさん?)が怪我したシーンを見逃してしまい。。
なんかいつの間にか若手ドライバーがブラッド・ピットをリスペクトしていて、スタッフを連れてランニングするのを自ら引き継いでいて、
練習走行も、同じ条件にして何度も試していて
「しまった、若手の彼がブラッド・ピットの役の人を次第にリスペクトする過程、経緯を見逃した〜〜!!」と思いながら後半見てました。
レースの再現での観客たちとか花火とか、製作費凄いことになってるんだろうな〜〜と思いつつ、
ブラッド・ピットが腕立て伏せとかやってたので、トップ・ガンのトム・クルーズを見た時も思いましたが「何歳になっても少しでも筋トレして、少しでも動ける体力作りはしていこう!」と思いました。
ちゃんと見れてたらきっとラスト凄く感動したと思うけど、途中少し寝てしまったので星は4に留めました。
それにしても座席は前のほうのブロックを選びましたが、画面のカメラ目線が運転席にいるみたいだったので、自分がマシンのコックピットにいるみたいでそこはとても良かったです!!!
ピットの世界観かっこいい
車のことも、F1のことも詳しければ
もっと楽しめたんだろうなぁ💦と
もったいない気持ちになりました。
チームで何かを達成させるために
一丸となって逆境に立ち向かうのは
胸が熱くなるし
ソニー(ブラッド・ピット)の破天荒ながらも
生き方がかっこよすぎて
ピットクルーのリーダー
ケイト(ケリー・コンドン)同様
メロメロズキュン💕
おトムもかっこいいですが
個人的には100万倍ブラピ派です(笑)←どーでもよいw
JP(ダムソン・イドリス)の若さによる
横暴な態度や傲慢さがソニーの言動から
色々学んでいく、成長していく姿もいい。
男の子って、こういうの好きなんでしょう? しかし、その男の子は戦国時代だったら、もう死んでもおかしくない50代以上に限るけどNE!!
男なら一度は憧れるブラピ主演で、かなりの確率で外さない鉄板でお勧めできる映画ばかり制作している「 プランB」 が冒頭にクレジットされて、
脚本がトップガンの人( 米国版リングの事は許してやろう) 、何もやっても面白いブラッカイマー制作( パールハーバーは許さない!絶対にだ!) 、音楽がハンス・ジマーって、貴方、何ですか?この豪華すぎるメンバーは?
小銭が欲しくて、反社のATMの出し子をやって、二年ばかり刑務所に入って、刑期を終えて、ルンルン気分で出所した奴が、シャバに出て、
吉野家特盛からのー? 一蘭ラーメンをハシゴしてからーの? シメに、コメダ珈琲で、カキ氷の大盛りを食べるくらい豪勢な( 察しがいい方はお分かりでしょう。俺は貧乏だ ) フルコースのような豪華な映画!!
このメンツで、失敗作が出来るワケがない!
まー、あれだ!ロートルの戦国時代だったら、死んでいる年齢のブラピと、生意気な若造が、ブラピをディスりまくるも、
無駄に長生きだから、メタルスライムを引きまくって経験値が高いおじさんにギャフンされちゃった若造が、反省して、ブラピおじさんと共闘するも、暴走して、死にかぶって...、
ん?何だ、これ?トップガンと同じ内容じゃんw
昔は、テレビで、F1 とか、世界ラリー選手権とか、パリダカールラリーとか、やってたけど、やらなくなったんだよねー。
セナとか、カルロス・サインツとか、コリン・マクレーとか、ユハ・カンクネンとか、SUBARUのインプレッサとか、ランチア・ストラトスとか、ルノー5( サンク) とか、男の子が好きなモノばかりだったのに、見れなくなっちゃったんだよなー。
↑ 30代以下の、カーレースチェリーボーイには分かるまい。
ブラピが、セナが死去したレースで大怪我してから、復帰して引退しないで、チームに所属して、いい成績を上げていて契約を継続しないか?という、誘いを頑なに断り続けて、寅さんのように渡り鳥を続けているのだが、これは映画後半でその理由が分かる。泣かせる理由なんだよね、これが?
ブラピが、レース前に、親子で撮られている写真の前で、自分の腕時計を置いて、トランプのカードをズボンのポケットに一枚入れる儀式も、きっと、
13才で、✖️✖️だ、✖︎✖︎✖︎さんが持っていたモノなのかなと想像が出来る。
特殊な才能がある人って、他人には理解しがたい、儀式があって、靴は左足から履くとか、キムタクみたいに、必ず、腕時計を右手にはめるとか( この理由は、利き腕に時計をはめる事で争いを避ける為だとか) あるんだけど、
その儀式にずっと縛られているブラピが、トランプをポケットに入れ忘れた時の悲劇とか、その儀式を最終レースでは...の件は、やっと、トラウマを克服したのが分かる、ちょっとイイ話しであった。
ブラピを自身の弱小チームに誘うオーナーが、バビエル・バルデム、ググってみたら、ペネロペと結婚していていた...。チックショー!僕らのペネロペを取りやがって!許さん!
でも、大丈夫!俺には佳✖︎様が...( SPに殺されるので自粛)
もー、兎に角にも、ニンともカンとも、どこにも無駄な所が無い完璧な映画だが、長すぎるので、映画が始まる二時間前から、食事は禁止!上映中も、水分を摂ると、お手洗いに行きたくなるから、水分も禁止!アテント履いて鑑賞するがいい!
まぁ、俺が球技は全く興味が無いのと同じで、カーレースに興味が無い人にはワケわかめだろうけど、一言で言うと、
トップガンの戦闘機が、スーパーカーになっただけの映画だ!
↑ おい
お勧めです!!
ブリティッシュな皮肉のないレールの敷かれた直線番長アメリカン F 1物語
ヒーロー映画にも通ずるところがある
起承転結がはっきりしてると言うか
アブダビの辺りから寝てたから正直内容はよくわかってません
ですがブラッドピットを十分に堪能できる映画だと思います。
にしても御年61歳なのに若々しいなあ
カズがプレミアリーグで得点王になるようなお話だった
あるいは野球の大谷がサッカーのワールドカップに出て得点王になるようなお話だった
壮大すぎて最後の花火がCGに見えるくらい凄かった
公式から公認取ってるだけあって特別出演も豪華です
と言っても誰が本物のレーサーかよくわからんけど
実況もトップには触れず最下位争いしてるブラピ演じるソニーとJPのデッドヒートばかり実況してる
それにしてもよく事故る映画
江戸の華が火事だとするなら
F 1 の華は事故とでも言いたいような
そして事故やトラウマを乗り越えるといつだって何歳だって人って成長するよね☺️🙌
ブラピファン生涎の♥シーンもあったりのなかったり
予算かけまくりの🤬🤬映画だったからなんか満足です
むしろ字幕もいらないぐらい
映画グラン・プリのモンツァのオーバルやスパ・フランコルシャンもランニングコース?として出てきますイエイ✌
ドリヴンを再評価する時がきた
F1を題材にした作品といえば、ドリヴンがある。
先に言っておくとドリヴン肯定派だ。F1とはこういうものだというのがステレオタイプだが大筋分かるし、エンタメに振り切っている。
レース映像は映画用に撮影したものではないが、実際のレース映像を編集しそれっぽくうまく見せている。
引退したベテランドライバーが若手のチームメイトになるという筋書きも本作と同じだ。スリップストリームを使ってチームメイトの順位を上げていくシーンも同じだ。コシンスキーはドリヴンが好きなのか?と錯覚してしまう。
また、なにより2時間に収まっている。
F1自体をあまり観たことが無い人はドリヴンの方が何も考えないで観れる分楽しめるかもしれない。(世間的には酷評だが)
本作はF1が戦略的スポーツだというのをかなり突っ込んだ内容になっている。
タイヤ戦略やピット戦略などF1の一番楽しい部分でもあり、一番ややこしい部分である。
慣れていない人からしてみれば何をやっているのかわかりづらいかもしれない。しかし、F1がスポンサードしているからこそ、そこまで突っ込んだ内容に出来たのである。
また、ルイス・ハミルトンやトト・ウォルフがプロデューサーとして参加しており、おそらくAPXGPのモデルはメルセデスであろう。チームカラーも同じ白である。だが、作中にメルセデスは別に存在している。そういった公式や内部の人が制作にかかわっているからこそ、戦略会議や風洞、シミュレーターなど内部のシーンがリアルになるのである。
実在のドライバーはもちろん出演していて、実在のレースの中にAPXGPという架空のチームが紛れ込んでいる点も面白い。主人公に何げなく声を掛けてくるのが実在の人物というのが妙な感じになる。
しかし、このサーキットにはこの戦略というのを理解出来ればいいのだが、その戦略的部分を楽しめないとせっかくのレースシーンもあまり変わり映えのないものに見えてしまうかもしれない。
F1は基本的には上位以外は勝てないスポーツである。
だが、本作のように何かしらのアクシデントで下位チームが上位に挙がってくることがある。そこがF1の面白いところでもある。そこを引き出した本作はコアなファンまで楽しめるものになっていると思う。
意図的にアクシデントを起こしているのは問題外だが...
常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、 二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品
常に若者と主人公の熟練者を鏡にし、
二人を対照的に描くことで光と影を演出し続けた作品
・ストーリー曲線
若者は偽りの栄光から、闇へ落ち、
相対的に熟練者は闇から栄光に近づいていき、
若者は熟練者を参考に、闇から真の栄光へ…
ストリーをざっくり説明すると、こんな感じだがその過程は複雑だ
主人公にはじめ好意的かと思わせた人間は後ほど牙をむき
はじめ邪険に扱っていた人間は、主人公を認めていく
といった人間関係の変化の過程が、予想を裏切る形で行われ見ていて飽きがない。
・キャラクター
作品の中で、主人公の熟練者は、立場の変化はあるが
キャラクターとしての根本は、最初から最後まで何も変わらない。
与えられた課題や、問題を行動で乗り越え周りを認めさせていく
トラウマとの葛藤もあるがそれも自身で乗り越えていき
物語をひたすら引っ張っていく。
若者は、仮初の栄光の中で、それを守ろうと奔走するが
主人公の行動に影響を受け変わっていく。
主人公と打って変わり、
若者は常に心が揺れ動き不安定で、ここでも鏡を意識しているのだと感じられる。
この作品の障害は、すべて若者の成長につながっている。
若者は、ただただ現状に対する不満を周りにぶつけるが、
主人公はただ真摯に問題に向き合い解決する。
そんなの背中を見た、若者も今後問題に当たっても解決しようと努力するだろうと想像できる。
こういった、熟練者の再起と若者の成長という部分は、
受け継がれていく意志を表しており、
こういった営みが繰り返され、人類の文明の発展と栄光を手に入れたと考えます。
そういったいつの時代も変わらないものは人の心を打てるのだと思います。
・最後に気になった点、
なにかとトップガンマーベリックと比較される今作、
映画館でのチラシにも「地上版トップガン誕生」と銘打っており、
会見でブラッドピットが「空はトムに任せる。僕は陸が好きです」
と言っていたが、作品の中、重要なシーンで主人公が
「車に乗ってると空を飛んでいるような気分になるのが最高なんだ(略抜き)」
と言っており、トップガンの方が上という宣言のように感じ笑ってしまった。
マーヴェリックは超えられなかったかな
セナ、マンセル、プロスト、ピケ、そして忘れてはならない中嶋悟の時代をリアルタイムで見ていたから、ものすごく懐かしい人たちの名前が出てきて嬉しい。
プラピも、プラピらしく素敵。
なんだけど、荒くて非難される運転をしている意味がうまく伝わってない気がして、前半?彼はチームにも悪者的に思われているけれど、全てはラストシーンのバレエのような走りに繋がるのだったら、もう少し説明とまではいかないけれど、匂わせても良かったのかなと思いました。
レースが終わった後のプラピのなんとも言えない表情と、バハに参戦する前向きな感じが大好き。
でも、相対としてマーヴェリックは超えられなかったかなっていうのが私の印象です。
でも、充分楽しめます!楽しみました!
臨場感申し分なし!
F1の話だけど、ルールとかゲーム性を学びながら見られるようになってるのが良い。
レースの臨場感すごい。疾走感すごい。
これはトップガンマーベリックを見たときに近いかもしれない。
物語としては裏切り者の登場のところで若干ダレた感もあるけど、後半に向けて飛ばすためにはあのシーンも必要なのかな。
最後のゴール前の演出はとても良かった。手に汗握るというか息をのむというか。
え、勝つんでしょ?違うの?え?え?ってなったよね。
長い映画だけど長くて辛いとは思わない。
見終わったときの満足感はかなりのもの。
メカニック女史置いてさすらっちゃうのはもったいない気もするけど、モテる男はこうなんだろうね。
新人君あれだけ燃えて手のやけどだけで済んだのも信じられないけど。
おもしろかった。
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