「レーサーと言う名のさすらいのカウボーイ」映画「F1(R) エフワン」 シネマディクトさんの映画レビュー(感想・評価)
レーサーと言う名のさすらいのカウボーイ
ラージフォーマットの映画館で観るのが前提のド迫力F1レース映画の決定版で、IMAXで観てよかったです。映画は大音量のサウンドと爆音のレースシーンから始まり、いきなり作品世界にドップリ没頭できます。お話しは、ロートルレーサーが身売り寸前のF1チームの若手レーサーやスタッフを鍛えながら世界各地を連戦していくシンプルなものです。所々主人公の心情や過去が丁寧に描かれ、ふてぶてしく自己中心的のように見えて実はチーム優先で、そのためには後輩に勝ちを譲ることすらする魅力的なキャラをブラッド・ビットがうまく演じています。そのキャラを生かして主人公の反則スレスレのラフプレイや駆け引きにより、迫力があってもともすれば単調になりがちなレースシーンが盛り上がります。レーサーは生き方であり、『またどこかの道で会おう』と去っていく主人公の姿は,牧場を渡り歩くカウボーイのように感じました。役者では、まさにブラッド・ピットの独断場でした。ハビエル・バルデムのダンディ振り、ケリー・コンドンの知性と可愛らしさが一緒になった魅力も素晴らしい。彼女、最近の映画で、狂信的なテロリストの役をしていたんで、ビックリ。
シネマディクトさん、こんにちは!ケリー・コンドンって演技派で凄いですね!「イニシェリン」のコリン・ファレルの妹役でした。F1ではとてもかっこいい役でした!アイルランド俳優!
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