「ロマンの塊、ツッコミ満載。ブラピもコーナー突っ込み過ぎ❗️」映画「F1(R) エフワン」 かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
ロマンの塊、ツッコミ満載。ブラピもコーナー突っ込み過ぎ❗️
好きなレーサーを虚実合わせて言うと、アイルトン・セナとケン・アカバです。
所謂F1オタクでした。でもサーキットでレース見た事無いです。
あっ鈴鹿サーキットは行きました。遊園地とゴーカート乗りに。
でも生レース見てませんごめんなさい。
だから、くどいレビューです。
題名通りまんまF1の話で、それこそ撮影前から情報は知っていて、撮影中も実際のレース期間の後とかを使って行ってたので、楽しみにしてました。
現代F1では本来レースで滲み出す筈のドライバーの個性や人間性が見えにくくなり、Netflixなどの配信でキャラ売りで補完してます。
そのおかげで、かつて無いほどアメリカ人気は上がってるそうです。(おかげでこの映画の企画も実現した。アメリカには独自のレースが確立してて人気があり、F1なんて知らん状態が長かった。アメリカ人ドライバーも少ないし)元々貴族性の高いヨーロッパ中心の閉鎖世界から脱皮を計ってるとも言えます。
その流れの中での本作だと思います。
ロマンティックでファンタジーなF1でした。
印象的には90年代どころか70年代ぐらいのお話を現代F1でやってるので、ムズムズしました。
ブラピは好きですが、やはり60歳でF1はちょっと無理があったかな〜現代F1舞台では。
なんせ今や17歳が乗ったりしますから。
今の世知辛いF1では奇跡は起こりません。
30年離れてたドライバーにF1のライセンスは下りません。
でもブラピだから下りるかも知れません。
ロマンがあります。
びっくりしたのは、ブラピの若い頃のF1での事故映像でした。まんま実際のマーティン・ドネリーの事故でした。ただセナとトップ争い中ではありません。確か1990年の予選中の事故でした。黄色ロータス最後の年で、トップ争いできる代物ではありませんでした。
車体真っ二つでシートごと放り出された姿は、そのまんまドネリーで、足があらぬ方向に向いているのもそのままです。良く許可が出たなぁと思ったら、エンドクレジットでドネリーに謝辞が送られてました。ホワッとしました。許可したドネリーの懐の深さとモータースポーツ愛に。
流石、トップガンマーベリックのスタッフだけに、ドライバー目線の映像は良かったです。
ただそのまま迫力があるとはいえ、その後マシン正面のカットに変わるのはリアル感を削ぐ結果になって無いかと思いました(コレ誰目線?と思ってしまう問題)せめてミラー越し視線からマシン正面に繋いでくれたらなぁとか思いました。それがシームレスに繋がってたらもっとテンション上がったのに〜とか思いました。
コレまた時間が合わなくて、IMAXではなくSCREEN Xで鑑賞したのですが、レースになるとぽわーんと広がる視界が一回目はまあ良しとして、繰り返すごとに気になりました。
相性なのか貧乏性なので、上下のカットされた部分が損した気分になります。
大体、視線を中央に固定して初めて効果を発揮するので、へそ曲がりの私には向いてません。
IMAXの様にスクリーンの隅々まで解像度が高い方が、細かいディテールを楽しみたい者向きです。もっとちゃんと時間合わせて観ますごめんなさい。
細部で云うと本物を参考にしたであろう四つのタイヤの温度管理システムモニターとか、今のF1を感じさせるモノが見れたので、ちょっとテンション上がりました。
風洞(スケールモデルで空力を測るやつ)は割と小さめで、実際のヤツはもっととんでもないらしいし、
シュミレーターはちょっとリアルよりエンタメよりかなって思いましたが。
さて肝心のストーリーですが、前述通りロマンが溢れて、ツッコミ満載です。
ここまでくると、現代F1を批判してるんじゃないかと邪推しました。
現代F1だけでは無く他のスポーツにも言える事ですが、細かいルールに縛られて競技性を失ったり、それこそメディア対応を含めて、スマートでスクエアな人物が求められる風潮なので、ブラピ扮するソニー・ヘイズの破天荒キャラは皆無です。
颯爽とサーキットにでっかい荷物掲げてピットロードを歩いて現れて擦ったもんだの挙句、優勝して表彰台に立つけど、トロフィーには触らずプレス対応もせずにさっさと着替えて去るなんて、ロマンの塊です。
60年代から70年代にかけて活躍した最強の未勝利ドライバー、クリス・エイモンばりのカリスマドライバーで、挫折を味わい心に傷もありながら、破天荒な様でストイックにレースを愛し続けて、飛ぶ様に走る男で超イケメン。
そりゃモテるでしょう〜ロマンが服着て歩くどころか、激走するんですから。
まあ、実際初めてチャンピオンになった時の勝利寸前にゾーン入り、飛んでる様に感じ鈴鹿のラストラップに神を見たと語ったアイルトン・セナもロマンの塊でしたが。
とにかく今のF1は、細かいルールが増えすぎでダイナミックに欠けてて、おまけに品行方正なドライバーを求めすぎてて不満なところに今作ですので、きっとプロデューサーに名を連ねる現役ドライバーのルイス・ハミルトンの意向もあったのかも知れません。
最後トップ争いをする中にハミルトンが入ってるのは忖度かな〜レッドブル絡まないし。
元々百鬼夜行の世界で、胡散臭い輩も多いし政治的駆引きもF1の一部なので、そう言う所も少し感じさせるエピソードがあるのもハミルトンの意見だったら面白いなあ
去年2024年が舞台なので、ハミルトンはメルセデスでフェラーリで無いし、今年走ってないドライバーがチラチラ映るのも仕方ない。
今レースでヘイズの走りをすると直ぐに審査が入って10秒ペナとかを受けます。まあ一応審査シーンはありましたが、空気を読んでユル目でした。
ラストのレース展開で、争いの中ブラピのアクシデントでレッドフラッグが振られてレース中断、残り3周だったか仕切直して再スタートはまだアリですが、ブラピがトラぶってピットに戻るタイミングとレッドフラッグ掲示のタイミングがよく分からなくて、無茶苦茶後続車が離れてない限り、戻る間に普通なら大きく順位を落とす筈です。順位を落とさず再スタートにつける事はあり得ないです。
まあ劇中初めて見た❗️奇跡だ❗️って言ってましたから奇跡なのでしょう。
私も奇跡だ❗️ロマンだ❗️と思いました。
もうツッコミ満載、ロマン満載です。
じゃあダメなのかって言うとアリです。
こんなF1だったら日本でもまた人気でるだろうなあ〜
実際ブラピとはいかないが、結構イケメンいますよ〜
でもロマンは足りません。
愚痴ですが最近のルールがダメです。
ここで言う事では無いけど、なんだよトラックリミットって!ワイドに走って何が悪い!速けりゃ良いんだよ!(ごめんなさい愚痴です)
息切れするほどツッコミまくって楽しめました。おかげで今や古典F1マンガの、赤いペガサスを読み返すつもりです。
もひとつ、
いっちゃいます、、、
私も奇跡だ❗️ロマンだ❗️と思いました。
もうツッコミ満載、ロマン満載です。
↑
とにもかくにも
「ロマン」、「ロマン」
いいですねぇ〜〜
読んでて、なんだか知らないけど
うれしくなってくる気分
「ロマン」って言葉、
いいなぁ〜〜〜!!!
そのおかげで、かつて無いほどアメリカ人気は上がってるそうです。(おかげでこの映画の企画も実現した。アメリカには独自のレースが確立してて人気があり、F1なんて知らん状態が長かった。アメリカ人ドライバーも少ないし)元々貴族性の高いヨーロッパ中心の閉鎖世界から脱皮を計ってるとも言えます。
その流れの中での本作だと思います。
↑
なるほどぉ、
そういえば、アメリカ人名のドライバー、
あまり耳にしなかったぁ、
そういうことかぁ〜
共感ありがとうございました。かぼさんのレビューにも共感しかないです。
ちなみに好きなレーサーはジル・ビルヌーブとネンソン・ピケとケン・アカバです。「赤いペガサス」で描かれたイタリアGPの激闘が今でも忘れられません。あの漫画で「パラボリカ・コーナー」を覚えました。またジル・ビルヌーブの過激な走りやネルソン・ピケの破天荒な生き方はソニー・ヘイズに近いものを感じました。ただヘイズは破天荒なのにちゃっかり「美味しいトコ取り」してる感じがアメリカ的でイマイチだな〜と思ってしまい、僕は乗り切れませんでした。ラストでヘイズがわざとクラッシュしてジョシュアを勝たせていたら、もっと刺さったような気はします。
またかつての恐ろしいクラッシュで、ドネリーさん目線でコースに横たわる映像は何ともリアルでドキッとさせられました。
あと最後にヘイズが追い求め続けていた「領域」に辿り着けたのはすごく良かった。そこが物語の中心として描かれていれば傑作だったんですが。
こんばんは。
かぼさんF1にお詳しいのですね。
私は今のF1はわからないのですが、はるか昔は深夜のテレビ、ワクワクしながら見てたクチですので、かぼさんのレビュー、ニヤニヤしながら拝読しました(^。^)b
共感の嵐です♪
ツッコミ所満載!ロマンの塊!
それで良い!それが良い!
ブラピがカッコ良くてやばかったです(^。^)♡
私は初日に2回!IMAXで鑑賞しました。
サイコーーでしたo(≧▽≦)o
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。