「レースの面白さが良いです。」映画「F1(R) エフワン」 ちえべさんの映画レビュー(感想・評価)
レースの面白さが良いです。
ソニー(ブラッド・ピット)は、結局違反スレスレのところで勝負をきかせる男でした。
でも、それは勝ち行くため、友人ルーベン(ハビエル・バルデム)のため。
友情熱き物語と思います。
ソニーの相棒にあたるピアス(ダムソン・イドリス)は、はじめは作られたルーキー、マネージャーの言いなりでバエウケを狙ったりしてますが、事故以降「走る」ことに目覚め、ソニーに信頼をおき成長していきます。
ただ、優秀なエンジニアのケイト(ケリー・コンドン)は、ソニーに「私はクルーとは関係を持たない」と言ったすぐに…‥。個人的には、そのくだりいる?と思いました。映画としては必要なのでしょうが、別にそれがなくても信頼関係は演出できたと思うし、必ずしも男女の関係が必要かと言えば、そうでもないでしょう?と思っちゃうのは、いかがでしょうか。
そのシーンが物語の展開の邪魔になることはありません。
二人の関係があることがチームの足を引っ張ることもありません。
ソニーの(ルーベン以外の)良き理解者というスタンスでの関係描写だとしても、そうしないと関係性に納得されないのでしょうか。
個人的なコダワリだとは思いますが、男女愛がなければ物語は成立しないのでしょうか、などと感じました。ソニーとケイトの信頼関係は「私は関係を持たない」と拒否していても築けるように思えたし、仕事上で男女愛が優位に立つように見えて、ありきたりなモノを見せられたと、レースシーンがかっこいいだけに、レースシーンで盛り上がれるだけに、疑問を感じました。
果たして(自分は)そこを見たかったのでしょうか。
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